4章 あなたに会えて #4

ウチのバレー部は全国大会の常連で広く知られている。


そこのキャプテンということもあり、仲間や、したってくれる後輩で毎日囲まれていた。


私が入院した最初の方はたくさんお見舞いに来てくれたり、手紙を書いてくれる人もいたが、私の表情がなくなってからというもの、不気味に思ったのかピタリと止んでしまった。


未だに原因がわからず、かつら医院長もなんとも言えない状況らしい。


せっかく心と身体をリラックスさせるために行った散歩も、途中で倒れてしまい、失敗に終わった。


もうあれから1週間近く経ってしまっている。


気づいたらクリスマスも終わっているし、とてもつまらない入院生活。


もういっそのこと..........。




表情と比例して考え方も暗くなってきていた。


そんな時、私の前に、救世主きゅうせいしゅが現れた。

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