第4話 密談
俺は秋場瑠偉
父さんの指令で裕太のいる野球部の
蛭田を潰した。
次の予定もあったが指令で止めになった。
何故こんな事をするのか。
俺と裕太は幼稚園からの幼なじみだ。
裕太に誘われて野球を始めた。
同じスタートだったのに
いつも裕太が上だった。
それを父さんに相談したら
潰すことになったのだ。
プルルルル
『はい。瑠偉です。今夜ですね。
はい。いつもの場所で』
島内から連絡があった。
報告だろう。
俺は急いで場所に向かった。
『蛭田は今海外にいる。この事は
口止めしてあるから大丈夫だ。』
分かった。そして俺は裕太の事を話した
『だから裕太を試合に出さないでくれ。
この勝負の為にあいつは練習をするだろう
そうなるとめんどくさくなる』
長い沈黙の後に島内はこう言った。
『分かった。』
『っち。やっぱり監督が絡んでいたか
今の話だと裕太が出れなくなってしまう。
帰って問い詰めてみよう。』
そういうと篠田は帰っていった。
ブルルルル
監督が帰ってきたらしい
『いくぞ』と篠田が言うと野田が頷き
二人は監督室に向かっていった。
コンコン
失礼します。
『なんのようだ?』
今日の夜監督は敵高の秋場と密談してました
よね?しかも蛭田を潰したとか?
そう問い詰めると全てを打ち明けた。
『なるほど。ではあっちの条件は
裕太を試合に出さないことですね。』
なら断ったください。
監督が辞めさせられても蛭田の事や
裕太の事は消せません。
『分かった。断る。』
そう言うと二人の前で電話した。
『もしもし?島内だ。さっきの裕太の件だが
断らせてくれ。僕にはとても出来ない。』
『そうですか。残念です。あなたなら
引き受けてくれると思いましたが
まあ良いでしょう。エースになろうと
俺は負けませんから』
そう言うと電話は切られた。
そこから、3人は相談を重ねた。
そして一つの方法が浮かんだのだ!
『あいつを呼ぼう。あいつなら。』
良いですけど僕はエース譲りませんよ!
と篠田は言って帰っていった。
後からつける影には気付かずに。
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