第37話魔素と魔素核と魔物と魔石

チュウカナ大陸を舞台とする世界設定のひとつです

矛盾とかあるかもしれないので後々、改変するかもしれません

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地球側で情報が開示されたらしく、電脳接続のスキルでこの世界の情報というか設定がほんの少し解った。

それはこの世界の魔素についてだ。

この世界のみの豆知識なので読み飛ばして貰っても構わない。


説明を始めよう。


魔素は例えば太陽光、風力、地熱、雷といった自然界のありとあらゆるエネルギーを取り込む謎の物質である。

エネルギーを取り込んだ魔素は魔素溜まりに集まって魔素核を形成する。

魔素核はある程度の大きになると魔素を取り込み魔物を生成。同時に魔素核は魔石に変質する。

魔物は大気の魔素や魔物を喰らうことで体内の魔石を育てる。


通常、魔素核・魔石は、硬いだけの濁った薄い黄色の地属性の塊である。

これに魔法をある程度習熟している者であれば水、火、風、光の属性を付与することができる。

火は保温や火種、水は冷蔵や生活水。風は換気に光は灯りといった感じだ。

ただ、属性を付与された魔石は、蓄えられたエネルギーを放出すると空の魔素に戻って空中に拡散していく。

空魔素→魔素→魔素核→魔物→魔石→空魔素という循環が成り立っているのだ。


つぎに魔法だが、この世界では大気中にある魔素を集め、魔素を動かすことを魔法を使ういう。

魔素を激しく動かせれば熱を産みだし発火させることが出来る。

動きを遅くすれば冷気を産みだし空中の水を凝結させることが出来る。

ぶつけて帯電させたり発光させたり爆発させたりすることも出来る。

魔素核が魔物を生成できるように生物の怪我を塞いだり、体内の免疫力を上げて病気や毒を治すことも可能である。

それなりの経験があればそれなりの効果を得ることができる。たぶん・・・


当然だが、魔石に属性を与えると蓄えたエネルギーを放出ように魔法によって属性を付与された魔素もエネルギーを放出すると空中に散らばる。

ラノベとかによくある土属性の魔法で建物を造るとかが、この世界ではできない理由でもある。


つぎに、フィールドモンスターが生まれるカラクリだが、ひとつはダンジョンのように魔素溜まりに魔素核ができて魔物が生まれるパターン。

もうひとつは、魔石を食べたり魔素を摂取したとき、体内から排出されず体内に残り、魔素核を体内に宿した場合だ。


解り易くいえば、魔素が胆石や腎臓結石になって体内に残るようなものである。

うん。あの痛みが襲ってくるなら定期的に暴れるのも仕方ないよね・・・


豚人オークが魔物堕ちし易いのは、大食、悪食で多くの魔素を取り込むことが多くいのに、体外に排出されない体質だからだ。

また、牛、アザラシ、アシカ、ワニ類、草食性の鳥類といった飲み込んだ石で食物をすりつぶして消化の助けとする生物。

体内で魔素を析出させ意図的に魔石を産み出す一部の甲殻類などが高い確率で魔物になることか解っている。


まって・・・もしかしなくても俺のカテゴリィって魔物なのか?まあいいけど。


劉国の南、ソウキ公国の北にある魔の荒野と呼ばれる荒れ地に生息する駝鳥の魔物は直径10センチにまで魔石を育てるので大人気らしい。

S級モンスターだけどね。巨大大熊猫パンダより強いのか・・・


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世界設定のひとつ魔法です

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