第19話 mystery 18 ~現実とは~

アメリカではもう既に火星に基地が有り、そこまではテレポーテーションで行ける…………

何処まで事実なのか不明ですが、元の大統領の娘や、元NSA職員が暴露していますね?

ただ実際問題として、量子論では瞬間移動、詰りテレポーテーションは可能です、日本でも既にスーパーコンピューターに変わる量子コンピューターの可動実験に入っています。

さて、この先どうなるやら、楽しみですね


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本文


お台場の海浜公園に向けて今俺は社用車のレクサスLS500を爆走させている。

いい車だが、俺の運転スタイルには今一物足りなさが残る、3.5Lツインターボ、422馬力を絞り出すエンジンに10速オートマチックトランスミッションはトヨタの技術の推移を集結した最高のエンジン動力機関だろう、これ程のマシンを運転しながら何を言ってるんだ? と言われるだろうが、俺の車としては高級過ぎるんだよな、いや、車事態の値段とかじゃなくて乗り心地とか運転した感の事だ。

俺にはやっぱりレーシングカーの様な、腹一杯に飯を食ったら思わずリバースしてしまう様な妊婦乗車不可の車が望ましい…………


そんな事は今はいい、今は兎に角角谷さんの家族だ、電話口では角谷さんは…………誰かに襲われていて、多分殺されただろう、恐らく口封じだ…………

マスコミでは覚醒剤の常用者だと報道されていた、基本的にマスコミは奴等の仲間だ、戦後GHQにより日本には日本人を堕落させる為に3S製作が行われた。

スポーツ、スクリーン、セックスのイニシャルを取った製作の内、スクリーンは政治に関心を持たない様にさせる為の政策だ。

実は未だにこのマスコミが流す報道には検閲がかけられている。


プレスコード

今は大分緩められているが、このプレコードは未だにある事情によりマスコミで行われている。

簡単に言えば日本のマスコミは日本人によって運営されている訳ではない、外国人が日本のマスコミの全てを牛耳っている訳だ、日本に居る外人が運営している訳だから当然日本ではなく、自国に都合の良いように報道するに決まっている。


大まかなプレスコードの内容はこうだ。


SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判

極東国際軍事裁判批判

GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判

検閲制度への言及

アメリカ合衆国への批判

ロシア(ソ連邦)への批判

英国への批判

朝鮮人への批判

中国への批判

その他の連合国への批判

連合国一般への批判(国を特定しなくとも)

満州における日本人取り扱いについての批判

連合国の戦前の政策に対する批判

第三次世界大戦への言及

冷戦に関する言及

戦争擁護の宣伝

神国日本の宣伝

軍国主義の宣伝

ナショナリズムの宣伝

大東亜共栄圏の宣伝

その他の宣伝

戦争犯罪人の正当化および擁護

占領軍兵士と日本女性との交渉

闇市の状況

占領軍軍隊に対する批判

飢餓の誇張

暴力と不穏の行動の煽動

虚偽の報道

GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及

解禁されていない報道の公表


この内容の報道には全て検閲がかけられている。

この内の大分緩められて居る部分はアメリカや英国の批判に関する部分、用は西側の国への批判に関しては、解禁されている訳だ。

詰り日本のマスコミは東側、共産主義の国からの検閲がかけられている。


一番大きく日本のマスコミに影響を及ぼせるのが韓国、次に中国、北朝鮮の順、韓国は西側の筈だが? と思うかもしれないが、これには裏が有る、それはまた次の機会に説明しよう。


さて、海浜公園に到着した。


「久美、朔耶、手分けして探すぞ、だが見つけても直ぐに手を出すのは止めろ、必ずお互いに連絡をしてからだ、誰に、何人に、そしてどんな武器を持っているかが情報が何も無い、解ったな⁉」


「それ兄さんの口から出てくるとは思わなかったんだけど?」

「激しく同意致します!」


「う、、うるせー! 行くぞ‼ お互いの位置の確認はGPSを使う、連絡は声が出せない状況になる可能性も有る、空メールで構わない、見付けたら空メールを入れろ! そしてメールが入ったら位置アプリでその場へ急行する、良いな?」


