1章 君と出会う #1

その『ふれあい広場』は綺麗きれいな花が並ぶ中庭に面していて、大きな窓からむ太陽の光はおだやかで暖かかった。


僕はそこにいる患者さんたちをぐるりと見回した。


「....ん?」


ほとんどの患者さんは他の患者さんと楽しそうに話しているのだが、ひとりで窓の外を眺める少女がいた。


待ち合わせでもしているのだろうか。


まぁ、たまたま一人でいるのだろうとあまり気にせず、再びコンビニに向かって進みだした。


コンビニのすぐ手前にあったのはリハビリ室だった。


少し中を覗いてみると、様々な器具があり、また、一人一人にリハビリ担当の先生が付いて丁寧ていねいにサポートしてくれるようだ。


優しそうな雰囲気で安心したからか、お腹が鳴った。とりあえず再び、コンビニに向かった。

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