第五話…「炎と故郷」【2】
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「わかりました」
譲さんが隣の馬車へと走り、俺はすぐに姉さんの治療を始めた。
治癒と言っても、一瞬で傷を無くすなんて事はできず、相手の治癒能力を高めることぐらいしかできない。
俺自身ここまで重度の怪我を魔法で治癒した事はないが、それでも薬を調合したり手当の準備をしたりするよりかはマシだ。
今は少しでも即効性のある回復を優先させた方がいい。
「…ヒノ…カムイノミ…ゴーニグ…ハイェン…エイワンケ…」
自分の手の平がほのかに光ると、それが次第に眩いまではいかなくても強い光となり、光を傷に当てると、その部分の治癒能力を高めていった。
「う…」
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治癒を開始してすぐ、姉さんが意識を取り戻す。
かすかに開いたその目からは、生気と呼べるものは一切感じ取れず、俺の存在にも気づいていないのか視線を動かす事もなかった。
「姉さん、聞こえるか?」
状態が状態なだけに、安心しきれないが、それでも意識が戻った事に俺は安堵する。
「ガレ…ス…?」
「ああ、そう。俺だよ。遅くなってごめん」
「ジョーゼ…は?」
「無事だ。姉さん程酷い怪我じゃない。だから…だからまずは自分の心配をしろ」
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俺の言葉に、弱々しくもしっかりと安堵の色を姉さんは浮かばせる。
「…それで…他の…皆は?」
「・・・村で生きてたのは姉さん達だけだ。数は少ないけど、皆…」
「お祭り…、昨日から杭の…ほうへ…」
「祭って…。いつも俺が帰ってくるのと同時に始めるじゃないか、なんで今回に限って」
「いろいろ…あったから…」
そう言って、姉さんは右手を俺の方へ近づける。
「何してんだ。酷い怪我なんだから、動くなって」
その手を優しく取って戻そうとするが、姉さんは首を横に振った。
「ガレス…は、杭の方…へ行って…」
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「何言ってんだ? マジでどうしたんだよ? そんな事したら誰が姉さんやジョーゼの手当てをするんだ?」
「村が…こうなる前…、杭の方で異変…が…。ガレ…スは何があったか…を確認して…。私を治すより…大事な事…だから」
「だからって…。今ここに魔法の治癒ができるのは俺だけだ。そっちも確かに大事だけど、目の前で姉さんが酷い状態なのにそれを放ってなんていけない」
「魔法…は私もでき…ます」
「無茶言うなって!」
『サグエさん?』
薬草と手当ての道具を持って譲さんが戻ってくる。
「譲さんか。必要なモノは?」
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「はい、ありました。すぐに女の子の手当てをしますね」
「頼む」
譲さんが戻ってきた事で、半ば強引だったけど姉さんとの会話が切れる。
それは俺にとって願ったり叶ったりな状態だった。
姉さんの言っている事は十二分に分かっている…理解しているつもりで、それはこの村の存在理由の1つ、そんな杭に何かあったと知れれば、優先事項は必然的に一番上に来るし、祭が始まっているのなら向こうに何人も人が言っているはず…ヴィーゼもそうだ。
今ここで姉さん達を治療している事自体、この村の住人としておかしい行動なのかもしれない、これは俺のわがままなんだろう。
それでも、生存者がいるかもしれないなんて漠然とした可能性とか、杭が心配だからって理由で、そっちの方へ行くよりも、目先の、目に見えた命の方が大切で、それを救いたいという衝動の方が当然強かった。
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「サグエさん、さっき杭がどうのって」
「ああ、こうなる前、そっちで何かあったらしい」
「ガレ…ス」
「うるさい。姉さんは黙ってて」
「お願…い、だから…。ヴィーゼ…も生きてる…かも…しれない…から…、心…配だから」
「ッ!」
それなのに、姉さんはヴィーゼの名前を出して、こちらを見捨てさせようとしている。
姉さんは本気で行ってほしいと思っているんだろう。
そこに娘がいるから…、理由は単純だが母親である以上、これを超える理由など存在しないし、自分の命に代えてでも…なんて理由にもなるんだ。
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「今、一番大事なのは少しでも死人を増やさない事。姉さん達の命だ」
俺は歯を食いしばって自身の感情を押さえ込む。
俺だって杭の方にいるかもしれない連中が心配だ。
誰かもわからなくなった死体を集める中、これは誰だ…あれは誰だ…と頭の中で自問自答し続けた。
そんな状態で、ヴィーゼの名前を出されたものだから、そこへ行きたいという衝動が、さっきよりも強くなってしまった。
杭の事なんてどうでもいい、ただただ皆が心配だ。
「私…は大丈夫…だから」
「うるさい…、ほんと黙っててくれ」
頭の中を多くの感情が入り乱れて、何を言えばいいかわからない、ただ絞り出すように、黙れ…という事しかできなくなっていた。
ドガアアアァァァーーーーンッ!
