「わかりにくいですね」

結論を伝えてくれないと。

「金髪に碧眼。ついでに言えば、アメリカ人らしいナイスバディ。そんな魔女が一族の中で台頭してきたのだ」

仲間からすれば、忌まわしい外見。

「小さいころから抜きんでた才能を持っていたらしい彼女は、一般的な学校に通い、差別を受けたりしていないらしい」

「その魔女が、技術を流しているのですね」

「そうだ。一族の名は有名になりはしたが、長老方は複雑な心境であると聞く」

「なるほど、よく分かりました」

一族の安心の方が、名声よりも大事であるし。

「来日するのは、その魔女だ。覚悟しておけよ。ちなみに、グラビアアイドルとしても活躍してるらしい」

グラドル？

「やっぱり、美少女だったりするんですか？」

「そうだ」

「やっとセクシー要員が」

爆乳を俺に押しつけてくる展開を希望。

西部劇の服を着てもらいたいなあ。

「まあ、現実がお前の思い通りになったらいいな。なんにせよ、何が狙いか見極め、広い視野で対応しろ」

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