「解った!」


ーーーーーーーーー


角谷親子は現在公園内砲台跡に潜んでいた。


「何なのよあいつら、お父さんは…………大丈夫かな? 母さん…………」


「し! 静かに‼」


「まけなかった⁉」


「私の運転じゃそんな事出来ないわよ……兎に角今はこのままやり過ごすしかないわ」


だが事はそう上手くは運ばなかった


「はは~ん、こんな所に隠れてやがったのか!」


「ひぃ! な、何なのよ! 何でこんな事されなきゃならないのよ‼」


「そりゃお前、弟に聞くんだな? ああ、もう死んでるか?」


「あんた達が賢一を殺したんでしょ⁉ 変な薬を使って!」


「人聞き悪い事言うんじゃねーよ! テメエの弟は自分からあの薬を使ったんだよ!」


「嘘! あの子がそんな事するわけ無い!」


「なんだババー、テメエのガキ庇いてーのは解るけどよ? ちったー現実みろや? まあ良い、どのみちお前らはここで死ぬんだよ、調度おあつらえ向きに海が近いからな、娘の方はたっぷり可愛がってからす巻きにして沈めてやる、ババーの方は今直ぐに楽にしてやるぜ! …………はが‼ な、、ななんだ、、テメエは…………」


「簀巻きにになって死ぬのはテメエ方だよ、このゴミが、さっき興味深い事を言ってたな? 賢一が自分から薬を使ったとか、どういう事か説明してもらおうか?」


「ふ! ふざけるなこのやろう! テメエ表に俺の仲間がいるんだ! 直ぐに駆けつけて来るからテメエもぶっ殺してやるぞ!」


「おいおい、落ち着けよ、なあ? お前の頼りになる仲間ってのは入れる時には無傷で入れる奴等なのか?」


「ええ? あ!…………」


「俺がここに居るって事は…………」


「あなた達の仲間はこうなってるって事よ!」


ドサ!


久美が両手足を結束バンドで縛られて、顔中ボコボコに腫れ上がった男を二人放り出した。


「馬鹿な⁉ 表には10人もいた筈だぞ?」


ドサ!


「中々入れて下さらないので解りやすい方法で平和的にお話し合いをさせて頂きました、勿論貴殿方流のお話し合いですが、表には感極まって失神されている方もいらっしゃいますよ?」


朔耶、一人だけ良い子ぶるな、、一番初めに肉体言語を活用したのはお前だ…………


ーーーーーーーーー

数分前


ブルル!


メールか、場所は砲台跡地、この信号は朔耶だな


俺は砲台跡地に全力疾走した、だがその時朔耶は…………こいつがこんなに手が早い女だとは俺も思わなかった…………


「すみませんがこちらに角谷さんの奥様と娘さんが居ると思うのですが?」


「そんな奴は居ねえよ! ここはちょっと俺達が今使ってるんだ、帰れ!」


「ですが確かにここに入られた、がらの悪い如何にも悪党の様な下品なお方が、角谷の女房と娘がこの中に居たぞ‼ と薄汚い声でお話しされてたのをつい先程お聞き致しましたよ?」


これでは誰でも頭に来る…………


「この阿婆擦れが! 舐めた口聞いてんじゃネーゾ!」


ドン!

朔耶の拳が腹にめり込む……


「かは! な、、何、、を?」


「では貴殿方流の平和的な方法でお話し合いを致しましょうね?」


「んな⁉ おい朔耶! もうおっぱじめてんのかよ⁉」


「ああ、健兄さん、この気持ち悪い方がたお話し合いに応じてくださらなかったもので」


いや違うだろ? お前ハナからけんか腰、ってか言葉の暴力お前から先に振るってただろう?


「ああ! もうしょうがねー! 久美! やるぞ‼」

「もう~、さく? 後でパフェおごりなさいよね?」


ーーーーーーーーー

と言う事で先に手を出したのは朔耶であった……


「事情が掴めた所でもう一度きく、さっきの話しだ、どういう事か聞かせて貰おうか?」


「だ、誰が! お前解ってんだろうな? 俺達は金元組だ、こんなことして唯で済むと思うなよ⁉」


「あらら~、このご時世ヤクザが看板出して一般人脅すとかやっちゃって良いのかね~?」


「な! う、うるせー!」


「まあ、俺達も一般人とは言いがたいから、ここはちょっと趣向を変えて行こうか?」


俺はこいつの右手を取り、地面に手を付かせた。


「な? 何するんだテメー」


「テメーも極道何だろ? こう言う事が何を意味するかぐらい気付けよ?」


そして右手の人差し指を一気に逆向きに曲げ……


ボキ!


