7話 目覚めた者(ルノ)

 これは、船なのか?


『出力回復! 浮力緑灯。推進力緑灯。表面硬化電磁波、再度展開!』


 亀の甲羅のごとき鉄の天蓋に覆われた甲板に、金属管のスピーカーからの命令が響く。

 ひどくしわがれたその声は、船自身が発している機械音なのだが。

 

『これより出力十割で艦砲を放つ。砲塔全基を、手動で全開するのじゃ!』


 まるで人間の声のように聞こえる。年老いた、老人のものに。


『壱層より参層の全甲板にて、冷却剤散布を開始するぞい! 救急班は、参層の消火活動に向かうのじゃ!』


 広い円形の甲板中を、タンクを背負った機械の犬が勢いよく走り回る。

 タンクのチューブから蒼いジェルが勢いよくほとばしった。甲板はあっという間に泡の海。甲板にわらわらと出てきた船員たちが、足元が冷えるとぼやいて苦笑する。


「うわっ、冷てぇ! 十割でやり返すなんて、ぱねえっすね」

「ああ、フル砲撃は砲塔がすげえ熱さになる。だから甲板が燃え出さないようにしなくちゃならねえんだ。しかし、砲塔の自動開閉システムがやられるとはなぁ。相当やべえぞ」

――「私語を慎めッ! 敵の次弾が来る! 急いで作業しろッ!」


 白服の士官があらわれて、船員たちを怒鳴る。肩には翼を模した、空尉の階級章。

 ということはこの船は私有船ではなく、いずこの国かの軍艦なのであろう。船員たちはすなわち、空兵なのだ。

 あわてて敬礼した空兵たちはじゃぶじゃぶ泡の海を走り、近くの砲塔に張りついた。長いハンドルを数人がかりでしゃかりきに回すと、半分ほど開いていた巨大な長筒の発射口がすっかり開いてゆく。

 砲塔は、鉄の天蓋に覆われた円形の甲板にぐるりとついている。三百六十度すきまなしだ。

 三層構造の甲板は、上層とほぼ同じ大きさ。さながら砲塔を挟んだ鉄のハンバーガーのようだが、参層目の甲板が被弾しており、被害は甚大。砲塔がいくつも潰れ、煙がもくもくあがっている。

 

「うっしゃあ、開きましたーッ」

「よくやった! 充填開始ッ!」 


 空尉の指示に応え、空兵たちはしゃかりきにまた、別のハンドルを回し始める。

 たちまちはね上がる、エネルギー充填ゲージ。

 艦砲の操作が自動でできなくなったということは、中央管制にかなりのダメージをくらったのだろう。

 一般的な船の船体は細長く、甲板後部に載っている小塔に司令系統の各室が集中している。しかしこの船は――甲羅にでかでかと「盤古ばんこ」と書いてある、平たい砲塔バーガーの中枢部は、ようよう傷つけられるところにはない。円形の甲板中央にそびえる、太い柱の中にあるのだ。

 だがさきほど、敵艦の艦砲で結界を破られてしまった隙を突かれた。

 砲塔を潰さんと飛んできた空雷が長筒の脇をすり抜け、甲板の中央軸に到達してしまった。ゆえに士官も兵たちも、少なからず動揺している。

 手動で動かされ始めた砲塔が、ゆっくり上下に動きだす。


「お? 景色が動いた。船、移動してんのか?」

「いや、複数の船に包囲されて釘付けにされてる。こいつ自身は動いてねえ。甲板が回転してんだ」


 ハンドルを回す年配の空兵がくやしげに歯ぎしりする。


「十割砲撃で敵艦をぶっ消せるといいんだがなっ」


 その望みを潰すかのように、砲塔基部についているスピーカーが警告を発した。


『一時方向および九時方向に、空雷接近! 迎撃するのじゃ!』

「ただちに迎撃ィ!」


 白服の空尉が鬼気迫る形相で怒鳴る。

 空に浮かぶ銀色の砲塔バーガーに向かって、煙吹き出すミサイルがいくつも迫ってきた。


「きなすった!」「っひゃあ、いくつあんだ?!」

――「発射ァ!」

 

 空兵たちが力任せに巨大な取っ手を引くなり、開かれた砲塔が光を吐き出した。

 ひとつだけではない、隣のも。またその隣のも。甲板中の砲塔がまばゆい光を放射する。

 レーザーであろう蒼い光は空中にひろがり、瞬時にいくつもの空弾を蒸発させた。

 

「よっしゃあ!」「すげえ、三百六十度全方位放射っすね!」


 いったいいかほどの距離まで届いたのか、光は目を見張るほど広範囲に広がっている。


「どんどんいけェ! 充填ッ!」


 空尉が発破をかけ、次弾をせかす。再び四方にビームが放射され、迫り来る空雷を消した。

 船を包囲していた敵の船もしっかり捉えている。

 だが。

 

