うちの戦隊はレッド不在
@nasubimaru
第1話真っ赤が不在!負け確ブレイブファイブ(前編)
時は20XX年、地球は宇宙帝国メイワックの手に堕ちようとしていた!
宇宙帝国メイワックは圧倒的なカリスマを持つ皇帝、ヤ・バイヤーツをトップに据え、宇宙最強の軍事力を持った超巨大帝国である。科学、魔術、その他もろもろの凄い力は宇宙一といっても差し支えなく、彼らに対抗できる組織は全宇宙を探してもどこにもいないと言われている。
とにかく目を引くのはやはり皇帝のヤ・バイヤーツだ。彼のカリスマをもってすれば彼がカラスは白いものだと言うだけで全宇宙のどんなカラスも白くなり、彼がひとたび動き、言葉を発せば歴史が動く、とまで言われている。
そんな彼に忠誠を誓っている三人の幹部、彼らもなかなかの曲者ぞろいで、強力な力を持っていることは広く知られている。まずは科学参謀長のドクター・ヅノーだ。彼の知能指数は5000と言われており宇宙の森羅万象を理解していると言われている。
続いて魔術参謀長のヒド・イオンナ、三人の幹部の中の紅一点であり彼女の鞭と魔術にはどんな男にも逆らえないらしい。
最後に陸海空軍大将のキョウボーウ、宇宙一の剣豪といわれている彼は常勝無敗、一騎当千、完全無欠と彼を称える言葉は後を絶たない。それに加えて全宇宙選りすぐりの強豪たちも彼らに付き従っていて、まさに留まるところを知らない超巨大帝国なのである。
そんなメイワックはすでに宇宙9999個の星々を軍門に下しており、その記念すべき10000個目の星に美しい青き惑星、地球に選んだのであった。
「というわけで、お前が地球を守る勇者の一人、英雄戦隊ブレイブファイブの一員として、宇宙帝国メイワックの魔の手からこの地球を救うのじゃ」
「いや、今の説明聞いてどうあがいても地球に未来はないでしょ、たぶん一瞬で滅ぼされるよ、地球」
いきなりじいちゃんに神妙な面持ちで呼び出されたと思ったら、何か理解しがたいことを言われた今日この頃である。
あ、自分は野分つむじって言います。現在高校2年生で青春を謳歌中のしがない学生をやっています。というか、さっきのさっき、具体的にはこの話をされる前の10分前ぐらいまでは普通の一般家庭で生まれたと思い込んでいた学生です。
「というか、まずその英雄戦隊ブレイブ……なんだっけ」
「英雄戦隊ブレイブファイブじゃ」
「その英雄戦隊ブレイブファイブって何、まあ大体想像つくところではあるけれど」
「そうかそうか、つむじもブレイブファイブに興味を持ってくれるか、いきなり話されて困惑するだろうと思っておったがすんなりとこの状況を受け入れてくれて儂は……儂は」
「そういう前置きはいいからさ、というかそのブレイブなんたらっていうことを認めたわけではないけど、早く説明して」
そういうとじいちゃんは苦虫を噛み潰した顔より酷いとても不服そうな顔をしながら英雄戦隊ブレイブファイブについて説明してくれた。そんな顔をしながら小さく舌打ちしたじいちゃんを見逃すことはなかった。
説明しよう!英雄戦隊ブレイブファイブとは、宇宙帝国メイワックの地球征服をいち早く察知した秘密結社、地球保護反乱組織国家連合(Earth Protected United of Rebel Organized Nation)、通称EPURON、エプロンが造った対メイワック用秘密戦闘部隊である。
なんで秘密結社がこんな阿保みたいな名前になったのかという経緯がすごく気になる。加えて字面を見ている限りではメイワックが地球に来なかったらテロの一つや二つ起こしていそうで気が気でない、GJメイワック。あとなぜこんなに秘密にする要素があるのかもさっぱりわからない。
「質問だけどさ、何でこんな重要な秘密戦闘部隊の一員に俺が選ばれるの?もっと戦闘のプロとか強い人呼んだほうが地球に勝機が見えてくるはずじゃないの?俺只の高校生だよ?強いて言うなら体育の成績が通年で5段階評価の3だよ?じいちゃん頭の中空っぽなの?阿保なの?老害なの?じいちゃんが行けば?」
お年寄りに対してついつい心の中の本音が出てしまった。
「そ、それはな、ブレイブファイブは選ばれし人間でないと変身することができないからなのじゃ。だから自信と誇りをもってブレイ」
「へ?選ばれしものって何?何勝手に選んでくれているわけ?こちとら凄い迷惑被っているわけですけれど」
選ばれた試しも選ばれた素振りも何一つ覚えがなかった。強いて言うなら小学校6年生のころに小学校で開かれた大声コンテストで3位という微妙な賞をとった覚えくらいしかない。
「ブレイブファイブは、その開発の際にテストを行った被検体、その本人とその子孫しか変身することができないのじゃ。こう見えて?儂は優秀な科学者にしてブレイブファイブ開発チームの一人だったわけじゃから?その優秀な祖父の孫であるつむじにしか変身することができないのじゃ」
「お前のせいか!こんな面倒押し付けられたのはお前の責任か!」
久しぶりに小学校大声コンテスト3位の実力をいかんなく発揮した怒号が炸裂した。こうなったらお年寄りとか自分の祖父とか関係ない、ボコボコにしよう。
「つむじの体がこうなったのは儂の責任だ、だが儂は謝らない。つむじがこの面倒臭さを乗り越えて地球を必ず救ってくれると信じているからな」
「オルェハクサマヲムッコロス!」
怒り心頭のあまり言語可能領域を逸脱してしまった。ただそのおかげで、頭の中をある程度クールダウンすることができ、お年寄りをボコボコにしてはならないという自制心が仕事を再開した。
「はあ……で、そのブレイブファイブっていうのはどうすればいいわけ?軽く説明されただけだと何もわからないよ」
「つむじ、やっぱりこれを引き受けてくれるか!さすがは儂の孫じゃ!」
「だって宇宙帝国メイワックの侵略を食い止めないと地球が大変なことになるわけでしょ?俺がやらないと地球滅ぶならやるしかないよ」
どうにも祖父の掌の上で転がされているような気がして気が気でない。俺だって世界を見捨てて逃げ回れるほどいい根性は持ち合わせているわけじゃないし。他の人がこのクソジジイのせいでできないなら俺がやるしかないのは自明だ。
「よし、ではこれを授けよう!これを使ってブレイブファイブへと変身し、地球をメイワックの魔の手から救うのじゃ!」
結構ゴツゴツしている今時時代遅れのガラパゴス携帯のようなものが手渡された。ゴツゴツしたというのと携帯のようなものというのはそのサイズが文庫本ほどのサイズだからと、やけに配線や基盤が強調されていて一概に携帯電話とは呼べない代物だったからだ。
「これは?」
「変身ガラパゴス携帯、エプロン製ブレイブファイブに早着替え君じゃ!」「は?」
「変身ガラパゴス携帯、エプロン製、ブレイブファイブに早着替え君じゃ!」「は?」
「変身、ガラパゴス携帯、エプロン製、ブレイブファイブに早着替え君じゃ」「は?」
「変身アイテム、ブレイブチェンジャーです」
「おい、名前変えるな、卑怯だぞ」
「だってー!儂が普通のブレイブチェンジャーでいいと言ったのに!上がもっと機能が分かりやすいようにとか!会社名はマストとか!親しみやすいようにとか言うから!ああー!」
こんな声を大にして叫ぶ祖父の姿は初めて見た。大声コンテストの結果もこの祖父の隔世遺伝あってのものだったのかもしれない。人が必死に叫ぶ姿ってこんなにも面白いものだったのか、ウケるー。
ウー!ウー!ピュロロロロロ!
突如、木造建築のはずのじいちゃんの家に機械的な大音量のサイレンが鳴り始めた。これ絶対近所迷惑になるよねと思った。
「え?急に何?どうした?火事?」
ウー!ウー!ピュロロロロロ!
「つむじよ!これが鳴ったということは宇宙帝国メイワックの怪人が地球に降り立ったということじゃ!今すぐ現場に駆け付けるのじゃ!儂は今からこのうるさく設定しすぎたサイレンを消して設定しなおすという重要な任務が待っておるからの!」
ウー!ウー!ピュロロロロロ!
「何?サイレンがうるさすぎて何も聞こえないけど!」
ウー!ウー!ピュロロロロロ!
「だーかーら!儂はサイレンを……」
ウー!ウー!ピュロロロロロ!
