第二話…「買い出しと休日」【4】


 窓から指す太陽の日差しが、寝覚めの私の目を刺激し、あまりの眩しさにうつ伏せの状態で、顔を枕に押し付ける。

 多少の息苦しさと共に、その日差しを目元へ寄せ付けない体勢は、私を再び眠りへと誘う。

 夢と現実を行ったり来たりするような…、そんな状態で時間を持て余すこの瞬間、なんと居心地良い事だろう。

 やるべき事を成そうとし、張り詰めた感情の中では、こういった時間を取る事はできないけど、今はそんな何かに駆られる事はなく惰眠を貪れる。

 小鳥たちの鳴き声を子守歌に、私は再び夢の世界へと入っていくが、私のそんな自由なひと時は、他人の手によって簡単に打ち砕かれた。

 控えめながら規則正しいリズムでドアが叩かれ、私の返事を待つよりも早くドアが開かれる。


---[01]---


『お姫様。寝すぎるのはよくないわよ』

 枕に埋めていた顔を横にずらすと、目に入ってくるのは大げさな程に上へ伸びた白い帽子。

 その次に声の主が視界に入ってくる。

 声の主はドルチェ、彼女は少しムッとした…怒っているような表情をチラつかせつつ、寝ぼけ眼の私を見下ろしていた。

「規則正しい生活が健康な体を作り、その体に健全な魂が宿るの。急ぐ事が無いからって、だらだらしたら、その先にあるもの全てが崩れ去るわ」

「・・・それはさすがに大げさだと思うけど…」

「でも、実際少しの気の緩みが全てダメにする事もあるし、あと少し寝ていても問題ないって気の緩みが、何につながっているのかわからないわ」


---[02]---


「うぅ…」

 正論に次ぐ正論。

 ただ惰眠を貪りたい私と、健康を考えて強めの口調をするドルチェ、どちらに非があるかは明らかだ。

 普段、彼女を物理的に見下ろす形になっているせいで、この状況は新鮮と言えるけどそれはそれ、これ以上私を気遣ってくれている彼女の気持ちを無下にする事は出来ない。

 私は重い体をゆっくりと起こし、あくびをする口を手で塞ぐ。

「いくら任務が無いとはいえ、お姫様にしては珍しいわね。いつもなら休みでもきちんと起きてくるのに」

「ん~…、なんでかな。なんか今日は特に眠っていたかったっていうか」


---[03]---


「やっぱり、お姫様らしくないわね」

「ははは…。ちょっと気が緩み過ぎちゃったのかも。気を付けます」

「そうしてくださいな。じゃあ朝食はできてるから、着替えて来てくださいませ」

「は~い」

 本当、自分でも珍しいと思えるほどに、睡魔に負けた。

 動く事が嫌になる程に、さっきの夢現な時は気持ちの良い時間だった。

 シャキッとしなければ…、私は気分を一新するために、いつも以上にできる限り元気よくベッドから出る。

 私が生活をしているのは、王都オースコフの片隅にある館だ。

 ドルチェやレッツォを含め、40人程の兵が私の隊にいて、彼ら彼女らとここで生活をしている。

 少々古いけど、それもまた住み心地を良くしてくれる要因の1つ。


---[04]---


 今いる館はそんな兵達全員が住む分には、工夫すれば多少の余裕が出る程度の建物だ。

 私は私服に着替え、腰にベルトを付け、愛用の直剣を差す。

 そして、朝食を用意してくれているドルチェを、これ以上待たせるのは良くないと、食堂へ足を進めた。

 食堂は館の1階、私の部屋は館の2階、中央にある玄関ホールにある階段に差し掛かる頃には、食堂から漏れる香ばしくも甘いスープの匂いが鼻をくすぐり、空腹のお腹に響かせる。

