遅刻
「前の人は、いっつもこういう時遅刻してきてさ───」
デートの待ち合せ。君を待たせたくないと、俺はいつも君より早く来ては、君のことを待っている。それにも関わらず、君はいつも平気な顔で遅刻してくる。
「それに慣れちゃったのかな───」
そんな話を俺にして何になる。遅刻の言い訳に、元彼の遅刻癖を理由にするのか。その話、いい加減聞き飽きたよ。
なあ、いつになったら、君は俺のことを見てくれるんだい。
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