第7話 私は人殺し

彼は、しばらく治療を頑張ったらしいが


治療の甲斐も無く息をひきとった。


私は、自分を責めた。私は、人を1人殺した。


あのとき、私が元カレを訴える行動をとっていれば


彼は死ななかったかもしれない。


そんなことを考えても、もう遅い。


彼はもう戻ってこない。


しばらくして、警察から電話がきた。


彼との関係性、自殺までの経過などいろいろ聞かれた。


私は、何も考えられず呆然としていた。


しばらくして、私は窓を眺めた。


私も死のう。お父さん、お母さんごめんなさい。


私は人を殺しました。もう生きていきません。


そう思い死のうと考えるが、怖くて出来なかった。


私には、泣くことしか出来なかった。


母へ電話をした。


今1人でいたら、おかしくなりそう。死にそう。家に帰りたい。


それだけ伝え、私は実家に帰った。


帰ってから、あったことを母に話した。


何やってるのよと少し怒られたが、それ以上は何も言わなかった。


時間が経つにつれ、少しずつ落ち着きを取り戻した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る