第6話 2日目の夜
トイレからトボトボ帰ってきた真美。
ギョッ‼︎なんで泣いてんの?この2人!
「ど、どした?」
「まーみー!私もあんたの味方だからねー」
鬼のような形相で泣きながら真美の肩を掴むめぐ
なんか言ったな?
ちらっとみどりを怪しむ目で見る真美
えへへっと誤魔化すみどり。
「ありがと、めぐ。私もめぐの味方でいるよ。」
ギュと抱きしめる真美。
「さ、午後も授業がんばろ!」
そして夜…
佑介の部屋の前で立ち尽くす真美
また、キンチョーしてきた。
ビーッ。 ガチャ。
無言で見つめる佑介。すぐ、机に座り勉強を始めた。
「お、お邪魔します…」
おそるおそる入り札を差し込む真美。
なんか、機嫌悪いのかな?チラチラ見ながらベッド前に座る真美。
無言の時間が過ぎていく。
なんか、気まづいけど楽。無理に話さなくていいし。ホッ。
それをチラ見した佑介。クスっと微笑む。
今日はそっとしといてやるか。
すー、すー zzz
は?また寝てるし。しかも2日続けて。てか寝るの早っ!今起きてたよな?
普通、男の部屋って警戒して寝ないと思うけど、変わってんな。人見知りのくせに。
え、まさかオレが完全に安全だと思われてる?
イケメンで頭もいいオレが?え、でも緊張してたよなおもいっきり。なぜ、寝れる?
青ざめた表情の佑介
モテモテの佑介が始めて味わった屈辱でした。
そんな事を知るよしもなく、深い眠りにつく真美。
そう。真美は異常なくらい寝つきがいい子なのでした。
そして、昨日と同じ朝を迎え、また慌てる。
佑介が寝ている間にこっそり部屋を出る真美。
真美はいつ心を開くのでしょうか。
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