主要登場人物一覧

*第二部までのネタバレを含みますので、ご注意下さい。

 年齢は、第二部終了時点です。

「この人、誰だっけ?」と思った際に利用して頂ければ幸いです。



■ 主人公を含むメンバー


たか、第一部冒頭での呼び名は「タパティ」、本名不明、年齢不明(20歳くらい?)

 黒目黒髪、黄色い肌の娘。

 記憶を失い、ニーナイ国を彷徨っているところを、神官の息子オダに救出された。

 鷲に恋をする。ほんわかした性格。


わしまたはジオウ。本名はロウ。25歳?

 ヒルディア王国出身。銀髪碧眼、白い肌。長身。

 村の娼婦だった母親に虐待され、殺されかけたところを、絵師デファに救われる。

 絵師の見習いとして育ち、絵や彫刻・皮革細工、高いところに登るのが得意。

 デファが殺され、とびはとの姉妹を連れて逃亡、のちにもずはやぶさの姉妹に出会い、〈黒の山〉を目指す。

 実は、異能力をもつ《古老》の一人。

 精神感応能力と念動力を使えるが、本人は能力を使うことを嫌っている。


きじ、本名はダレイオフ=ケイ。22歳。

 ナカツイ王国出身。銀髪碧眼、白い肌。

 弱い念動と念話が使えていたが、故郷を野盗に襲われ、咄嗟に野盗もろとも家族を殺してしまった過去を持つ。

 以来、武器を持たず、能力は他人の病気や怪我を癒すことにのみ使っている。

 鵙に恋していたが、彼女が死んだ後、妹の隼に恋をした。が、結局ふられた。


はやぶさ、本名はシュン。19歳。

 ヒルディア王国の海辺の寒村で育った。銀髪碧眼、白い肌。出生時に母が死亡。

 父ハンザと〈黒の山〉から来たシュラ、姉の鵙に育てられる。

 父とシュラが死んだ際、〈黒の山〉を目指すよう遺言された。

 姉妹で旅に出て、鷲と鳶と鳩に出会い、のちに雉と出会った。

 鵙と鳶の死後、雉と一時的に恋愛関係になるが、姉を忘れられず拒絶した。

 現在は、〈草原の民〉トグリーニ族の族長トグルと恋仲である。


はと、本名はソウ・リン・ドルマ。10歳?

 キイ帝国とヒルディア王国の国境付近で産まれたらしいが、詳細不明。

 黒目黒髪、黄色い肌。姉の鳶とともに絵師デファに養われていた。

 デファの死後、鷲と鳶とともに〈黒の山〉を目指すが、姉とは死別。


とび、本名はトワ。故人。

 黒目黒髪、黄色い肌。鳩の姉。鷲の元妻。妊娠中に事故により死亡。


もず、本名はマヤ。故人。

 銀髪碧眼、白い肌。隼の姉。



■ ニーナイ国


オダ、14歳。

 神官ラーダの息子。緋色の髪に褐色の肌、空色の瞳。

 砂漠で倒れていた鷹(タパティ)を救い、のちに〈黒の山〉を目指す。


ラーダ

 神官。オダの父。


デルタ

 ラーダの姉、オダの伯母。



■ 〈黒の山〉

 ニーナイ国やキイ帝国では「カーラ」、〈草原の民〉からは「カラ・ケルカン」と呼ばれる。宗教上の聖地。

 ニーナイ、ナカツイ、キイ、草原の国境に位置する。政治的中立地である。


ルツ、年齢?

 黒目黒髪、白い肌。未来予知、念話、治癒能力をもつ。

 約40年前に〈黒の山〉に降臨した、実は異世界からの来訪者。

 歳をとらず、斬れども斬れず、突けども突けない身体をもつ。

 巫女として崇められ《星の子》と呼ばれるが、実はかなり屈折している。


マナ、40歳。

 黒目黒髪、白い肌。ルツの娘だが、不老不死ではない。

 念話、念動、テレポーテイション能力を持つ。



■ キイ帝国


リー・ディア将軍、20歳。

 金髪青眼、黄色い肌。キイ帝国の西方将軍として、スー砦を護っている。

 第一部でトグリーニ族に敗れた。


リー・ヴィニガ女将軍、16歳。

 金髪青眼、黄色い肌。兄の跡を継ぐが、将軍としての実績はない。


セム・ギタ、40歳?

 金赤毛、灰青色の眸、黄色い肌。五人兄弟の三番目。リー・ディア将軍の参謀だったが、のち妹姫の参謀となった。


セム・ゾスタ、44歳?

 セム・ギタの兄。五人兄弟の二番目。リー・ヴィニガ姫の参謀だった。


オン・デリク大公

 キイ帝国の大公。代々の皇帝に娘を嫁がせて政治の実権を握っている。

 ミナスティア王国、タァハル部族と同盟を結び、リー将軍、トグリーニ族に敵対する。



■ 〈草原の民〉

 大陸の北方の広大なステップ地帯で遊牧を営む民族の総称。黒目黒髪、黄色い肌が基本。世界大戦前の人類の容貌・文化を伝承する〈ふるき民〉。

 西からタァハル部族、トグリーニ部族(トグルート)、ハル・クアラ部族の三大部族がいて、互いに同盟と対立を繰り返している。ニーナイ国、キイ帝国とも対立している。


トグル・ディオ・バガトル、本名はディオ。25歳。

 トグルは氏族名、バガトルは「勇者」という意味の称号。黒目碧眼、黄色い肌。

 トグリーニ族の第17代族長。

 碧眼なのは、母親が他部族に凌辱されたからと言われるが、真偽は不明。

 実母に殺されそうになった過去をもつ。

 リー将軍家とは長く敵対関係にあった。隼と恋愛中。


タオ・イルティシ・ゴア、本名はタオ。20歳。

 イルティシは族長の継承権を持つ意味、ゴアは「貞女」「未亡人」という意味の称号。

 黒目碧眼、黄色い肌。トグルの妹。


オルクト・トゥグス・バガトル、本名はトゥグス。33歳。

 トグリーニ部族の中核を成す五氏族の一、オルクト氏族の長。黒目黒髪、黄色い肌。

 トグル、タオとは従兄妹同士。重騎兵を率いる。大らかで陽気な人物。妻が五人いる。


シルカス・ジョク・ビルゲ、本名はジョク。22歳。

 トグリーニ部族の五氏族の一、シルカス氏族の長。ビルゲとは「賢者」という意味の称号。

 黒目黒髪、黄色い肌。トグル、タオとは鳩子ハトコに当たる。

 全身の筋肉が徐々に萎縮していく遺伝性疾患のため、歩行できなくなっている。柔和で聡明な人物。


アラル・ミンガン、26歳。

 ミンガンとは将軍(万騎長)を表す称号。シルカス族の将軍。ジョクを補佐する。


ジョルメ、18歳。

 トグリーニ族の若長老。




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他にも、エツイン=ゴルや〈草原の民〉の長老達など大勢いますが、その都度説明していますので、覚えて頂く必要はないと思います。

第三部以降にも、新しい人物が登場しますので、よろしくお願い申し上げます。





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