第1話

目を開けるとそこは森の中だった。


「ステータス!」


煉がそう言うと半透明なウインドウのようなものが出てきた。


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シンドウ=レン(19) Lv.1

種族:人族

称号:異世界人 転生者

体力:247/247

魔力:356/356

物攻:124

魔攻:157

物防:137

魔防:266

俊敏:412

知能:311

幸運:A

[魔法]:なし

[スキル]:暗算(Lv.5/5) 異世界言語(Lv.)

[異能]:操作(Lv.1/?) 叡智(Lv.)

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ウインドウにはこう書かれていた。


「これが俺のステータス?ってやつか。異能は1つって言ってたのに2つあるな。」


そう言いながら煉が操作(Lv.1)と書かれた部分を触ると文字が出てきた。


「うわっ!なんか書いてある。」


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[操作]:任意のものを操作することが出来る。念力のようなもの。レベルに応じて操作対象の重量やサイズ、動かせる速度の限界が上昇する。また、レベルに応じた派生スキルも存在する。

Lv.1:『固定』

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「なるほど、タップすると詳細が見れるのか。」


その後色々試してわかったのがこの3つだ。


・叡智はラノベなどでよくある鑑定のような

ものであること。(詳細見れるのもこれの

おかげ)

・操作の使い方や仕様

・Lv.の横に数字がないものはレベルの概念

がないものであること。


とりあえず1通り確認した煉が移動しようとしたところで


「ほう、こんなところに人間とは珍しいのう。」


「うわっ!」


何者かに後ろから声をかけられた。そこに居たのは10歳前後の少女だった。


「びっくりしたぁ…。どうしたの?迷子になっちゃったのかな?」


煉がそう声を掛けると少女は、


「なんだ貴様!魔王であるこの儂を愚弄するか?」


そう言ってきた。


「え?ま、魔王?」


突然の事態に困惑して叡智による鑑定をしてしまい

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イキシア=アルストロメリア (759) Lv.4892

種族:魔族

称号:魔王 不死者 ドジ 魔を極めし者

限界を超えし者 万物の頂点

体力:856349/856521

魔力:1020675/1029856

物攻:728369

魔攻:1354801

物防:587989

魔防:2056735

俊敏:517815

知能:750

幸運:D-

[魔法]:火属性(Lv.10/10) 水属性(Lv.10/10)

土属性(Lv.10/10) 雷属性(Lv.10/10)

光属性(Lv.10/10) 闇属性(Lv.10/10)

無属性(Lv.10/10) 生活魔法(Lv.5/5)

[スキル]:杖術(Lv.10/10) 占術(Lv.10/10)

格闘術(Lv.8/10) 威圧(Lv.10/10)

[異能]:魔力視 鑑定(Lv.10/10) 万物貫通(Lv.)

近未来予知(Lv.5/10)

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このとてつもないステータスをみた煉は


「うっそでしょ……こんなロリっ娘なのに…」


と呟くことしか出来なかった。魔王からはすぐに


「誰がロリッ娘じゃ!儂はこう見えても100年以上生きとるわ!」


という言葉が帰ってきたのだが煉は驚きのあまり何も言うことが出来なかった。

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