取引先がやりづらい場合。

パワハラ、セクハラ、サービス残業に超過勤務、人間関係が悪すぎる等々明らかにストレス過多な状況にはいないけれど、なんだか職場が辛いなあと言う時。


今回は、「働きづらさが取引先にある場合」を取り上げてみましょう。


働いていると、取引先が仕事のやりづらい所がある、という所がちらほら出てきます。残念ながら取引先の人間も良い人ばかりであるとは限りません。ビジネスの場であるのに不愛想で取り付く島もない相手がいる事もあります。


そんな時の対処法ですが、あなたがお客様の場合は、例えあなたが新人でも非正規雇用社員でも強く出ましょう。

あなたが新人で相手に言いにくい場合は上司に相談し、上司から注意いただくのもありです。あなたがベテラン社員なら、例えあなたの年齢が若くても、態度がひどい相手のさらに上の上司を電話口で出してもらい、苦情を言ってもいいです。一番効果があるのは、取引先は営業などであなたの会社に来るでしょうから、その時に対面でしっかりと意見を言う事です。(通常上司同士でしか対面しないようなら、事前にあなたの上司に相手先の対応について苦情を言っておいて、上司から相手先に意見してもらう方法が一つ。上司が対応してくれないようなら、上司に相手先の事を言った上で「相手に一言もの申したいから同席したい」と言ってあなたも同席してしまう方法もあります。)


これについては私の体験談があるのです。

ある取引先の一人の女性社員の態度があまりにも悪かった事がありました。声を聞くと若いようだし、正社員ではないのかもしれないしと大目に見ていましたが、他の社員からも「〇〇会社の××と言う女性社員の態度がひどい」と声が上がる様になりました。自分だけではなく、他の社員に対しても態度が悪かったようなんですね。

私は会社でこそ中堅でしたが年齢はまだ若い方だったので、取引先に苦情を言いづらかったのですが、私よりずっと後に入社したAさん(会社では新人だが社会人歴は長く年齢も上)は営業に来た〇〇会社の上司に「あまりにもひどいのではないか」と直接クレームを言いました。おかげでその女性社員は、速攻で私の会社担当から外され、代わりにベテランで気の利く社員を担当にしてくれたので、ストレスがなくなり〇〇会社とは気持ちよく仕事ができるようになりました。


そう言う訳で、自分がお客様の立場であれば結構簡単に事は運びます。今現在悩まされている方は上司に相談してみて下さいね。


ですが、相手がお客様の場合となると、残念ですが「耐えて下さい」と言う他はありません。もちろん、仕事以外の事でも馬鹿にされる発言をする、仕事上の事でも罵詈雑言浴びせられる、と言う「相手の常識・良識を疑う」レベルであれば、我慢する必要はありません。上司に相談してください。

ここで言う「耐えて下さい」のレベルは、上記の事がない、つまり相手がビジネス上はまっとうな事をしゃべっているという前提で、言い方がきついとか嫌味ったらしいとか、そういうレベルでしょうか。


ちなみに今までいろいろな会社を見て来た経験から、横暴なお客様はB to C(会社対個人のお客様)が多い気がします。

例えを出すなら、あなたが牛丼店で働いてたら、あなたは 牛丼店の社員=B その牛丼店に来るお客様は=C になります。サービス業、つまり接客業はこの図式が成り立ちます。医療・福祉(病院や老人ホーム)もこれに当てはまります。


BtoB(会社対会社)の、会社のお客様の方が、会社の看板を背負っているので100%地を出す人は少ないです。

例えて言うと、あなたは電子部品メーカーの社員で、お客様は車メーカーとします。電子部品メーカー(社員のあなた)はB、お客様の車メーカーはBになります。

個人的に対取引先で、と限定するなら、BtoBの方がイラっとする事が少ないです。お互い会社の看板背負ってますからね。下手な事は言えないわけです。

また、B toBがさらに、大企業to大企業 だと、看板が大きくなるせいか、さらにイラっとする事は減ります。さらにさらに、相手が大手外資企業になると対応がドライになるのでますますイラっとする事が減ります。

また、B to Bでも業界にもよります。これは入ってみないと分かりませんが、働いてみて「この業界荒っぽい人が多い」とあなたが感じたなら、それは大抵合っています。そこで働きづらさを感じ、さらにやりたい事や働きたい業界が明確でないのなら、「この業界なら自分と似た人が多くて働きやすい」所を見つける、つまり業界で会社を決める方法もありです。


絶対とは言い切れませんが、あながち間違ってもいないと思います。転職のご参考にされるならどうぞ。

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