4章 あなたに会えて #2

その商店街はクリスマスセールを開催していてとてもにぎわっていた。


本屋、洋服屋、雑貨屋、時計屋など様々な店舗てんぽが建ち並んでいる。


よくお店がかぶらないものだと感心しつつ、商店街を南から北へ向かって歩く。


商店街のはじまで来たので、左折をしてちょっとした路地に入った。


私たち二人の歩く音がこだまする。


コツ コツ コツ コツ──────


その時だった。


ガッシャァーーーン!!!!


ものすごく大きな音が聞こえた。


え??なにが起きたのだろう?事故だろうか。


「ちょっと確認してくる!美咲みさちゃんはゆっくりでいいから追い付いてね。」


そう言った優香ゆうか先生は走って行ってしまった。


一人になった私は、ゆっくり優香先生のあとを追った。



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