回帰月食
月には月食類と呼ばれる生物がいると言う。詳しい生態は分かっていないが、月の表面を削って食べており、クレーターを作る。
月食類は年に1~2回大繁殖する。そして満月の日に、芋虫状の幼体から漆黒の翼を持つ成体へと変態する。成体となった月食類はそのまま月を飛び立って行く。
漆黒の翼は太陽の光を吸収する為、大群の月食類が飛び交うその間、地球から月は欠けて見える。
宇宙空間へ吸い込まれるように飛び立った月食類は、それ以上の観測が不能だと言う。
月が欠けて見える現象は、月食類がダークマターとして宇宙へ回帰しているのでは? という説から、「回帰月食」と呼ばれている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます