・第一章あとがき&PV紹介

<あとがき>



 この小説は、元々は友人との私的な雑談における些細な思い付きからのちょっとした実験的アイディアに関する話題……最近のライトノベルにはあまり居ないタイプのキャラクターとしてのビキニアーマーを着た戦う女の子主人公を現代のライトノベル事情において主人公とするならばどういう作品が考えられるだろうか……から生まれたアイディアを、試しに書いてみたものでした、が。


 しかし気がつけば興が乗り筆が走り、最終的に作品としての構想が確立し、こうして本気を込めた作品としてともかく一段落するところまで書き進む事ができました。


 本作品は、ビキニアーマー、やたら多いルビ、大活劇系女主人公、以外と青春鬱屈系主人公、 山盛りのオマージュとパロディ〔特に古いものに対して〕等古いライトノベルによく見られる要素と……残念ながら文体的文章量的に古いライトノベルへの批判的な指摘としてよくあった特徴である〈下半分を切り取ればメモ帳として使えそうなほどの余白〉は再現できませんでしたが……あとこれまた古いライトノベルでよくあった〈作者とキャラクターの対談あとがき〉も作者として過酷な運命に放り込みまくっているのでその理由についてシリアスに話すならともかくほのぼの対談はどの面さげて主人公たちとすればいいのかわからないのでしませんでしたが……異世界転生者に代表される最近のライトノベルによく見られる要素のパロディとハーレム展開や残酷無惨魔法少女とかのそれ以外の最近のアニメ等によく見られる要素のパロディ、ブラック企業等の現実に私達を苦しめる暗い世相を織り交ぜ……


 結果として、これまでのオタクとして生きてこられた人生への感謝と、オタクとして生きる〔読むことも作ることも含めて〕同胞へのエールを込めた物語に……なっているといいなあ、少なくとも、ここまでのクライマックスについてはそのつもりで書きましたが……という、私の思想と信念をこめた物語となりました故、どうかよろしくお願い致します。


 愛すべき物語世界とそこに存在する人々には救済を。そして、物語を愛さなければ生きられない同胞達には、貴方たちが日々を生きる事は現実との戦いでありそれは物語の主人公の戦いと同じく尊く尊敬に値するのだし、貴方たちが生きている事で救われている誰かがきっといるのだと……最近好きな物語が見つからず自分なりに自分の好みの物語を作ろうとしている貴方も、長く辛く厳しい仕事から必死にオタクとして生きる為の時間を守ろうとしている貴方も……その日々の戦いには意味があるのだと言いたかったのです。もしそのように受けとり勇気付けられる読者の方が少しでもおられれば、幸いです。そして、私はその奇跡を信じています。



<スペシャルサンクス>


 この小説を書く切っ掛けをくれた人も相談にのってくれた人もそれ以外の人も含む全ての友人たちに。


 家族に。


 これまでのオタク人生において読みあるいは視聴し愛してきたすべての作品達とその作者様方に。


 下記のPV作成において真に偉大なご尽力を頂いた風見屋様に。


 そして何より、この小説を読んで下さっている皆様に。


 感謝を。そしてこれからもどうかよろしくお願い致します。



<PV紹介>


 本作品のPVを作成いたしました。下記アドレスにおいて公開されております。興味がおありでしたらご覧ください。


 https://youtu.be/u772gCQ1xT8 YouTube版


 http://www.nicovideo.jp/watch/sm32652442 ニコニコ動画版

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