Eternal mystery ~最強への道標~

非魔神

第1話 mystery 1

新シリーズです、神様なんてを見ていただいていた皆様も、新に見ていただく皆様も楽しんで頂けるように頑張って参ります。

出来ましたらコメント等も頂けると嬉しいです。


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本文


これは現代の謎から創られた神秘の話


何故人は生きるのか?


何故世界はこんなにも冷たいのか?


何故経済格差はこんなにも有るのか?


何故人は死ぬのか?


何故戦争は起こるのか?


世の中には謎に包まれた事が多い、だが、全てにおいて、明確に答えをだしてくれる者は誰も居ない…………

考えた事は無いだろうか? 何でどうせ死ぬのに今生きているんだろう? 何でこんなに苦しいのに生きなきゃいけないんだろう?

では偉人と言われている人に聞いて見よう‼

聖職者は何て答えるのだろう?


人が生きるのは修行の為だ‼


何の修行?


さて、聖職者は何て答えるのだろうか?


世の中には宗教と言われる物が沢山有る、仏教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、この信仰者達は答えを知っているのだろうか?


ハッキリと言おう、誰も本当の事は知らない。

何故なのか? この世界は偽りの世界だから、そして神に選ばれた種族は我等ではない、その種族はとうに滅んでいる、神に選ばれた種族は生き残れなかった、そして私達は神に選ばれた種族の作った副産物にしか過ぎない。


では滅びるしかないのか? 神に選ばれた種族すら滅んだのだから、無意味な生活を営んでいる私達は神に選ばれてはいないのだ、滅びの道を突き進むしかないのか? ………………


否、、、元々神など存在しない、神等創作物でしか無いのだ、では私達が神と呼んでいる存在とは誰なのか? それは………………この物語が終わった時に知ることになるだろう、そして謎すら解かれている事になるだろう。



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俺の名は松田 健、年齢は…………39歳…………多分……

何故多分なのか? 自分でも理解できない、何となくそんな気がするだけだ、と言うのも記憶が所々曖昧なのだ、そして俺の容姿が…………何故か20代なもんだから皆に良く若いと言われるが…………いや、自分でもおかしいのだ。

と言うのも俺は人と多分大分違う、てか最近自分が人間なのかも怪しいとすら思っている。

なるべく押さえているが、とある事が有ると、スーパーマンになってしまう…………


こんな事が以前有った。


それは俺が仕事帰りに部下と飲みに行った帰りの出来事だ、駅から大通りを抜け、脇道に入って自分のアパートに向かう途中、自転車に乗った女の子がトラックに跳ねられそうに成った、助けようと飛び込み、何時もの光景が目に焼き付く、、


パーーーン‼


目の前で何かが弾ける、女の子を抱き抱えて俺は30メートル程ジャンプしていた…………

こんな事が何度も有るから最近俺は人間なのか?

と思ってしまう…………

だがその記憶が曖昧何だよな、俺って前からこうだっけ?

何かが違う様な気がして成らない…………

まあ考えても仕方ないので華麗にスルーしている訳だが…………


現在の俺の職業は車のとあるディーラーの工場長をしている、車の知識は誰にも負けないと自負している、そして最近……問題が起きた。


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俺は今、本社に呼び出しをくらっている、都内に有る本社ビル、そこで俺は今重役を待って居る訳だ、別に大きな問題を起こした訳でも無いのだが………………


「松田係長、どうぞお入り下さい」


「失礼します」


「まあかけてくれ、今日来てもらったのは他でも無い、君に退職を勧める為だ‼」


「はあ? 首ですか?」


「有り体に言えばそうなる、君と斉藤君と木田君の3人だ、斉藤君と木田君には君から伝えてくれ」


「理由を聞かせて下さい、いきなり首とか意味が解りません‼ しかも斉藤や木田まで、あいつらは真面目だし顧客の受けもいい、何故ですか?」


「決定だ、私にも理由は解らん、まあメーカーからの意向だとしか言えん、そうメーカーから言われたんだ、こっちこそ何故メーカーからそんな事が来るのか聞きたい位だ‼ 君も知っているだろう? うちの社はメーカーの資本が100%だ、メーカーの意向には逆らえん」


結局俺達は首、まあ退職金と違約金が相当貰えるから文句は無いが…………と言う事でこの歳でプー太郎に成った訳だ。

さて…………久美と朔耶には何て説明するか…………


「ふざけないでよ! 何でいきなり首なの? 意味解らない‼」


「そうです! 兄さんちゃんと話してくれたんですか?」


「いや、俺に切れられても俺も首何だしさ?」


「理由も解らないって普通におかしいでしょ? 訴訟でも起こしてやろうかしら⁉」


「いやでもこの退職金と違約金て破格だぜ? とりあえず職探ししても良いんじゃね?」


因みに久美は俺の親友で交通事故で死んだ浩二の妹だ、俺にひどくなついていて浩二が死んだ後からはまあ完全に俺にべったりになってしまい、職場まで俺と同じな訳だ。

朔耶は俺の離婚した嫁さんの妹でこれまた俺になついて居る、そして記憶のぶっ飛んでる最近の事件、久美の失踪後に何故か二人は俺の家に住み着いた、そして何故か完全に二人は俺の嫁に成りきって居る。

そして俺も不思議とそれを受け入れて居る。

だが普通に考えてこれもおかしな話だ、何故俺も嫁のように振る舞ってるこの二人をおかしいと思わないのか?


