3章 ありがとう #2

僕は自分の病室に戻るとコンビニで買ってきたノートを取り出した。


今日から毎日、美咲みさの今日あった事や、取り戻す表情や計画などを書いて、日記みたいにしようと思った。


--------------------

12月29日


美咲の取り戻した表情


『笑う』『いたずらっぽく笑う』


今日の出来事


午後に美咲と会ってこれからどういう風に表情を取り戻すか話し合った。

あと、美咲がふれあい広場の庭を眺めていたのは、綺麗な花を探していたから。


明日取り戻す表情


『────────────。』


どうやって取り戻すのか


『────────────。』


--------------------


全てを書き終わった僕はベッドに飛び込むとそのまま寝てしまった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る