そんな俺に追い打ちをかけるかのように、外で大きな爆発音が響き渡る。
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面倒事、問題、厄介事、希望、それは俺のこの先の行動を決定づけるモノだ。
それは魔法による爆発音、譲さんが馬車を降りてその方向を確認する。
『村の奥にある山の中腹付近、音は聞こえないですけど舞い上がった砂ぼこりの近くで何度も火の手が上がっていて、何かが戦っているように見えます』
それを聞いて姉さんの手を握る自分の手に力が入る。
「ガレス…」
「クソ…」
さっきまで何の変化もなかった場所から起きたソレは、俺がここに留まって姉さんを治療するという理由の1つを壊すモノ、そして、姉さんに希望を持たせるモノだ。
なんで静かにしていなかったんだと、その瞬間だけはその爆発を恨み、俺は心を決めた。
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「どうなっても…知らねぇからな…。…ヒノ…カムイノミ…ゴーニグ…ハイェン…ミ…バイバハルトン…エイワンケ…」
さっきまで自分の手にあった光が、姉さんの手に移る。
「こんな事なら、そこら辺の薬師連中も顔負けなぐらい、治癒魔法を熟せるようにしとくべきだった」
「私…も…」
俺の苦虫を嚙み潰したよう表情とは裏腹に、姉さんの微笑んでいた
「・・・わかってると思うけど、これなら俺がここから離れても、しばらくは体の治癒能力は向上した状態になる。それでも、杭の所に行くとなればすぐに効果も無くなる。その時は自分で…。そのために魔法が少しでも上手くできるように腕の治癒は他よりも強力にしたから」
「わか…りました…」
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俺は持っていた姉さんの手を両手で握り、少しでも彼女に希望がありますように願いを込めた。
「譲さんは2人の手当てを」
「戦力的に私が行った方が…」
「杭までの道は王都とかの道と違って険しいし、素直に進むと時間が掛かる。かと言って近道するにしても、道以外の場所は罠だらけだ。だから先行するのはその辺の事を知ってる俺の方がいい」
「・・・わかりました。では、こちらの手当てが終わり次第向かいます」
「助かる。これだけ魔力が濃ければ動物は魔力の薄い方へ逃げるし、魔物も体に異常を来す、嗅覚に優れていればそれが駄目になるだろうし、馬車の中を外から見えないようにすればその辺の問題はないはずだ」
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譲さんとの話を終えて、俺はもう一度姉さんの顔を見る。
全身が酷い火傷を負っているにも関わらず、その表情はやさしく俺に微笑みを向けた。
「じゃあ姉さん、行ってくる」
「ええ…。娘を…お願い…ね…」
「・・・ああ、当たり前だ」
そう言って俺は馬車を出る。
そこからはひたすら走った。
目に見えた天高く上る煙と、時折見える魔法の光に向かって…。
ドガアアアァァァーーーーンッ!
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爆音と共に襲い掛かる衝撃が、倒れていた私の体を叩く。
「う…く…」
そしてそれらが私の意識を覚醒させる。
体には砂が大量に被り、半ば埋もれる形で私は倒れていた。
全身に痛みが走り、頭がバンバンと叩かれているかのように左右に揺れ、その度に激痛が走る。
『・・・ろ!』
自分の状況が理解できず、不用意に体を起こすと、頬を何かが伝い落ちるのを感じ、それを手で触る。
赤い…水、それが血だとわかるのに、わずかな時間が必要だった。
『ヴィーゼっ!』
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そんな状態の私に叫び掛ける声。
声のした方に顔を向けると、そこには矢をつがえて大きくて黒い何かと対峙するおじさんの姿があった。
黒い何か、大きな爪を持ち、長くて太い尾があり、不自然に胴体だと思う部分がえぐれ、頭が無く、大きな翼が片翼しかない状態。
「なに…あれ…」
『考える暇があるなら逃げろ!』
怒鳴りつけるように私に叫びつけるおじさんは、耳や頭、それ以外にも体の至る所から血を流していた。
そして、あの不格好な黒い何かが、姿を変えていく。
えぐれた部分に黒い靄のようなモノが集まり、それが大きな翼と、鋭利な牙を生やした大口を持つ頭を作り出す。
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そこでその黒い何かがどんな姿をしているのか、全貌が見え、それが封印の杭が無くなった後に生まれたモノだと気づく。
それは過去、この世界をいたという「ドラゴン」だった。
