第2話真っ赤が不在!負け確ブレイブファイブ(後編)
ブレイブファイブの4人がゴタゴタしているうちに、怪人に逃げられてしまった。
結局あの後も誰一人として俺の言うことを聞いてくれたものは現れず、今に至っている。そもそも今日がブレイブファイブ初出動の日であり、突然怪人が出現してしまったことから打ち合わせの時間がなかったとはいえ、協調性が無さすぎる秘密戦闘部隊であると思う。
と言う訳で、お互いのことを知るためにも近くにあったファーストフード店に立ち寄ることになった。
「よし!ブレイブファイブ初出動ということだから、お互いのことを知るためにもまずは自己紹介から始めることにしよう!僕はブレイブブルーの荒波汐、以後よろしく!」
最初に口を開いたのはブルー、黒髪でやや長髪気味、中性的な顔立ちで爽やかさを醸し出していて、如何にもモテそうなタイプだった、くっ。爽やか青オーラが可視化できそうでなんとも腹立たしい。
「おい、何でお前がこの戦隊を取りまとめる係をやっている、こういうのは黒の役目だろう」
「ブラックさん、今は自己紹介を行う時間だからそういういちゃもんを付けるのはまずは名乗ってからにして貰えないかな?」
「……俺はブレイブブラックをやっている、剛田強だ。おいブルー、お前がこの場を取り纏めるとはいったいどういう了見だ」
「せっかく自己紹介したことだから、ブルーなんて言う色じゃなく、荒波汐って名前で呼んでくれないかな?ブラックさん」
「お前こそブラックさんブラックさんと自分が言っていることすら実行できないのか、この無能が」
「いやいや、余りにも自己紹介も色も陰湿すぎて名前が記憶に残ってないだけですよ、ブラックさん。あまりにもオーラが陰湿すぎて直視できないですよ」
「さっきからお前喧嘩を売っているのか、売られた喧嘩は買うぞ、俺は」
「先に突っかかってきたのはブラックさんのほうでしょう?」
「お前、またブラックさんと、俺よりもお前のほうがよほど陰湿だぞ」
「お前なんかじゃなく名前で呼んでくださいよー、ブラックさん」
「よし、こうなったら実力で決着付けるぞ、表へ出ろ、ブルー」
「望むところですよ、ブ・ラ・ッ・ク・さ・ん」
どうしよう、一言も発生してないのに喧嘩が始まってしまった。ただ実際善良市民として喧嘩の仲裁なんてしたことないぞ。争い事は嫌いな永世中立国系グリーンをこれからもどうぞ宜しく。
「まあまあ、初めて会ってこれからも一緒に戦っていく仲間ですから、ここはひとつ怒りを抑えて、楽しくやっていこうよ。最初からギスギスしているなんて気分が悪いでしょ?」
おっ、髪をブロンドに染めてちゃらちゃらしている見た目のブレイブファイブの一人が俺に代わって仲裁してくれた。見た目はアレだけど、話す内容は常識人っぽいし、まあいろいろ問題を起こしそうなブレイブファイブの中でもまともな部類だから、仲良くやっていけそうで何よりだ。
「ウチは稲光閃って言います、気軽にセンちゃんって呼んで!そんなことよりお姉さん、もしよかったら今度二人で遊園地なんてどう?損はさせないからさ、絶対楽しいよ」
前言撤回、自称センちゃんは自己紹介するや否やブレイブファイブのピンクに当たる人物を口説き始めた。初対面で二人きりの遊園地誘うとか軽すぎるだろ。お前もあの連中と同じ変人タイプか。
「初対面で二人きりの遊園地に誘うとか軽すぎではありませんか?あなたも彼らみたいに変な人の一人ですか、地球の守る正義の味方の一人として恥ずかしいことこの上ないですよね、そう思いませんこと、グリーンさん」
ブレイブピンクの彼女は言っていることはこの中で一番まともだ、というかこんな状況の中でも正義の味方を意識できるなんてなかなか出来ないことだと思う。でも……
「でもこの状況で一人、着物を着ているピンクさんっていうのもなかなか変人ですよね。普段着が着物って……えぇ?」
常人ぶっていたピンクさんの耳がみるみると赤くなった。頭上には冬でもないのに湯気が見える。はたから見ればこの5人組の中でピンクが一番の色物であり、一番視線を引いていた。
「そ、そんなことはありません、無いはずですわ。きっとこの視線も貴方の陰キャラ特有の禍々しい気配に引き寄せられているのです、それに違いありません」
服装を指摘されたのを相当根に持っていたのか、心にもない罵倒だった。
「い、陰キャラって何も知らない癖に分かったようなこと言うなよ」
まああながち間違っている訳でもないが、というか学校生活を赤裸々に暴かれたわけだが。
「とにかく、私はブレイブピンクの神代霊ですわ、少し私の服装について話し合おうじゃありませんか、あなた」
「そんなことより、ウチと一緒に遊園地でも行かない?」
「「お前は黙っていろ!」」
センちゃんが存外しぶとかった。彼のメンタルだけは称賛できる点であろう。
「おいブルー、挨拶も終わったしそろそろ決着付けようじゃないか」
「望むところですよ、まあブラックさんに負ける要素なんて一つもないですけれど」
あれ、俺の挨拶は?俺の番は?