「くそ! 結界をはがせただけか?」「やばい、敵艦、ほぼ残ってるじゃないすかッ」


――『いかん、機関出力低下! 結界消失! 全機能赤灯じゃ!』

 

 十割砲口の全方位放射は、相当にエネルギーを食う。

 出力不足に陥った砲塔バーガーは、敵艦からの次弾をかわせなかった。どうんどうんと甲板が怖ろしい音をたて、激しく振動する。

 突然の閃光。すさまじい爆発。ぱっと舞い上がり、飛散する蒼いジェル。そして、悲鳴と怒号。

 ジェルの泡が、血の色にそまる。猫の僕には黄色にしか見えない、紅色に――


「ちくしょう! 隣の砲塔に当たった!」「と、隣の班、全滅だぞ……!」


 おののく空兵たち。怒鳴り立てる士官。


「持ち場を離れるなッ! 機関の出力が上がれば結界が戻るッ!」

  

 甲板の回転が止まる。船はいまや完全に無防備な、ただのまと。激しい衝撃がまたもや甲板を襲う。

 吹き飛ぶジェル。蒼のしぶきが、血しぶきと入りまじる。


「くそ! 出力はまだ上がんないのかッ!?」「ああっ! 空尉どの! 空尉どのー!!」


 白制服の士官がもんどり打ち、制服を朱に染めてジェルの海に沈む――

 この船は沈むのか。青ざめる空兵たちが半ば覚悟した、そのとき。


――「任せろ!! 俺が出るッ!!」

 

 甲羅の如き天蓋のてっぺんから、しゅんとひと筋、光の軌跡が立ちのぼった。

 

「プラチナの機霊光!」「東華帝君か!」


 空兵たちが空裂く軌跡を指差す。

 光放つものは、アホウドリサイズの機霊。

 左肩に黒髪の美丈夫を出現させている少年が、不敵な笑みを浮かべてはるか空の先へ飛んでゆく。

 少年の大きな瞳に、敵艦が黄金光放つ機霊を幾体も射出する光景が映った。

 

「は! 黄金級オーロ? 弱い弱い! 白金プラティノの俺らに敵うかよ! 東華帝君、蝿どもは無視! 敵艦を潰せ!」

『御意、主上!』

 

 黒髪の機霊体に命じた少年の顔が、目前いっぱいに迫る――





「テル・シング?!」


 目の前のスクリーンにクローズアップされた少年の顔に、僕は驚いた。

 黒髪。大きな目。特徴あるだんご鼻。

 いや。似ているが……違う。これはシングの孫じゃない。

 なぜならこの、「バンコ」から飛び立った少年は……


『行っけえ! 俺の帝君! あの子の仇をとるぞ! うりゃあああ!』


 少年の動きが。あたりのすべてのものの動きがそこで止まる。実写だった顔に線が入り、色素が抜け、勢いすさまじい劇画になる。

 と、女性の声のナレーションが流れてきた。

 

『ついに開戦! 黄金機霊を繰り出すドーラシア帝国軍! 

 バンコから飛び立ったフイシュンは、恐ろしき鬼神と化す――

 次回、超次元要塞バンコ、第参話、血塗れの英雄。ご期待ください!』


 劇画は暗転。エンディングの歌と共に、白文字のテロップが流れ始めた。

 歌は煌帝国の言葉で歌われ、テロップも共通語のアルファベットではなく、数千種類あるといわれるかの国の文字だ。

 この幻像の製作者の名前が上から下に流れていくが、僕には読めない。

 僕を肩掛けバッグに入れている金髪の少女――アルも、首をかしげている。

 

「製作、鳳凰電視台。共通語訳、ド・ノッポラ。配給元……」


 ぼくらの隣に立つ赤毛女が、腕組み姿でテロップをにらみあげる。煌帝国の文字が読めるのは、かの国に雇われているゆえの、すなわち備えて当然のスキルなのだろう。が、敗北感がはんぱない。なにげにくやしい。

 