高さだけなら私たちの住む家よりも高く、全長はその何倍もある。
その姿から、そのドラゴンは俗に翼竜と呼ばれていたモノだ。
「チッ…。もう元に戻りやがった」
そう言って、おじさんは走り出す。
横に回り込むように迂回して、つがえた矢を放つ。
ドラゴンの皮膚、鱗は硬く、放たれた矢は刺さる事はなかったが、それが当たってからすぐ、爆発して黒い巨体をよろめかせる。
---[40]---
そんな中、視線を動かせばおじさん以外にも人がいるのが見えた。
視界に入ったその人影はもう5人もおらず、その中には成人前の私の同年代の子達の姿はない。
きっとみんな…。
この短時間でいろいろな事が起きたせいか、人の生き死にを知ったのに何も感じる事はなく、その事に私は一番驚いていた。
そこへ人の姿とは違う何かがいくつも視界に入ってくる。
こんな状態になる前、全ての異変の元凶であろう…あの化け物から出て来た犬型の魔物だ。
その存在に気付けた人はすぐに対処ができたけど、気づけなかった人は死ぬ事はなくても深手を負う。
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そして、その魔物は私の近くにも表れて襲い掛かってきた。
「ッ!」
とっさに、こっちに来るな…と言わんばかりに手を振ると、赤く光る斬撃が飛び、魔物の体が斬り裂かれて消えていく。
一瞬何が起きたかわからなかったけど、手に付いていた血を見て、自分が何をしたかを理解する。
そこであのドラゴンが私の存在に気付いた。
胸を張るような形で、顔を大きく持ち上げると、胸が赤く光り、それは次第に、喉、口と移動して、次の瞬間…。
私に向かって大口を開けたと思ったら、視界が真っ白とも真っ赤ともとれる色に包まれる。
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そんな私の前に飛び出してきたのはおじさんで、ドラゴンに背を向けて私を抱きかかえた。
ドラゴンの口から放たれたモノは炎だ。
焼く音とでも言えばいいのか、ボーボーと恐怖を与えてくるだけの音が耳に伝わってくる。
何かが焼けて不快な臭いが鼻を襲い、それが強くなるにつれて炎の音が小さくなっていく。
音が完全になくなった時、ドサッと私の前でおじさんが倒れる音が聞こえた。
釣られて視線を落とすと、そこには人だったモノ、背中、体の後ろ部分全てが真っ黒な炭となったおじさんの姿があった。
状況を整理しきれない中、追い打ちを掛けるように魔物が襲い掛かってくる。
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私はやけくそと言ってもいい具合に、混乱する頭の中のモノを全て吐き出すかのように、襲い掛かってくる魔物に対して、血の付いた自分の手を振るった。
視界の端で他の人達があのドラゴンと対峙しているのが見える。
あの人たちのおかげで相手の意識が移り、私の方へ追撃が無かった。
自分に襲い掛かってくるのは犬の姿をした魔物だけ。
ドラゴンの姿を目にしたせいか…、頭を打っているせいか…、それとも極度の興奮状態になっているせいか…、さっきまでの緊張や恐怖は無い。
憂さ晴らしの八つ当たり、頭の中のもやもやを相手にぶつけ続けて吐き出したおかげか、だんだんと周りの状況を見て行くだけの余裕が出て来る。
えぐる様に掘り返されたこの空間、それはさっきのあのドラゴンが生まれた時にできたモノ、でもその場所にはなぜか草花の緑が見え隠れしている。
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何かが不自然で、それでいて体中の痛みが、それは現実だ…と警鐘を鳴らす。
襲い来る魔物に向かって、剣の刃をイメージしながら手を振るい、自分の手が一瞬だけ光ると、魔物がその場に倒れて消えていく。
「はぁ…はぁ…」
それをやる度に走った後のような疲労感が襲い、やればやるだけ肩で息をする数が増えていった。
血制魔法、自分の血を使う魔法、血は自分自身、自分の体の一部、だからこそ簡単な想像で正確な魔法を使う事ができるけど、体の外に血が出てる必要があって、正直その条件のせいであまり練習をしなかった。
だからその代わりにと発声魔法の呪文とかを使わずに、想像だけで魔法を使う練習をしてきた。
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そのおかげか、こうして慣れていない血制魔法を使えてる…、でもその代わりに力配分がわからないから、使えば使うだけ疲労がすごい勢いで溜まってく。
発声魔法を使えればと思うけど、頭に呪文が出てこない。
こういう魔法が使えればというモノは出て来ても、それを使うための呪文の組み立てができない…、思いつかない…。
それどころか、思い出されるのは呪文よりも、それを練習している自分の光景だ。