こんなにもグダグダに、俺こと野分つむじは英雄戦隊ブレイブファイブの一員として、初出動するのであった。
その後じいちゃんに言われた街に到着すると、不細工な着ぐるみみたいなものが暴れ回っていた。ディティールは角が立っており、表面は鉄のようで機械っぽい人型だ。まさに子供の頃日曜朝によく見たような感じだった。
特徴的なものは右腕についている大きな鉄塊で、街のあちこちを殴りまわって大きなクレーターを作り上げていた。今はまだ大きな被害が出ていないようであるが、時期にビルが倒壊しそうな勢いだ。ブレイブファイブの一員として、決して見逃すことはできない状況だろう。
「よし!変身するぞ……って、あ」
しまった!ブレイブチェンジャー(仮)を貰ったのは良いけれど、使い方を聞くのを忘れた。
プルルルルル
「もしもし、つむじ?サイレンの調節しようと思ったけど、変身ガラパゴス携帯、エプロン製ブレイブファイブに早着替え君の使い方を教えるのを忘れたから電話かけなおしたけど変身出来ているかの?」
「出来てないわ、そしてネーミング改めろ。一刻も早く怪人を止めなきゃいけないから早く教えて」
「よし分かった。ではまずつむじが思う一番かっこいいポーズをするのじゃ」
「え?かっこいいポーズ?必要なのかそれ」
「つべこべ言わずにさっさとやるのじゃ」
俺が思う一番かっこいいポーズをやった。
「そして、早着替え君を開いて右手で持ち、それを高く振りかざすのじゃ」
かっこいいポーズを維持したまま、ブレイブチェンジャーを右手で高く振りかざした。
「そして高らかに叫ぶのじゃ、『ブレイブチェンジ』と!」
「『ブレイブチェンジ』!」
……何も起こらなかった。俺は無駄に重いガラパゴス君を地面に叩きつけた。
「つむじやめろ!そんなことをしたら変身ガラパゴス携帯、エプロン製ブレイブファイブに早着替え君が壊れてしまうじゃないか!」
「ジジイやめろ!そんなことをしたら俺のガラスのハートが壊れてしまうじゃないか!」
「悪かったのじゃ、つむじが初戦闘で緊張しているだろうと思って、ウィットに富んだジョークがついうっかり口から出てしまったのじゃ」
「ウィットに富んだジョークがついうっかり出るか!戦闘する前に戦闘員に精神的ダメージ与える組織がいるか!人を思いやっての行動を装えば何でも許されると思うなよ!」
「よし、それだけ元気があれば大丈夫じゃ」
「お前のせいだろうが!」
即ガラケーの通話を切った。
偉い怪人の言葉にこういうものがある、『戦いはノリのいいほうが勝つ』と。きっと変身の仕方もノリで何とかなるに違いない。何も考えずに、生身で怪人の前に出て行った。
「おい怪人!これ以上町で暴れるのをやめろ、さもなければお前を倒す!」
「バーミュバミュバミュ、俺を倒す?ひ弱な地球人が俺様を倒すことなど絶対に不可能、なんて愚かな地球人バミュ!」
「お前がこれ以上暴れれば町に甚大な被害が出る、お前はここで食い止めてやる!」
「バミュバミュ、俺様の目的は街中で破壊活動を行うことで地球人らに宇宙帝国メイワックへの畏怖を刷り込み、降伏させるために送り込まれた先兵バミュ。愚かな地球人一人にどうこう言われたところで止めるわけがないバミュ」
「バミュバミュ五月蠅い!」
「な!俺様が強くなる代わりに語尾がおかしくなる手術を知らぬ間に受けさせられ、今も一番気にしていることを軽々しく言うなんて許さないバミュ!」
相手の怪人も怪人でなかなか悲しい定めを背負っていた。ここから一生語尾にバミュがつくとか俺なら耐えられる気がしない、強く生きてほしい。
「行くバミュ!必殺、バミューダトライアングルアタック!」
必殺技の名称を聞く限りそう気にしている訳でも無さそうだ、というか今のおれは生身、これ受けると骨折とかいうレベルじゃない!どうにかしないと、えーと、こうなったらイチかバチかだ!
「『変身、ブレイブファイブ』!」
ガラケーを開き、一番目立つ大きなボタンを押した。すると辺りが光に包み込まれ、周囲に風が巻き起こるのを感じた。衣服の上から、ベルトやプロテクターなどこれも子供の頃に日曜朝によく見たようなパーツが体に吸い付いてくるのが分かる。ヘルメットまで全てつけ終わったとき、風が止んだ。語尾バミュ怪人はその様子を唖然として眺めていた。
自分の姿を見ると、何より目立つのはその色、全身が、スキューバダイビングもする恐竜もびっくりの緑であったことだ。まあある程度は予想していた、自分の人柄を客観視しても赤はない、あるとしたら緑だろうと、体育の成績3だし。えーと、ヒーローっぽく何か名乗らないと。
「はっ『疾風の緑!ブレイブグリーン』!」
さっきやったかっこいいポーズと共に名乗りを上げたが、微妙な感じに終わってしまった。ま、いいや、所詮グリーンだし。こういうかっこいい場面は赤がお似合いだろう。そんなことよりも、この怪人を止めることのほうが先決だ、いくぞ!