「船内に入るなり、いきなり落とし穴。次は水攻め火攻め壁締め攻めかと思ったら、なんで突然、むかしなつかし幻像の上映会がはじまるのよ?」

「あは。どうしてなんでしょうね?」


 僕のアルが、肩掛けバッグに入っている僕の頭を撫でながら苦笑する。 

 ここは真っ白で円形の壁に覆われた、狭い一室だ。僕らは現在ここに囚われている。

 幻像と同じく光の波を放射できるかどうかは不明だが、東部戦区から浮上してきたものは、たった今目の前でみせられた「超次元要塞バンコ」そのものだった。

 三層構造からなる甲板に、亀の甲羅のような天蓋装甲。四方に向けられたおびただしい数の艦砲。

 砲塔バーガーはゆっくりゆっくり、現実の世界の空に浮かびあがったのだ。

 僕らはさっそく、赤毛女の機霊に運んでもらい、平たい円形の甲板へと連れてきてもらった。しかしとたんに床がぱっかり開いて、電磁網にとらえられ、この部屋に落とされている。

 

――『ほうほう、お楽しみいただけましたかの? これは、当時視聴率が全然とれなかった幻像でしてなぁ』

 

 部屋に降ってきた声は、幻像の中でで空兵たちに指示を出していた船の声とまったく同じ。

 しわがれ、どことなく憎めない感じの老人のものだ。


『まあ、原因は分かっておるんじゃ。主人公は少女ではなくて少年。主人公の機霊は分離型で、流行りの融合型ではない上に、美少女ではない。船の人格もかわいい少女ではなく、しなびた老人。

 つまりその、ヒロインがおらん。話は虚構じゃが、しかし現実と一切変わらない設定になっておる。だから人気がまったく出なくてのう。一クールで打ち切りになったのですじゃ』

 

 現実と変わらない設定?

 どういうことだと赤毛女が怪訝な顔つきで聞き返すと、しわがれ声がすぐに返ってきた。


『ほうほう、「超次元要塞バンコ」は、今から七十年前にファング帝国で作られたもの。亡くなった皇太子を追悼しようという政治色の濃いものでしてな』


 死んだ皇太子の追悼のための、幻像作品? 


『当時、皇太子のお妃と御子を乗せた船が、何者かに爆破されましてな。陰謀に気づいて救おうとした皇太子は、御子だけは救えたものの、爆炎に焼かれて亡くなったのです。この幻像はいわば帝国の騒乱を鎮めるためのもの。この幻像では、皇太子がモデルの主人公は、戦で華々しく……戦死する結末を迎えますのじゃ』


 現実と同じ設定――するとこの船は、かの国の軍艦であり、しかもファング帝国皇太子と……皇帝家と縁浅からぬものということなのか? 皇太子のことを喋る声が哀しみに満ちた様子なのは、それゆえなのかもしれない。つまりシングの正体は……。


「シング老は、煌帝国の前皇帝……なのか?」


 つぶやいたが答えはない。相手には聞こえているはずだが、それは明かしたくないことなのか、プロテクトがかかっているのかもしれない。

 煌帝国の太子機が「東華帝君」だというのは、おぼろげに知っている。古い分離型ゆえ、ほとんど実戦にでることはない機体だ。今かの国は女帝の親政が永らく続いており、立太子されている者はいないと聞く。

 しわがれ声がさらに降ってくる。

 どこか聞き覚えのある、しかしそこはかとなく機械くさい声が。


『助けられた御子はしかし半死半生でしてな。しかも命を狙われておるので、わしの本体はずいぶん長いこと、赤ん坊をカプセルに入れて保護封印しつつ、かの帝国から逃げておりましたなぁ』

 

 本体。ああ、やはり。この声の主は――

 

『ほうほう、それはさておき。永き眠りについていたわしが完全覚醒するまで、お客人には幻像を見て暇をまぎらわせていただきましたが。楽しんでくれましたかな?』

「ええとっても。あたしはこの幻像きらいじゃないわよ。太子機の機霊がほんっとかっこいいわよね」


 隣の赤毛女が背負っている機霊機がガタガタ動揺する。赤毛女の機霊は現在、箱の中だ。R指定だ、質が悪いとぶうぶううるさかったので、主人に箱に入っていろときつく命じられたのだ。

 「バンコ」を見たあとでは、なぜアホウドリ機霊がこれを赤毛女に見せたがらなかったのか、よくわかる。太子機の機霊のイケメン具合ときたら……これまでイケメンと形容してきた金髪鎧のアホウドリ機霊が、はなはだ微妙に見えるレベルだ。


『ろ、ロッテ……』

「うるさいわよ、おだまりミッくん!」


 がたつく機霊箱に一喝した赤毛女は、三話で映写が切れたスクリーンに向かってにやりと微笑んだ。


「一クールって十三話分ってことよね。ふふ、続きを見せてよ、シングさん」





 次元要塞バンコは、意志をもつ船だ。

 老師と呼ばれる老人の声を出すAIが、船の頭脳にして船主である。

 声を聞いた時はまさかと思ったが、現実の「盤古」もそんな仕様であるらしい。

 しかも、声の主はやはり――

 