おにぃに見てもらいながら魔法の練習をしている時の思い出ばかりが頭を過っていく。
死にたくない…。死にたくない…。
自分の晴れ舞台、成人して…、村で大人の仲間入りをして…、不安な事ばかりだったけど、でも、これを越えられればおにぃに近づけると思って…。
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だから、そう考えれば考えるだけ気持ちだけが先へ行って、不安が私にのしかかった。
こんな、こんなダメダメなままで終わりたくない。
死ぬにしたって、隅で恐怖に震えた姿で冷たくなった姿をおにぃに見られたくなんてない。
なのに、さらに私を戦いへと駆り立てるモノが目に映った。
山のふもと、黒い煙の上がるそれを見て、胸が強く…経験した事のない程に強く…高鳴った。
この山の近辺で人が住んでいるのは私たちの村だけで…、それで…。
煙の上がっている場所が…、村の場所で…。
その瞬間、村の思い出が鮮明に蘇っていく。
---[47]---
おにぃと特訓した魔法、子供たちと遊んだ広場、家族みんなで囲んだ食事に、ジョーゼの笑顔。
届くはずもない手を、すがる様にして伸ばした。
でも、当然掴めるのは何もない。
「・・・ッ!?」
空しく伸ばされた手に、あの魔物が噛みついてくる。
その勢いで私は転び、それでも相手の勢いは止まらず、腕を引きちぎろうとでもするかのように、勢いよく魔物は首を振る。
さらに、無防備になった私へと、他の魔物も群がって、その牙を体に食い込ませていった。
「アァッ…グゥ…。」
---[48]---
初めは、最初に噛まれた腕の痛みが強すぎて、痛みというか鈍い感覚が体全体を襲うだけだった。
でも、体がその異常事態に気づき始めた時、その鈍い感覚は痛みへと変わっていく。
言葉にできない強烈な痛み、痛くて痛くて…、とにかくその痛みから逃げたい一心で魔法を使う。
「アアアァァァーッ!」
グサッグサッグサッ!
群がる魔物の体を貫くように、無数の棘が私から外へ飛び出す。
そして、そこには初めから何も無かったかのように、魔物達は消えていった。
「はぁ…はぁ…。あぐぅ…」
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また一難が去ったけど、息をするだけで全身が動くなと悲鳴を上げる。
魔法で治癒をしても、痛みが消える訳じゃないし、傷だってすぐには治らない。
いっその事、意識を失ってしまえれば、どれだけ楽だろうか…と頭を過るけれど、嫌になるほど意識ははっきりとしていた。
こんな状態で聞こえてくるのは、魔法がドラゴンに当たる音。
何度も何度も、その大きな体に当たってるのに、よろめくだけでダメージを受けている様子はない。
そして、ドスンッという大きな音を最後に、魔法の音すらも聞こえなくなる。
ドラゴンの長く鞭のようにしなる尻尾が、最後まで戦っていた人を叩き潰した。
地獄にいるかのような雰囲気を漂わせる静けさ。
たぶん、ここで生き残っているのはもう私だけで…、それで…。
その時、頭では考えてなかったけど、体は素直に動いた。
今まで何事も無かったかのようにそこに立っているドラゴンを見て、村から上がる黒煙と、あのドラゴンの放った炎とが結びつき、自然と自分の手を相手に向けて魔法を放っていた。
---[50]---
それはただの愚策、今の自分に何ができるかもわかっておらず、自分より熟練の魔法使いたちを倒した相手に向かって攻撃をした。
何度も何度も…。
その瞬間、できる限りの魔法を撃った。
ドラゴンは避ける事もせず、魔法をその体に受けながらこちらに向かってくる。
あの巨体が目と鼻の先まで来ても怖くはなかった。
目の前で、その大きな口が開かれ、魔法を撃とうにも撃てなくなった腕に噛みつき、私を持ち上げる。
そして、子供が人形遊びをする時、力加減がわからず簡単に壊してしまう瞬間のように…。
ドラゴンは弄ぶように首を振り、私は上下がわからなくなるほど振り回されて、ブチッと聞き慣れない音が聞こえると同時に体が宙に舞った。
---[51]---
視界がグルグル周り、地面と空が交互に視界に入る。
その視界も長くは続かず、硬いのか柔らかいのかわからない中途半端な感触の地面に、何度も玉のように叩きつけられて止まった。
視界に映る世界が歪み、何もかもがぼやけて見える。
自分に何が起きたのかを考える気も起きず、視界に入ったドラゴンの姿だけを見続けた。
ドラゴンは口から何かを吐き出し、再びゆっくりと私に向かって動き始める。
そして、今度は遊びもなくその口が私の頭に向かって動き始めた。
ガアアァァンッ!
私にはもう何もできないと、目をつむって全てを受け入れた…。
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