「よっしゃ、表に出ろ、ブルー。全力でかかってこい」
「いいでしょう、僕の全力をもって叩き潰してあげますよ」
「「ブレイブチェンジ!」」
二人は例のガラケーを用いてブレイブファイブに変身し、急ぎ足で外に出て行った。結局俺が自己紹介する暇すら与えてくれなかった。というかブレイブファイブの力で喧嘩するな。
「あ!外にかわいい女の子がいる!お茶でも誘いに行こう」
「はあ、私もこの後用事がありますのでこれで。あと私の服装についてはまた後日みっちりと話し合いますからね!」
そして誰もいなくなった。
「じいちゃん!ほかのブレイブファイブのメンバー変な奴ばっかりでレッドがいないから統率する人材がいないからグリーンの俺の手に負えないよ!何なのあのブルーとブラック、意味わからないくらいに仲悪いし!イエロー見境ないし!ピンクなんだかんだ一番キャラ濃いし!グリーン要らないだろ!」
「取り敢えず、一つ一つ落ち着いて説明してくれないかの?」
俺はあの後、悲しみを胸に抱きながら家に帰り、寝れば忘れるだろうと思い速攻で布団にもぐりこんだものの内容が衝撃的過ぎて忘れることはなく、祖父に向かってその行きどころのない悲しみの程を綴っていた。俺のガラスのハートはあの総攻撃には耐えられなかった。
「とにかく先に話した通り、メンバーの変更は不可能なわけじゃからこのまま世界を救うためにメンバー仲良く頑張ってくれ」
「だから、既にブルーとブラックの相性が最悪だから仲良くしようがないわ」
「No body’s perfect、誰も完璧じゃない、じゃぞ」
「その前にお前の罪を数えろ」
大体ブレイブファイブになった原因もお前だからな?
「そんなことより、学校は良いのか?もう9時じゃよ」
……時計を見ると9時を回っていた。ちなみに学校の始業時刻は8時40分だ。
「あー!遅刻だよ!こっちも大丈夫じゃないわ」
焼いていない食パンを片手に学校へと駆け出した。やること為すこと上手くいかなくてもう嫌になっちゃう!
「そういう経緯があって、教科書はおろか制服にも着替えずに家を出てきたうえ、学校の遅刻もついたと」
「そうだよ、もう全部あのクソジジイとあいつらの責任だ、それに違いない」
「結局遅刻したのは今日学校があるのに何の準備もしていなかったつむじのせいだとは思うけど」
今話しているのは親友にしてクラスメイトである上野真、生徒会役員を務め性格は八方美人、老若男女に好かれるクラスの人気者で、なぜ俺の親友なのか不思議でたまらない。じいちゃんに愚痴る時間がなかった分不完全燃焼だったので、ブレイブファイブの部分は正体がばれない様上手くぼかしつつ愚痴っていた。
「まあ話を聞いた限りでは、その集団に変な人たちばっかりっていうのは人との交流がないつむじにしては酷な環境だと思うけどね」
「なに!人との交流がないとかどうしてわかる?俺の何がわかるっていうの」
「浮気喧嘩中の妻みたいな台詞だよ、それ。まあ、こうやって愚痴る相手が僕しかいない以上人との交流がないって裏付けは十分に取れていると思うけど」
「くっ、人の痛いところを突いてくるところ、俺はメイワックより真のほうが怖いよ、」
「え?メイ……なんだって?」
「な、何でもないよ。バーミュバミュバミュ」
「つむじって誤魔化し方下手だよね、というかその笑い方何?気持ち悪」
怪人バミュよ、俺の親友はお前の口癖を気持ち悪いと判断するみたいだぞ。
「でもさ、その人たちでもやらなきゃいけないことだって分かっていたらつむじに協力してくれると思うよ」
「でも、俺はアレをまとめ上げるS級スキルなんて持ち合わせていないよ、無理、無理」
そういった瞬間、真は机を激しく叩き急に立ち上がった。そんな真はクラスの一躍注目の的になった。まあ俺が制服を忘れたことから教室内で唯一ジャージを着ているからでもあるが。
「そんなことない!つむじはいつだって正しくて、一生懸命だろ?つむじのその思いが届けば、みんな必ず付いて来てくれるはずだよ。だってつむじは間違ったことをやっていないはずだから。結果が出ていないのはつむじの気持ちが足りなかっただけだ。僕は、僕はそう思う」