『ほうほう。よくぞ来られましたな、諸君』

「シングなのか?」

『さようでございます』


 狭い落とし部屋――実のところホームシアターだった部屋から、僕らはさらに狭い部屋に通された。

 艦長室らしいその円形の部屋は、白一色だった前の部屋とはちがい、壁一面掛け軸だらけ。

 黄色。蒼。橙。緑……なんとも鮮やかな錦絵が目に入る。縦長の紙一枚一枚に緻密に描かれているのは、たおやかな花々だ。きらきら目を輝かせて、アルが周囲を見回す。


「睡蓮。牡丹。芍薬。百合……とてもきれいね」


 掛け軸に描かれているのは花の絵だけではない。上部にかっちり列をなす文字が黒い墨で書かれている。

 

「煌帝国の文字は縦書きなのよね。五つの文字が八行並んでるってことは、これ、詩の一種のようにみえるけど」 

 

 赤毛女が指差した掛け軸、黄水仙が描かれている一巻の文字がほのかに点滅している。

 ただの文字ではなさそうだと思った瞬間、水仙の絵からすうっと、白ひげをたくわえる老人の幻が浮き上がってきた。

 やはり、シングだ。


『盤古の艦長、タン・シングにございます。本体の方は、現在稼働できなくなっておるようですな。しかしご心配はいりませんぞ。わしは本体の完全なる複製ですからのう。たとえ本体が損なわれても、あなたがたが困ることは――』

「本物を助けたいんだ。テル・シングも誘拐されている」


 僕は慌てて訴えた。シングのAIはさりげなく怖ろしいことを言う。

 オリジナルが亡くなっても大丈夫だと? まるで本物に価値がないような物言いだ。

 それにテルが誘拐されたということは……一大事ではないのか? つまりシングにとっては、孫のテルは何にも代えて守りたいと思うもののはず。

 だがAIのシングは、ただ残念そうにのんびりのたまうだけだった。


『ほうほう。地下工房の情報に接続しましたからの。状況は大体把握できとります。孫がさらわれたのは、たしかに遺憾ですなぁ』


 まずはシング技師を救う。そしてテル・シングを。

 そう訴える僕らに、老人の幻はうなずく。しかし余裕をかましているのか、本体を敬っていないのか。それとも、いつもどおりの狸ぶり、とでも評した方がよいのだろうか。焦っている様子はまったくない。


『安心しなされ。本体の記憶と情報はほぼ、地下工房からロードしましたぞ。本体の居所も把握しております。信号をキャッチしましたからな』

「シング技師の端末はここにあるが?」

『ほうほう、端末の信号ではなく、本体の体内に埋められているものからの発信を受け取っております。それを追って、ここにきたのです』

「技師は東部戦区にいるのか?!」

『さきほどまで、我らの上におりましたぞ。小さな平船に乗せられて。しかしわしの起動が間に合わず、取り逃がしてしまいましたのう』


 盤古のシステムはかなり古く、起動時間がかなりかかるらしい。

 信号を受信しつつ移動しながら、地下工房から情報をロードしているうち、技師を乗せた船は逃げ去ってしまったようだ。

 

『まあ、がっかりなさらず』


 シングの幻は目を山の形にして、僕らに両手を差し伸べてきた。いかにも、好感度の良い老人といった風情で。


『本体から、いまだに信号が出ておりますからなぁ。となれば、善処いたしますが。先程も申し上げたとおり、記憶と情報は引き継いでおりますので、なにも失われるものは――』

「必ず追いついてくれ! 絶対に救う!」

『ほうほう、では、これより追跡いたしますぞ』


 なんだろう、この感覚は。体がざわつく。薄気味悪い感覚が背筋を昇る。

 シングのAIは、本物の自分に対して執着をもっていないようだ。

 失われるものはない?

 とんでもない。彼がいなくなったら……。

 老人の幻がすうっと、部屋の中央にそびえる柱に入っていく。

 にわかに黄色く点滅し始める柱は、異様な様相を呈していた。表面にびっしり彫刻が施されているが、よく見るとそれは「行列」を成している。螺旋階段を昇る男たち。女たち。子供たち。下方には、行列を追い立てている炎。一番上の方には……


「機貴人? 空飛ぶ人の群れか」


 天へ至る螺旋階段を昇る者たちは、次々と翼を得て、天へ飛び立っていく――

 美しい彫刻だ。だが僕の背筋にはなぜかぞくりと、悪寒が走った。

 今や柱は黄金色に染まり、まるで燃えているように見えた。

 たぶんこの色は……人の目で見たら真紅に見えることだろう。

 行列をなす人々は、追い立てられていた。

 何もかも焼き尽くす紅蓮の炎。逃れられぬ、炎から。 

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