 この匂いをかげば、嫌でも眠気なんて吹き飛ぶというモノだ。

 すれ違う隊員達と挨拶を交わして食堂に入ると、和気あいあいと食事を取る隊員たちの中に1人…真っ青な顔でテーブルに突っ伏す男性の姿があった。


---[05]---


 他の隊員は1人や2人だけではなく、何人もいる中で、その男性の所だけ妙に人がおらず、嫌でも臭ってくる異質なニオイを漂わせている。

 自然と苦笑してしまいつつ、私はあえて彼の前の席に座った。

 最初は、何か大事な事でもあったのかとも思ったけれど、そんな考えは彼に近づくにつれて消え去って、座る頃には見る影もない。

「限度を考えた方がいいですね、レッツォ」

 屍のように動かない彼に、困り顔で話しかける。

 そこにいたのはレッツォで、席に座る前からお酒の臭いが漂ってきていた。

「昨日、いつまで飲んでいたの?」

「昨日…? 飲み明かして…、さっき帰ってきた…ばかりだ…」

「…はぁ」


---[06]---


 理由はどうであれ、レッツォが苦しんでいる事に変わりはないから、一瞬でも心配した私の気持ちを返してほしい…と、内心では思ったが口には出さない。

「水を持ってきます。ちょっと待っていて」

「す…すまねぇ」

 テーブルに突っ伏す姿勢を崩さず、私に手を振る彼の姿は、まさにダメな男性の典型だ。

「お水を2杯ください」

『はーい』

 食事スペースと厨房とを隔てるカウンターから、大人のコック達に混ざって動き回る小さな体を眺める。

 少しして、そんな小さな体のドルチェが、水の入ったコップを2杯、お盆に乗せてやって来た。


---[07]---


 しかし、人間サイズに作られたカウンターは、その体では大きすぎるため、厨房のカウンターの所には彼女専用の台が置かれている。

 こちら側ではカウンター近くまで来ると、白いコック用の帽子しか見えないけれど、その台を使う事でひょこっと顔を出す。

 その様子はまるで小動物でも見ているかのようだ。

 もちろんそんなつもりのないドルチェは、そんな事を思われているとは露知らず、いつものように持ってきたお盆を、水がこぼれないようにカウンターへと置く。

「朝食の方もすぐに用意できるわ。席は何処?」

「え~と、あそこ」

 私は、自分の席、レッツォが突っ伏した方を指さす。

 それを知ったドルチェは、あからさまに嫌そうな顔を見せ、私もそれにつられて苦笑する。


---[08]---


「あんな状態だけど、彼は彼なりにこの隊に貢献してくれているのだから」

「でも…」

「仲間の心配とそれへの対応も、隊長である私の務め。まさかあんなになるまで呑んでるとは思わなかったけれど…。とにかく、私は大丈夫だから。もしアレに効く薬があれば持ってきてください」

「もう…。わかったわ。じゃあ席で待っていて、食事もすぐ持っていくわ」

「ありがと」

 水を受け取り、足早にレッツォの所へと戻っていく。

 近づく度に臭ってくるものはあるものの、それも少しすれば鼻も慣れる。

 彼の前に水の入ったコップを置き、私も席について自分の水を口にした。

 酔いの酷い彼も、何とか水を飲もうと体を動かすが、その動きはあまりに遅く、まるで動きの鈍い腐人でも見ているかのようだ。


---[09]---


「気分はどうですか?」

 水を飲むも、すぐに口を手で塞いで動きの止まるレッツォに対して、何度目かわからない苦笑を浮かべて心配をかける。

 問いかけに何度か弱々しく頷き、少し楽になった…と、周りの音にかき消えない声で彼は答えた。

「すこぶるよろしくない…。吐き気はだいぶマシだが…、頭痛が…酷くてな」

「それにしても、こんなに酷い状態のあなたは初めて見ました。いつもなら、ちょっと頭が痛い程度で、そんな状態になる事は無いでしょう?」

「はっはっ…。そうかもしれねぇ…。ちょっと懐かしい顔に会ってねぇ…、話が弾んで弾んで…、気が付いたら自分たちが何の話をしていたのかも忘れそうになる始末だったよ…」


---[10]---


「なるほど。懐かしい顔に会う…話が弾む…ですか。私も鬼ではないし、そう言う事なら大目に見ましょう。私も、今日はちょっと気が抜けてましたし、怒る事はしません」

「へぇ~…。そいつは珍しい…。封印の杭がぶっ壊れるぐらいに驚きだ…」

 彼は冗談めかしく、その青白くなった顔で笑みを浮かべる。

「壊れません。さすがにそれは縁起でもないです。・・・とにかく、二日酔いになってしまった件はこれ以上は何も言いません。でも今回だけですよ。あまりない事だと思いますけど、そんな状態になるまで呑むのは控えてください」

「ん~…。それはどうかねぇ…。その知り合い、また近いうちに来るかもしれないって言ってたし…、約束はできないな…。そんなに言うなら、今度は呑み過ぎないために、隊長…ついてきてくれよ。そんで呑み過ぎそうになったら止めてくれ…」


---[11]---


「それは…」

『ダメです』

 私が返答するよりも早く、朝食の乗ったお盆を持ったドルチェが答える。

「お酒を楽しむなら、あんな野蛮な場所へ呑みに行く必要はないわ」

「サラッと酷い事を言いやがって…」

「庶民のよりどころである素晴らしい酒場でも、そんな所の安酒なんてお姫様に呑ませる訳にはいかないもの」

「褒めたいのか…、それとも貶したいのかどっちだ? とりあえず、店主に謝れ」

「はいはい、ごめんなさいごめんなさい。というか、お姫様の大事な朝食時にその臭いが邪魔です。…ミズノ…カムイノミ…アイヌフラ…アブファゲン…カラ…」

 私の前に朝食を置き終えたドルチェが呪文を唱える。


---[12]---


 すると、レッツォを囲うように何か光るものが一瞬だけ目に映り、それを境に慣れたとはいえやはり鼻につく匂いが消えていった。

「これでお姫様が食事を終わらせるまでの間だったら、その悪臭も届かないわ」

「あ、ありがとう」

「あと、重度の二日酔いに対して効果を発揮する薬は、この食堂にはなかったわ。薬屋ではないですから。後で体を洗って、少しでも臭いを落としてから薬師様の所へ行くことね」

「これはまた、ド正論ありがとよ…」

「では、あたしは調理場の方に戻るわ。何かあったら呼んでくださいませ、お姫様」

「うん。ありがとう」


---[13]---


 スタスタと帰っていくドルチェを見送って、出された朝食へと手を付けていく。


 多少の変化?はあったものの、大差ない1日の始まり。

 いつもなら朝食を終えた後に鎧を着こんで街の警備をしたり、隊員の訓練にあたるけど、今日からしばらくは休日だ。

 この休日も上からの指示…、出された任務を早足で熟していったがために、顔には出ていなくとも、隊員達にも疲労が溜まってきている事だろう。

 王都の一大行事に、騎士団の兵として任に就けないのは不服ではあるけれど、考え方を良い方向へと向ければ、そんな行事の時の休日は世帯持ちの隊員にとっては、家族団欒のできるまたとない機会ともとらえられる。

 任務が無いという事にばかり目が行きがちになっている自分に叱りを入れ、良い方向に考える事に努めよう。


---[14]---


 すぐに終わらせられる雑務に筆を走らせながら私はそう思った。

 残っているのは備品整理や、別行動をしていた隊員たちの報告書の整理だ。

 それも、他にやる事が無い分、昼食時を少し過ぎた頃には終わってしまった。

 これで、文字通り何もする事が無くなった私は、不完全燃焼気味に不服そうな表情を浮かべながら、すっかり冷めてしまったお茶をすする。


 仕事と言ってしまえばそれまで、しかし、私にとってそれは日課の1つ。

 晴れた日、その心地よい日差しの中で見慣れた街並みを見ながら歩く。

 この数日、休みだからといっても、何かやりたい事がある訳もなく、そしていつも通りの事をやらなければ気が済まない…なんて自己満足を成した結果、仕事にならない範囲で外を歩いていた。


---[15]---


 両腕とも籠手から肘当てまでの装備を付け、足も両方とも鉄靴から膝当てまで取り付けた軽装、腰にはベルトを巻いて小道具の入った小さな鞄を付け、愛用の剣を差している。

 お世辞にも戦闘において安心できる装備状況とは言い難いけれど、この程度なら普通の格好です…と、どこから来たのか、言い張れる自信があった。

 休日だったとしても、自分が騎士である事に変わりはなく、何かがあれば民を守る義務があるのだから…。

 そんな事を自分に言い聞かせて、この休日の数日を過ごし、警備も一応できる散歩を日課に、祭りの開催が目前に迫ってきて活気づいた街の中を歩いている時、仲介業者のおじさんと魔法使い風の男性が困った表情を浮かべて話をしているのを見つける。


---[16]---


 念の為にと、大事にしないために、私はその会話に入っていくのだった。



 幸先の良い買い出し…。

 天候に恵まれ、魔物や盗賊に襲われる事もなく、自然災害で道が寸断されたりしているなんて事もなかった道中。

 予定よりも1日早く王都に着けそうな俺だったが、問題はそこからが本番だった。

 王都に近づくにつれて、いつもの買い出し時よりも多くすれ違う連中。

 笑顔を浮かべて王都を後にする連中もいれば、何かを成し遂げようと意気込み王都に向かう連中もいる。

 心なしか、街道を巡回している騎士団の連中も多く見えた。


---[17]---


 問題でなくても、王都で何かが起きている事はその光景を見れば明らかだ。

 俺は一抹の不安を抱えつつ、馬車を走らせる。

 王都へ着き、門番の衛兵に商売の許可証を見せて、いよいよ王都へと入っていく。

 建物が多く並ぶその街並みも、行きかう人々の数も、出されたお店の数も、当然村とは比べようもなく、何回も来ている俺も見慣れたつもりになっては、来る度に圧倒される。

 そもそも街道もそうだったが、去年来た時よりも普通に行きかう人の量が多く、何より、街中が活気づいていた。

 その理由を薄々と感じ取りながら、俺は行きつけの店へと向かう。

 馬車を置く場所を専門に提供する場所でもあり、商品類もちゃんと管理してくれて、商売人御用達の場所だ。


---[18]---


 俺みたいに物を売りに来る奴の仲介もやってくれる仲卸の場でもある。

 案の定、そこも人が多く行きかい、馬車1台置くのも一苦労な状態だった。

 馬車を定位置に止め、馬を馬番の人に任せると、人が出入りしている大きな建物の中へと入っていく。

 そこには怒声とも思えるような大きな声が飛び交い、多くの人間がその大声の飛ばし合いに参加している。

 建物の中は広い、天井は高く、辺りを見渡せば木箱やら大壺やら、多くの商品と思わしき物が積み上げられていた。

 もし、その商品類が全て食べ物だったなら、俺の村は何年も狩りをせずとも食料に困る事はないと思える程だ。

『よう、ガレス、来てたのか?』


---[19]---


 俺が周囲に目を向けていると、探し人の方から声をかけてくる。

 ガタイが良く、その体はもはや丸太が勝手に動いていると思えるほど太い。

 身長も、大男と呼ぶにふさわしく、村で大きい方の分類に入る俺でさえ顔を見るのに思わず見上げてしまう程の甲人種の男性だ。

「ついさっき着いたところだよ、おやっさん」

「そうか、長旅ご苦労さん」

 ギラリと歯並びの良い真っ白な歯を見せつけるよう笑い、バシバシと俺の背中を叩く。

 おやっさんは、簡単に言えばこの仲卸場の支配人。

 うちの村とは長い付き合いで、俺が生まれる前からずっと村の商品を売り、求めている物を見繕ってくれている人物だ。


---[20]---


 お世辞にも若いとは言えないおやっさんが、ここで仕事をするようになった頃にはもう村はここを利用していたらしく、この仲卸場との付き合いもかなり長いらしい。

 時には祭りの時期に合わせて、帰りの護衛代わりだとおやっさんが来るぐらい関係も深いとくる。

「にしても、そろそろとは思ってたが、まさか今とはなぁ」

「俺も王都の近くまで来て、まさか…と思った」

「まぁあれだ。とりあえず外に出るぞ。此処じゃうるさ過ぎて、おちおち話もできねぇ」

「ああ」

 おやっさんの後を追って建物の外へと出る。

 入口のすぐ横にいけば会話をする分には問題ないうるささにまで落ち着いた。


---[21]---


「それで…だ。今回もできる限りそっちの特になる様にやらせてもらうつもりだが、見ての通りこちらも立て込んでてな」

「やっぱりこっちでも?」

「ああ、近い内、例の封印の杭の祭りがある。だからいろいろと物入りでな。そっちの商品を売る分には何の問題はないんだが、そっちが欲しい物を揃えるのに時間が掛かる」

「やっぱりか」

「それにいつも以上に人手も足りねぇ。帰りは護衛として傭兵とかを雇いたいと思うだろうが、もしかしたらそれも無理かもしれん」

「・・・さすがにそれは困る…かな。今回は欲しい物に家具とかもあるし、馬車が1台ていうのは無理だと思う」


---[22]---


 そう言って、鞄から欲しい物をまとめた羊皮紙を取り出して、おやっさんに手渡す。

「それはまた…。まぁできる限りやってみっから時間をくれ。あと宿は、今は何処も部屋がねぇだろうし、うちの空き部屋を使ってくれ」

「ありがとう。じゃあ頼みます」

「ああ。ほどほどの期待をして待っててくんな」

 買い出しとは言うが、こうやってみると買い出しというよりもお使いに近い。

 自分で品選びをする訳でもなく、商品が用意されるのをただ待つだけ。

 果たしてこれを買い物言うのだろうか。

 おやっさんが使えと言ってくれた部屋に、荷物と呼ぶには少ない持ち物を置く。

 小さな部屋、1人用のベッドと机が置いてあるだけで圧迫感のある狭さだ。


---[23]---


 しかし、部屋を貸してもらえただけで良しとするしかない。

 王都でも封印の杭の祭りが行われるとなれば、人の数も膨れ上がる。

 下手をすれば普段の王都の人口の倍になる…なんて事もあるだろうし、その考え自体が甘いものかもしれない。

 そんな状態では、まともな宿なんて全滅している事だろう。

 あったとして、格安も格安で、広間にごろ寝をする形の場所を使う羽目になる。

 そういうのを経験しておくのも悪くはないが、そんなもんより良い条件があるのなら、わざわざそれを選ぶ意味などない。

 話によれば人が多くなれば、そういった宿では自分の持ち物の管理が大変だと聞く。

 個々を分ける壁など存在しない空間で眠る訳だし、正直月明かりのない平原で野営をするよりも眠れなさそうである。


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