どこにフラグが立ったのかはわからないが、真の心に火が付いたらしい。視線を外さず、まっすぐ俺の目を見て話しているのがその証拠だ。でもあまりの剣幕にちょっと怖くなった俺は、一回クールダウンさせることにした。
「分かった、分かったからさ、今は落ち着いて座ろうぜ?みんなに見られているし」
すると真はその姿勢のまま首をきょろきょろと回し辺りを確認した後、耳まで真っ赤にしておとなしく座った。その姿は男のくせに何とも可愛く、今のおれの脳内ラブコメで彼女にしたいランキング1位の座をほしいままにしていた。
「……つむじはホモなの?」
なんで心の中を読まれたのだろうか、というか今の剣幕を放ったお前のほうがホモっぽいと思う。そもそも俺の親友は超絶美少女顔とか実は女の子の可能性が微粒子レベルで存在するとかいうわけではないが行動一つ一つが可愛らしいことやちゃんと相手の話を聞く慈愛に満ち溢れているため女子からの人気も去ることながら男子からの人気も結構高い。糞が。でも真に惚れない人類は居ないと思う。どっちだよ。情緒不安定である。
「まあ、励みにはなった、頑張ってみるよ。ありがとう」
「そう、じゃあ力を合わせてやっつけられたら相談料として焼肉おごってよ?」
「ちゃっかりしすぎだろ、真は」
やっつけるという表現とか、真はどこまで俺の心の中を読んでいるのだろうか不思議だ。
すると真は恥ずかしそうにしながら黙って握り拳を差し出してきた。俺も恥じらいながらも真の拳に自分の拳をコツンと合わせた。
「頑張れ、つむじ」
プルルルル
「つむじ!またしても昨日の怪人が現れた!急いで現場に行ってくれ」
「ごめん真、ちょっと野暮用があるから俺早退したって先生に伝えておいてくれない?」
「おっけ、任せろ」
真を後にして、急いでその場所に向かった。
「バーミュバミュバミュ、前回はしくじったがブレイブファイブが集まり切っていないうちに暴れまわってやる!」
「そうはさせるか、ここでお前を食い止める『ブレイブチェンジ』!」
例の怪人が暴れまわっていたので、急いで変身し怪人の目の前に立った。
「誰かと思えば、この前も最初に現れた雑魚か。あいつらが来ればどうにかなっていたかもしれないが、お前ひとりなど蹴散らしてくれるわ」
「そんなことない!お前はここで食い止める」
「口だけなら何とも言えるわ、バミューダトライアングルアタック!」
怪人の言ったように、口だけならどうとでも言えるものの戦闘経験など全くない俺は後方に吹っ飛ばされ、コンクリートの壁に打ち付けられた。
「バミュバミュ、やはり口ほどにもなかったようバミュ。おっ?あそこに子供がいるバミュ、どれ、子供を血祭りにあげて宇宙帝国メイワックの脅威を地球人に刻み付けてやるバミュ」
怪人の言っているように、怪人の視線の先には逃げ遅れた子供がいて、崩れたコンクリートの隙間に足を挟まれ動けない様だった。
「ぐへへ、全力のバミューダトライアングルアタッ……ぐわー!離すバミュ」
子供に向かおうとする怪人にタックルを仕掛け、何とかしがみついて食い止めようとした。怪人は抜け出そうともがきながら何度も顔に撃鉄を飛ばしてくる。
「この、この、早く離すバミュ!鬱陶しいバミュ!」
「離さない!絶対に行かせない!」
「ならばこうしてやるバミュ!バミューダクラッシュ!」
怪人のボディーブローが俺の腹に深々と刺さった。痛みに耐えかねて俺はうずくまった。実際子供の頃近所のお兄さんに自転車で撥ねられた時よりも痛い。
「ぐへへ、これで子供を血祭りに……糞、離すバミュ!」
それでも俺は離すことはなく、必死に怪人の足首にしがみついて怪人が子供の下へ行くのを食い止めた。
「離す、ものか!」
「気持ち悪いバミュ!こうしてやるバミュ!」
鋼鉄で出来た足でゲシゲシと何度も踏みつけられた。マスクの下では涙やら鼻水やら汚い液体が垂れ流しになっているのだが、それを意識する間もないくらい必死にしがみつこうとした。
「……確かに、グリーン一人だと何も出来ないさ。リーダーシップが無ければブレイブファイブはバラバラだし、ブルーみたいに爽やかさもなければブラックみたいに力も強くない。イエローみたいに場を和ませられるわけでもないしピンクみたいに……ともかく、非力な俺だとお前を倒せないかもしれない」
