第2話 mystery 2
現在逃走中、別に悪いことをして逃げてる訳じゃ無い、逆だ、良いことをして逃げて居るんだ‼
「あんたの名前は?」
「私は神崎 有理子です」
やっぱり知らねー
「私は娘の由理です」
「ブフォ‼ て……あんたいくつだよ? その歳でこんな子供が居るのか?」
「36です、私が14才の時に産んだ子ですから」
「ブフォ‼ 早すぎるだろ‼」
「フフ、良く言われます」
「私は神崎由理菜、次女です、今は16才です」
JKか…………たまんねー
「そっちのこの車で寝れる有る意味大物の子は三女って訳か?」
「はい、優奈、10才です」
JSか…………たまんね…………いやいや犯罪だろう…………
「今たまんねーとか思わなかったですか?」
何‼ 俺の心が読まれた⁉ 何者だこのJSは⁉
「そんな事思う訳無いだろう…………」
「こら! 由理菜、失礼でしょう?」
「はーい!」
「見えた、あそこが警察署だ、これで一先ず大丈夫だ‼」
「良かったらお電話番号を教えて頂けませんか? 後程キチンとお礼もしたいですから」
「そうだな、無事な事をしばらくしたら教えてくれ、礼とかは要らないよ、どうしてもって言うなら…………」
「今履いているパンティーですか?」
グハーーーーーーー!
一番びびった、この百合子言う女、俺の考えが読めるんだ‼ だから娘も読めるんだ!
「差し上げても良いのですが、ここではその…………恥ずかしくて…………」
「んな、な、な、何を言って居るのかね君は…………お、お、お、俺がそんな変態なわ、訳が無いだろう……」
そんなこんなで俺はこの親子と別れて帰路に着いた、途中病院へ行って銃痕が有る事で治療の後警察署へ逆戻りしたのはご愛嬌だ、彼女たちはもう居なかった。
警察へ聞いた所、社の人が迎えに来てその車で帰ったらしい。
家に戻ると二人の嫁が鬼の形相で左右に仁王立、こっぴどく叱られた。
「そんな事が有ったんだ、それにしても危ない事しないでよ?」
「そうです、いくら人助けと言っても相手が銃を持っている事が解ってるなら警察を呼ぶべきです」
「俺も最初そう思ったんだけどさ、小さい子がいたんだよ、電波は圏外だし、あそこから移動されたらアウトだろ? そう考えてたら連中繋ぎの為に3人ほど減ったんだ、多分電波取れる所に移動したんだろうな」
「だから思いきって行っちゃえと…………本当何時もの兄さんね…………」
そして次の日、訪問者が有った…………
「健ちゃ~ん!」
「久しぶりね!」
「んが! 母ちゃん、楓‼」
「おばさん、それとお姉ちゃん!」
「ママと呼んで良いのよ? 朔耶ちゃん」
「て、急にどうしたんだよ?」
「そろそろ許してあげようかな? と思って……」
「私の事で怒ったんじゃないの? 楓さん…………」
「違うわよ、ねえあなた? ちょっと女通しで話がしたいの、加代子さんと出ててくれる?」
「え? あ、ああ、まあ良いけど…………」
「じゃあママとご飯行きましょうか? 愛子も誘って」
楓は前の俺の嫁で朔耶の姉でもある。
愛子とは久美の母親だ、母ちゃんの店でチーママをやっている俺の母親と同じく無駄に若くて美人な謎の生物だ…………
俺は母ちゃんと愛子おばさん、この二人が少し苦手だ。
自分の母親が苦手と言うのも変だが、まあ見ていれば解る。
「おばさんも呼ぶのか?」
「そうよ~、だって健ちゃんが久美ちゃんを貰っちゃったから愛子一人で寂しいでしょ~?」
「いや、念の為に言っておくと貰った訳じゃ無くて勝手に住み着いて居るんだからな?」
「細かい事は良いのよ~!」
若い女が男の家に住み着いている事が何故細かい事になるのか理解に苦しむが…………噂の愛子おばさんが登場した
「あら、健! 今日も素敵ね~、キスしてあげるわね?」
「舌を入れるな! 何故ディープキスになる⁉」
「可愛い子供が来てるんだから当たり前じゃない?」
そして結婚もしていないのに義理の母親といつの間にかになって居るこの人、浩二の母親で亭主もとうに居ない、俺が浩二の変わりに久美と愛子さんを養って居る常態だった。
久美が学生の時に昼と夜の仕事をしていたので俺は愛子おばさんに片方の仕事を止めさせ毎月生活費として15万を寄付していた。
苦手と言うのはこの二人、似た者同士なのだ…………
「何処に行こうかしら?」
「そうね、ホテルで良いんじゃない? 丁度健も居るし」
「そうね~、健ちゃんの成長も見れるし」
「プー‼ な、何でホテルが出て来るんだよ! 母ちゃんも普通にそこで納得するな!」
「健ちゃんママが嫌いなのね!」
「健! ママが嫌いなの⁉」
この2プラトンを食らうとどっと疲れが出るのだ……
