嫌いな仕事も苦手な仕事もあるが、軽蔑する仕事は辞めておこう。

今回は【番外編】です。

ネットを見ていると、ネット上でライターとして稼ぐ人が増えてきている様な気がします。よく耳にする「ブログで稼ぐ」と言う、あれです。


どうやって稼ぐかの具体的な方法はよく知らないのでざっくり書きますが、雑記ブログなら、グーグルの検索結果で上位になるように文章を書き、そのブログをクリックしてもらうと収入が入る。アフィリエイトブログなら、特定の商品を紹介する記事を書き、貼ったリンクから誰かがその商品を購入してくれれば報酬(収入)が入る。雑記ブログの記事の中でアフィリエイト商品を紹介している人もいるでしょう。他にもまとめサイトやトレンドサイトなどがあるようですが、キリがないので説明は省きます。

要は、そういった「ブログで稼ぐ」人が専業ないし、副業ないし増えているようなんです。まだ新しい分野で不確定な要素も多いようですが、個人的には公序良俗に反していなければ問題ないと思います。ただ、たくさん稼げると言うだけで仕事をしている気になるケースがあったので一言意見したいと思います。


以前たまたま読んだブログなのですが、文面から40代の男性と感じました。本人談から一般企業に勤める会社員で収入も良いようです。最初はよくある「俺、ネット副業でこんなに稼いでいるんだぜ報告」のブログ記事でした。月収は忘れましたが、高収入のようです。恐らく彼の閲覧者への狙いはその記事で、「短期間で高収入を継続して稼げるようになった→その秘策を教えます」で情報商材へのリンクなどをクリックしてほしかったのではないかと思います。

しかし、私はその記事ではなく、最後の方に書かれていた文章が気になりました。彼は、どういう記事がクリックされやすい(つまり収入アップにつながる)のかも書いていましたが、彼は、男性向け風俗サイトへ勧誘する記事を書いているらしいんです。それが彼の儲かる副業だと。本人曰く、男は単純なので、煽りコピーに性的な言葉を入れたり、女子高生とヤレると書いただけでクリック数は増えるそうです。そういうコピーを大量に書く事で稼ぐことができると書いてありました。

まとめの文章として、副業を専業にできるぐらい荒稼ぎしているが、自分は会社員として仕事も満足しているし、生活するのに十分な収入は得ている。しかも会社員を辞めるだなんてそんなリスキーな事は馬鹿らしくてネット専業は今後もしない。副業としてやっていく、と。

しかし、私は彼の文章を読んで違和感を覚えました。その書き方が上から目線と言うか、副業に対して軽蔑的態度が読めたのです。


①男は単純だからこういう表現でいいんだ(→上から目線)

②ネットだけで充分生活できる収入があるが専業なんてそんなリスクを取るのはどうか(→ネット専業者に何故か対抗意識がある。本当は羨ましいのではないか)

③自分は会社員として仕事も満足していて充分収入はある(→それとなく自分はデキるんだ感をアピール)

結論として、

①から③をネット上にわざわざ書いていると言う事は、「あなた、その仕事(副業)嫌いなんでしょう?」と推測せざるを得ないわけです。


仕事をしていく上で、苦手な事や嫌いな事をしなければいけない事もあります。私も経験があります。ただ、「自分が軽蔑する事」を仕事にしてはいけないのではないかと思うのです。その軽蔑している仕事をする自分が嫌いになるからです。


この男性は既婚者のようで、副業は家族に内緒でやっているようですが、自分が軽蔑していて且つ家族に言えないような仕事って、たとえ副業としてもどうなんでしょうか。サラリーマンで充分生活できる収入があるのだったら、何故軽蔑する仕事をするのでしょうか。収入は多くても、金遣いが荒くて実は貯金がほとんどないとか家族に秘密で多額の借金を背負っているのか知りませんが、ただ稼ぎがいいと言うだけなら早く手を引いた方がいいと、老婆心ながらそう強く思います。



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