罪と許し

小林 一茶

私の罪は…

私の罪は許したことだ。

許してはいけなかった。

愛した人が、親しい友人が、旅立つことを許してしまった事こそが、私が犯した最も許されざる罪だ。

共に行くことは止められたが、彼らが行くことも止めることが出来たかもしれない。

それが出来なかった私は許されない。

いや、許さない、許されてはならない。

許さない私は、許した私のいつか来るであろう裁きの時を待ち続けている。





私の罪は共にいけなかった事だ。

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罪と許し 小林 一茶 @kobayashi_issa

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