第6話

【カップル2】

不良少女×優等生の少年(#2)



不良「なぁ、いいのか?」


優等生「なんのこと?」


不良「今日クリスマスだろ」


優等生「あぁ、うん。そうだね」


不良「家族と過ごすとか、恋人と過ごすとか、そういう日じゃねぇのか?」


優等生「不良もクリスマスってそういうイメージなんだね」


不良「わ、悪いか!」


優等生「悪くないよ。でも、そういうイメージを持っているならわかりそうなものだけれど」


不良「……なにが?」


優等生「僕が君といる理由」


不良「えっと……」


優等生「えっと?」


不良「……お前、またからかっているな?」


優等生「よくお気付きで」


不良「……まぁ、いいけどな」


優等生「怒らないの?」


不良「怒らないさ。あたしもお前と一緒に過ごしたかったし」


優等生「あ、そうなんだ」


不良「少しくらい動揺しろや!!!」


優等生「可愛いなぁ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る