小悪魔ビビルちゃんと堕天使マリエちゃん

第1話

(ビビル様、ビビル様、今日も朝から人間どもを、地獄のふちへと、追い詰めるーそう、それは私マニーと　　　　　　　　　　　　ビビルは眠たそうな目をこすりながら、　　(ビビルの)　　　　　　　　　　　　　　　マニーは続けて　　　　　　　　　　　　　(魔王様からの役目でっすーーー)　　　　　(毎日毎日、朝からなんちゅうテンションじゃあお前は。とりあえずもう少し眠らせてくれ。)　　　　　　　　　　　　　　　　　(ダメじゃーん、それじゃダメじゃーん、時はポイントなり、ですよビビル様、又は早起きは三ポイントのとく、ですよ。他にはー)　　　　　　　　　　　　　　　　　　(わかったわかったうるさいな、お前は親か、母親か)　　　　　　　　　　　　　　(違いますけど)　こいつ、真顔でかえしやがった、　　　　　　　　　　　　　　　　(今までのポイント数は)　　　　　　　　(72ポイントです。)　　　　　　　　　　　(寝よ)ビビルは布団をかぶる。　　　　　　(いつまで寝とんじゃー我なめとんのか、我、ボケ、カスが)　　　　　　　　　　　(す、すいません)こいつ怒らすとチョー怖い。)　　　　　　　　　　　　　　　　　　(じゃあ、いきましょ)　しかし1万ポイントは大変だなー　　　　　　　　　　　　　(何、ボーとしてるんですかビビル様、早くいきますよ。)　　　　　　　　　　　　　(はい、はい)　ビビルとマニーは公園に着いた。(フフフ、今日はこの公園を地の池地獄にしてくれるは)　　　　　　　　　　(やる気ですね。ビビル様さすがです。記念に写真を、ポチっと)　　　　　　　　　　　　　(じゃあやるか、人間どもよ、悪魔の力、思い知るがよい)　　公園にはえてる草と草を結び合わせる。(ククク、これでこの公園に遊びにきた子供は、こけて痛い思いをする。ハハハハハ、ハハハハハ。)　　　　　　　(さすがビビル様、なんと悪どい計略だ)　　(お、おわつらえむきに子供が来たぞ)　　　(よし、よし、近づけ、近づけ)　　　　　　ポタ、ポタ、ザー　　　　　　　　　　　　(これは雨か、さっきまで天気だったのに、急に？)　　　　　　　　　　　　　　　　(こ、これはもしかしたらビビル様)　　　　(ああ、いるなマリエ、出てこい)　　　　　(呼ばれて、飛び出て、マリエです。)　　　(やっぱりお前か)　　　　　　　　　　　　(やっぱりじゃないわよ、いい加減改心しなさい。)　　　　　　　　　　　　　　(誰がするかバーカ、堕天使堕天使、神に怒られたバカ女)　　　　　　　　　　　　　　　(ふん、いいもん今日はあたしの勝ちみたいだから)　　　　　　　　　　　　(天使ポイント2ポイントアップでーござんす)　　　　　(ほらね、佐助もこういってる)　　　　　(何が2ポイントアップだ、降りてこいてめえ)　　　マニーが吠えている。　　　　(わかった、今日の所は敗けだ。だが次は必ずお前をひーひー言わせてやる。)　　　　　(できるものならね。じゃあ又ー、行くわよー佐助)　　　　(はい、お嬢様)　　　　　　　(あいつ、佐助にお嬢様なんて呼ばせてやがる。フーーー、マニー、パチンコでも行くか。)　　　　　　　　　　　　　　　(いきましょ。ビビル様)　　　　　　　こうして彼らの今日の戦いは終わった。明日も戦うのか。それは誰にもわからない。