第4話 元カレからの着信

いつものように携帯でテレビ電話をしていたとき、私の携帯に着信が入った。


「電話がきたみたい、ちょっと待っててね!」といい、


私は、電話に出た。


相手は、高校生のときに付き合っていた人だったが、あまりいい人ではなかった。


付き合っていた当初は、会うたびに体の関係を求められ、


断るとあっという間にフラれた。


いわゆる、体目的で付き合うというやつだ。


そんな元カレと、電話がくる少し前にとあるバーで再会した。


そのときは、友達もいたため帰ろうとは言えず、


あまり関わらないようにしていたが、


友達がお酒に酔い、元カレの友達といい感じになっていたときのこと、


元カレに少し話さないかと言われ、なんの疑いもなくついて行った。


ついて行った先は、薄暗いお店の倉庫。


話をしようなんて、真っ赤な嘘。


私は、元カレの力には勝てなかった。


そんな嫌な思い出を思い出しながら、電話で話していると


すごく嫌な感じかした。


一瞬でその嫌な原因が分かり、元カレからの電話を切ると、


テレビ電話していた彼から「誰?」と聞かれた。


聞いたことがないような冷たい、低い声だった。


私は、すべてを彼に話した。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る