その夜、とある事件が起きた。

首に成った鬱憤晴らしに良い歳こいて未だにやっている後輩達との走りやチームの連中と俺は走りに出かけていた。


「松田先輩! 俺15分だったっすよ‼」


「バカ野郎、俺のタイムは12分平均だぞ?」


「げ! マジっすか……」


「じゃあ行って来るぜ!」


タイムアタック、決められたコースをどの位で走破するか競う物だ。

順調にコーナーを抜け、長いストレート、通常制限速度40キロのこの道を、俺達は160キロ程出して走り抜ける、前の車は全て追い越す


「あのベンツ、大分出してるな? まあそれでもおせー、追い越す」


そして追い越した時、俺は飛んでも無い光景をみた、ベンツの後部座席で女性が銃を突きつけられていたんだ!


「ちょ! あれマジかよ? 玩具…………じゃねえよな? 女の人大分怯えてたし…………」


俺は車を路肩に止め、ベンツを前に走らせゆっくりと尾行する事にした。

この道は慣れて居る、ライトを消して走っても全く問題ない。


そしてベンツが止まった、中から女性が連れ出された、1、2、3、4人…………全部で4人、そしてその4人は縛られている、皆女だ、二人は成人女性、もう二人は子供の様だ…………


俺はこっそり後をつけた、山小屋に女性は連れられて行った、男は二人、やれる人数だ、、

だが甘かった、小屋には複数の男達が居る、だが何とか助けたい、警察を呼ぶか?

携帯の電波を見る…………圏外…………

こんな山奥で通じる訳もない。


山小屋の近くに行って見る……中から大声が聞こえた。


「黙れ! このあまが!」


「子供は関係無いでしょ‼ 手を出さないで下さい‼」


「ウルセー!」

「ああ!」


女の子が泣いて居る、親か? 殴られて居る様だ……

ムカついて来たぜ…………

そして中から男が出てきた


「良いか、即販売を中止させろ‼ さもないと社長の一家の命が無いと伝えろ」


「解りました、行くぞ‼」


企業間のトラブルか? いづれにしても見過ごせねー


そして中を再び覗く、女達は部屋に監禁されている、男は3人、だが銃を持っている…………

でも行くなら今だ、人数も少ない、思いきって小屋に忍び込んだ、そして…………


「静かに…………今助けてやる」


「え? まさか、貴方は!」


そして俺は驚愕した、その4人の顔は同じ顔をしていた、年齢の差は多少有るにもかかわらず、まるっきり4つ子の如く同じ顔だった。


「話は後だ! 兎に角今縄をほどく」


4人の縄をほどき


「こっちだ、ついてこい!」


「は、、はい!」


だが物事そう上手くは行かない物だ


「おい! 女が逃げたぞ! 追え‼」


「マジい! 走れ‼」


バキューン!


「グハ!」


撃たれた、俺の左肩に弾がめり込む、だがもう後には引けない


「その車に乗り込め‼」


そしてカーチェイスが始まる、だが俺のR34スカイラインについてこれる奴なんざこの峠には存在しない


「シートベルトを着けろ‼ 飛ばすぞ!」


俺は全開で愛車を走らせた、奴等のベンツも追って来てるが当然この峠で俺についてこられる訳は無い、コーナー4つめでライトが豆粒になり、5つめでバックミラーから消した。


「この峠を降りた直ぐに国道が有る、その国道を少し走ると警察署が有る、そこで保護して貰え‼」


「あの、、怪我が…………」


「大丈夫だ、それよりあんたどっかの企業の社長か? 製品を販売中止にさせるとか奴等話してたけど?」


「私の社は総合商社何です、そこの一つの企業がとある製品を開発したんです。それが所謂軍事転用可能な製品でして…………あれは恐らく在日の、東側の国のスパイでしょう…………製品の販売中止を脅して来たばかり何です」


「詰りアメリカの軍事産業への販売か…………」


「そうです…………本来軍産複合対への販売などを手掛ける企業では無いのですが、国からの支援も有る状態ではやむを得なかったんです。でもまさかこんな事になるなんて…………」


「まあ事情は解った、でも…………まあ良いか…………」


俺は顔の事を聞こうとしたが、止めた


「すみませんが、お名前を聞かせて頂いても宜しいですか?」


「俺か? 俺は松田 健だ」


「そうですか‼ やはり…………やっと巡り会えた…………」


最後の方は小さい声で余り聞き取れなかったけど、この女俺の事を知っている様な素振りだ、でも俺は知らないぞ? こんな女神の様な美人に有っていたなら俺が忘れる筈がねー

誰もが二度見してしまう様な美女だ

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