何とか二人をなだめてファミレスに行くことに成ったが…………疲れた…………
ーーーーーーー
そして楓達
「どう? 主人殿の様子は?」
「記憶はまだ全然、本当に何もかも忘れてしまうのね…………私は2日程で戻ったけど……」
「ええ、私もその位で」
「それは時間逆行の後遺症よ、2日位で戻るわね」
「ねえ? 楓姉さん、単に力とかで言えば私達より健兄さんの方が遥かに強いのに、あれで覚醒してないのってどういう事?」
「ベースが違うのよ、あなた達の完全覚醒が100とすれば、主人様の完全覚醒は3倍位なの、浩二が只の人間なのに一気に覚醒まで至ったのが何よりの証拠よ!」
「加代子おばさんの血筋…………本当すごいのね…………」
加代子と言うのは俺の母ちゃんだ。
「其で実は今日来たのは計画を第一段階まで進める為なのよ」
「早いです姉さん! 今健兄さんやっと落ち着いて来た所なのに! 昨日は銃撃だって浴びたんですよ?」
「なにそれ? あなた達が着いていながら何でそんな事になるの⁉」
「ごめんなさい、一人で出かけてしまって…………
偶然人攫いの現場に出くわして、救出したみたいなの。
でもあいつらとは関係無いみたい、只の人攫いみたいだし」
「…………成る程、繋がったわ、関係なくわ無いわよ!」
「え? どういう事?」
「昨日御前が拐われたの、それを偶然助けたのが多分……主人様よ?」
「なにその運命的な出逢いは‼」
「じゃあ姉さん、もしかしてその拐った相手って…………」
「ナチス派の手の者でしょうね…………今日から私もここに泊まるわ! 主人様の正体はばれて無いわね?」
「そう言う話はして居なかったわ」
「解った、兎に角御前が明日にでも主人様へ接触してくると思うわ、私達は警護で主人様についていく、良いわね?」
「解った」
「はい」
ーーーーーーーー
「美味しかったね~、そうだ、丁度楓ちゃんも来たし、愛子も一緒に来なさいよ!」
「久美の顔も見ておこうかしら?」
楓は俺が離婚してからも何故か母ちゃんのキャバクラで働いていた、この3人は本当に中が良い、まるで姉妹の様にいつもつるんでいる。
家に戻るといきなり
「おかえり! ねえあなた、今日から私もここに戻る事にしたわ! 宜しくね?」
「は? はぁぁぁぁ?」
「そう~、これで一件落着ね~」
「何故そうなる! 俺が落ち込んだ分どう責任取るってんだ!」
「今まで通りたまにさせてあげるから我満なさい!」
「ふざけるな! 毎日抜かず百発だ!」
と襲いかかり、俺はまたしても過ちを犯してしまった…………近親相姦…………自らの近い関係の者との肉体関係をそう呼ぶ、この場合は母親との関係となる。
愛子おばさんを含めた4人を俺はノックダウンさせてしまった…………
最近思うのだが…………俺のこの性欲も異常だ、そして最近更に其がひどくなって来ていると思う、それに耐えられる久美達も異常なのでは無いだろうか? それとも女とはこう言う物なのだろうか?
そして翌日あの神崎有理子から…………TELが有った、食事に誘ってくれるそうな…………久美と朔耶、楓も着いて来る事になった。
「松田様~! お怪我大丈夫でしたか?」
「由理菜一人か? お母さんは?」
「お食事するホテルで待ってますよ?」
「ホテルでメシ食うのか⁉」
「はい、私達が今そこのホテルに宿泊してるんです、うちのグループのホテル何です」
「へ~凄いな、ああ、紹介するよ、こっちは妻の楓、そして…………」
「同じく妻の久美です」
「同じく妻の朔耶です」
「おい!」
「流石松田様~、奥さんが三人も居るんですね~」
「普通に納得するな!」
「私は神崎由理菜 今時のJKです!」
そして…………由理菜の乗ってきた車に案内されたが…………ロールスロイスのリムジンだった…………
「何処が今時のJK何だよ‼」
そして何故か由理菜と久美達は意気投合、まるで今までも付き合いの有ったかのような中の良さだ…………
ホテルに近付いて来た、だがそこは…………
「タワーハイアットホテルじゃねーか! こここの辺りで一番のSグレードホテルだぞ⁉ て事は…………由理菜、お前の家って
「良く知ってますね~、そうですよ」
神合財閥とは日本の財閥の中でもトップクラスの財力を持つ日本最大の総合商社だ。
元々は皇族で戦後に営んでいた繊維工場を商社に変更、その技術力を生かして総合商社に発展、現在では最大の財閥と至った。
そう言えば頭首は確か神崎…………こいつお姫さまかよ…………
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます