第2話 ステータスオープン!

 よく異世界モノの話で「ステータスオープン!」と叫んだら自分のレベルやらHPやらMPやら表示されるという展開がある。


 作中でのこの演出の賛否はおいとおくとして、数値化された自分の能力を見て現状把握をしておくのは正しいことである。


 例えばまともな社員教育ができる会社ではスキルマップや教育計画表があって、誰それが何の仕事をどの程度までできるか把握できる環境にあるはずである。これも一種の「ステータスオープン」だ。新しい作業を覚えたらレベルアップのファンファーレを口ずさみながら「◯◯くんは△△をおぼえた!」と言ってあげればいいだろう。ちなみに私は実際にやったらダダスベリした。


 異世界モノを舞台にしているからか、小説ではドラクエのようなステータスしか見たことがない。現実で「ステータスオープン」を使えるのであれば、やはり戦略SLGみたいに統率とか知力、政治のパラメータを見たいところである。部活をやっているのであればスタミナとか球速とかパワーとか。会社であればやはり忠誠度が必要だろう。忠誠度が低く退職寸前の社員に対してはお金を与えればグンと上がって会社に繋ぎ止められるのだ。誰も絶対にやらないだろうけど。

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