「それでも、何も出来なくともお前を食い止めるくらいはできる!どんなに傷ついても辛くても人を守るのが俺の、いや、俺らの使命だ!だから絶対離さない!」
「突然呟きだして気持ち悪さに拍車がかかるバミュ!うるさいバミュ!」
俺の思いが届けば、みんなが付いて来てくれる、か。ごめん真、やっぱり俺には無理だったよ。グリーンには荷が重すぎた。意識も朦朧としてきたし、俺には無理だったか。
「これで終わりバミュ!バミューダクラッシュ!」
「させるか!『鋼の力、アブソリュートガード』!」
怪人の最後の攻撃が、何者かによって弾かれた。よく見ると、ブラックだった。
「遅れて悪かったな、グリーン。ここまでよく持ちこたえた、なんせブルーが放してくれなく鬱陶しかったからな」
「先に喧嘩を吹っかけてきたのはブラックさんでしょ?まあ、無事でよかったよ」
これのどこが無事に見えるのだろうか。全身が熱くて仕方ない状況なのですけれど。
「よく生きていたね!子供守るなんてウチにはとてもできない」
「まあ、ちょっとだけ格好良かったですわ、えーと、名前何でしたっけ?」
「野分つむじです!よろしくお願いします!」
けが人に大きな声を出させないでほしい。
「まあ、今日のリーダーは君に譲るよ、野分君。みんなそろったことだし、あれ行きますか!」
「ああ、そうだな」
「賛成!」
「では、参りますわよ」
え?あれって何?聞いてないですけど、リーダーなのに聞いてないですけど。
「『激流の青、ブレイブブルー』!」
「『超量の黒、ブレイブブラック』!」
「『閃光の黄色、ブレイブイエロー』!」
「『神秘の桃色、ブレイブピンク』!」
あ、名乗りのことか。分かりました、やります。
「『疾風の緑、ブレイビュ、ブレイブグリーン』!」
噛みました。最後の最後で噛みました。うわ、みんながこっち見ている、ありえないみたいな顔してそう、やっぱり締まらないな、俺。というか怪人!お前も律儀に待ってこっちを見なくてもいいよ!場を荒らして今のなかったことにしろ!何でこういうときだけ何もしない!とりあえず、何か誤魔化さないと。
「ち、地球を守る5人の英雄、我ら英雄戦隊ブレイブファイブ!」
「名乗り終わったし、手早く終わらせよう。これあげる」
そういってブルーから手渡されたのは俺らと同じ5色のカラーリングが施されたサッカーボールだった。
「なに、これ」
「必殺技らしくて、5人で回して敵が苦手なものを思い浮かべながらぶつけると、倒せるらしいよ」
「取り敢えずやるか。はいイエロー!」
「いいよ、ブラック!」
「ピンク、行くぞ!」
「ブルーさん、行きますわよ」
「最後、グリーン!何か思い浮かべて必殺技を叫んで!」
「えぇ、えーと、『ブレイブトルネード、語尾の嵐』!」
何も考えずに適当に叫び怪人にボールを当てると、怪人に靄がかかった。
「な、何バミュ、この靄は。う、うるさいバミュ!」
どうやら、怪人には今幻聴が聞こえているらしい。
「こ、この声は、まだ見ぬ怪人たち!何という語尾バミュ、これでは俺様のキャラが薄まってしまうバミュ!やめてくれバミュ!あー!」
怪人は悲鳴を上げて爆散した。どんな必殺技だよ、今後の語尾凄い気になるわ。
「グリーンのお兄ちゃん?」
気づいたら、先程コンクリートに足をとられていた子供が近寄ってきた。
「お兄ちゃん、助けてくれてありがとう!」
そういって、子供は母親の下へ去っていった。
「ヒュー!なかなかやるね、グリーンいや、つむじ」
「今回のMVPはつむじだな、俺も助かった」
「まあ、つむじがいたから何も被害が出ずに済んで、やったね!」
「ちょっとだけ、格好良かったですわ、つむじ」
雨降って地固まるというやつなのか、取り敢えず一致団結して怪人を倒すことができた。あとで真に焼肉おごらないと。
「じゃあ、この後怪人を倒したのを祝って焼肉でも」
「よし!ブルー、決着付けるぞ」
「望むところですよ、ブラックさん」
「あ!かわいい子発見!ねえ、カフェ行かない?」
「私ちょっと習い事がありまして、それはまた後日に」
「結局バラバラかよ!」
うちの戦隊はレッド不在ですが、何とかうまくやって行けそうです。
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