「風の力、グリーンパンチ!」
ゴーン。
痛い、物凄く痛い。それはそうだ、普通に考えれば分かるよ、だって変身したとはいえ格闘技経験も喧嘩の経験もない只の高校生が薄手の手袋一枚隔てて鉄の塊殴ったらどうなると思う?拳砕けるかと思ったわ。何が風の力だよ、風が吹いたところで金属曲がらないよ。
「バーミュバミュバミュ、変身したときは一瞬どうなることかと思ったが、非力な地球人は変身したところで弱いままだ、バーミュバミュバ」
「『水の力、ウォーターカッター』!」
喋るバミュの横から、途轍もない水圧の水鉄砲がバミュを襲い、バミュの体に深い傷を付けた。
「遅れて悪かったね、グリーン。ここからは任せて」
「なっ、貴様は何者バミュ!?」
「僕もさっきの方式を則るか、そうだな、『激流の青、ブレイブブルー』!」
俺が考えたかっこいいポーズよりもかっこよく名乗りを上げた。なんだかさっきの自分が恥ずかしくなってきた。
そうして現れたのは俺と全く同じ格好であるけれど色違い、全身真っ青の自称ブレイブブルーだった。
「よっ、弱い人間が2人集まったところでたかが知れている!恐れるに足らないバミュ!」
「果たして本当に2人かな?『重の力、メガトンパンチ』!」
突如割り込んできたのはまたしても色違いの黒色、その黒いのは拳を振り上げてバミュに殴りかかろうとしていた。
「へっ、弱い地球人のパンチなんて跳ね返してやるバミュ……バミュ!?」
なんとその拳は強靭な金属に跳ね返されることなく、怪人の腹部を抉ったのだ!
「ふう、遅れて悪かったな。俺の名前は……『超量の黒、ブレイブブラック』と言ったところか」
大人びた名乗りに、またしても心が挫けそうになった。なんでみんなこうかっこいい名乗りができるのか不思議でたまらない。
「バ、バミュ、まだまだ3人なら何とか……」
「まだまだ居るよー!『雷の力、ライトニングブラスト』!」
「ババババババミュー!」
どこからともなく雷が落ちてきて、バミュの体を貫いた。バミュの心が挫けるまでもうあと一歩といったところだ。
「それじゃあ名乗ろうかな、『閃光の黄色、ブレイブイエロー』!」
あー、次はさわやか系で攻めてきたかー。実際既にお腹一杯っていうところはあるけれど、とにかく暫定名乗りランキング最下位なことからテンションはダダ下がりですわー。しかも声から察するに中身もさわやか系イケメンだもん。こんなの戦隊内での地位無くなっちゃうよ、超絶リア充集団になったら一人置いて行かれるタイプだよ。これはこの後に期待するしかないわ。
「バ、ハァハァ、バミュ、こうなったら奥の手である自己再生機能を……」
「そうはさせませんわ、『生命の力、ライフバインド』!」
「バッ!自己再生ができない!何をした貴様!」
「何をしたと言われましても、少し貴方の体に変な真似が出来ないようおまじないをかけただけですわ、私は『神秘の桃色、ブレイブピンク』、よろしくお願いしますね、皆様」
それは卑怯だわ。お嬢様タイプの名乗りは完全に別枠だよ、そして名乗りランキング不動の最下位だよ、グリーン。そしてバミュの心も完全にボッキリいったよ、これ。
ただ、ようやくブレイブファイブの人員が集まってきたことだし、ここから一気に怪人にとどめを刺そう!
「よし!ここらでブレイブファイブの力を合わせて必殺技を……」
「『水の力、スプラッシュビーム』!」
「いやいや、だから力を合わせて……」
「『圧の力、メガトンスタンプ』!」
「だから、力を合わせて……」
「『光の力、ライトニングスピア』!」
「力を……」
「『不可視の力、インビジブルアタック』!」
「ハ・ナ・シ・を・聞けー!!」
大声3位の力をもってしても、誰一人止まることはなかった。
やっぱグリーンだから駄目だ。こういう時にリーダーシップを発揮できるレッドでないと、あー、早くレッド来てくれないかなー。
あれ?レッド来るか?
ブレイブファイブが名の通り5人組だとして、まずブルーが来て、ブラックが来て、イエローが来て、ピンクが来て4人。よし、あと一人来るはずだ。
おいおいちょっと待て。上記のリストにグリーンがいないじゃないか、学級委員長の点呼の時によくある自分数えない奴だ、これ。4足す1で5。よし、全員居るな。
いやいやいやいや、全員居るとまずいでしょう、これ。レッドが来る穴がありませんよ?どこに入る手筈になっていますか?
この戦隊、もしかしてレッド居ない?
英雄戦隊ブレイブファイブ、レッド不在です。
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