第6話:アールグレイの香

カナタ「もう必要ないのであれば、このお店と私の記憶をけしたいのですが」


サクラ「・・・また、来てはいけませんか?普通のお客として、ここのアールグレイが気に入りました」


カナタ「・・・そうですね・・・秘密にしていただけるのなら・・・せっかく紅茶を褒めていただけるお客様ですからね・・・」


サクラ「ありがとう」


そして、私はこのお店に通うようになった


スミレ「この前のお店またいこうか?」


サクラ「え?ああ。いいよ、いつでも」


スミレ「あの店員なかなかカッコよかったよね・・・」


サクラ「うん」


結局のところ・・・今になって思えば、彼に記憶を操作することができるかどうかはわからなかった・・・


というか、記憶を消してもらった場合は記憶に残らないからわからないか・・・ただ、あのカードのことだけは説明がつかないのは確かだ・・・


そして、また私はお気に入りのあのお店に足を運ぶ・・・


彼の笑顔を見たいと思うのは・・・恋だろうか・・・

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記憶の値段 Iris @Iris-8800

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