折った…………


「ウギャーーーーー! イデーーーー‼」


「わわわわ…………」


角谷、今日子が震えて居る、ちょっと刺激が強すぎたか…………


「さて、話す気になったか?」


「わ、解った! 話すから勘弁してくれ!」


「正直にな?」


「彼奴はバイク便でアルバイトをしていたんだ、フィリピン人に熱をあげて借金までしてた、其が溜まりにたまって350万にまで膨れ上がってたんだ、俺達はその話しを俺達の仲間であいつの同僚から聞き出してよ、俺達は仲間の金融業を奴に紹介してやったんだ、持ちろん今時ヤミ金何かじゃねえ、合法の金融だ、だが当然利息はぎりぎりのラインだがよ、その返済期限も迫っても彼奴は返す宛がねー、何て言ってもその金までフィリピン人に貢いじまったんだからな? 自業自得何だよ全部あいつの、それでとあるドラッグの実験の仕事を斡旋してやったんだ、彼奴は金欲しさにその仕事を引き受けた、でも俺達はその薬の中身はどんな物か知らなかったんだよ! 知っているのは組長か幹部の連中だけだったんだ! 」


こいつは恐らく真実を言ってる、だが一応再確認しておくか…………


「嘘よ! あの子がそんな事をするわけ無いわ!」


親馬鹿か…………正直今ここで発揮されても困るんだがな…………折角掴んだ密売ルートの尻尾何だ…………


「嘘じゃねー! 何なら新木場に有るファンシーって名のフィリピンパブに行ってみろや? ジェーンてフィリピン人にお熱なあんたの息子の話が嫌って程聞けるぜ⁉」


「そんな出鱈目を!」


「母さん‼ 止めて! 折角賢一を殺した本当の犯人達に辿り着けるのよ? こんな所で駄目にしないでよ! もう既に警察の捜査の間違いがここで解ったのよ? 警察は全く調べもしないで賢一を薬物常用者だと決めつけた、でもこの人は其が違うと否定したのよ? 何れにしても薬物に関わる様な事を賢一はしていた、だからあんな事件に巻き込まれた、受け入れる所は受け入れないと前に進めないじゃない‼」


成る程、娘は意外と冷静だったんだな…………


「なら話しを戻そう、あのドラッグを持ち込んだのは誰だ? あれは今のところアメリカでしか確認出来ていなかった物だ、日本では一応名目上は水際で塞き止められて居る筈だ、持ち込んだ者達が居る筈だ! 解って居ると思うが嘘を付けるのは後残り9回だ、折る指が無くなれば首を折らなければいけなく成るからな? 時間はタップリ有る、気長に行こうぜ」


「ほ、本当の事を話す、あれを持ち込んだのは九竜クーロンって言うチャイニーズマフィアだ、最近新宿中心に島を持っている、金元組とも今のところ仲良くやっている、だが九竜はシシリアンマフィアとも繋がりがあってそこからも…………」


「伏せろ‼」


バシュ! バシュ! バシュ! バシュ!



俺は咄嗟に角谷母子を庇い守った、サイレンサーつきのライフルの音だ、案の定口封じだった、最初角谷母子を狙ったのは俺を犯人から引き離す為の囮攻撃だ、犯人達は殺された…………


「久美! 母子を頼む! 朔耶、追うぞ‼」


「逃がしません! アイン、アイン.ソフ」


俺は目を疑った、角谷母子から離れた瞬間、見えなく成ると同時に朔耶が消えたのだ。

何をやった? 今朔耶が唱えた呪文見たいな物はカッバーラに置ける無と無限、あれは一体…………


朔耶の転移先


「何処を見ているのですか? もう追い付いて居ます」


「な! 何だと⁉ どうやって?」


「それを教える義理は有りません、貴方は何処の回し者ですか? 正直に言わねば…………」


「ち!」


ピーン!


「え?」


「朔耶! 逃げろ! そいつの持っているのは手榴弾だ!」

くそう‼ 間に合うか⁉



ドーン‼



「申し訳ありません、まさかあんな行動をとるとは…………」


「良かった…………そうか、瞬間移動出来るんだもんな…………て! 何じゃそりゃ~? ドラゴンボールじゃねーんだぞ⁉ この世界は! 何処でそんなふざけた技覚えやがった‼」


「何処と言われましても、健兄さんから教わりましたとしか言えません…………」


「…………そうか、、、俺か」


俺はタイムスリップしてなにやってたんだよ…………

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