一気に動きました。怒涛の展開といってもいいのではないでしょうか。でもこれ、ある一家の夕食のほんのひとときのことなんですよね。面白いです。
啓太君とお父さんは、ようやく女性陣に追いついた、という感じですね。まだ二人ともぎこちない感じですけど。女性陣のほうが思い切りがいいです。それがまた、リアルな感じです。
そして奇しくも啓太君とお父さんが思った、ちゃんと家族に伝えたことがなによりすごい、というところ、いいですね。
雫ちゃん、頼もしいです。
そして、お母さんの願いが叶って、よかった。
ばらばらだったものが、一気にひとつにまとまったこの回、それは四人の主観で並行して描いていたものが集約していくというこの小説の構造と、家族がひとつにまとまるというテーマとが見事に重なり合った瞬間でした。
ここからラストに向けてどうなっていくのか、これまた気になります。
作者からの返信
ようやく動き出した、って感じです。
いつもながら、書き始めの展開が遅い……です。分かっているのに、何故か遅くなっちゃう。要研究です。
>女性陣のほうが思い切りがいいです
大体、男の人の方が行動遅いこと多いですよね。後先考えちゃう感じ。リアルと言って頂けると、ありがたいです!
この後、実は二通り考えて「スパッと終わらせる」のと「蛇足にならない方向で10万字を目指す」のを検討してみたのですが、今のところ後者の方で行ってみようかな、と思っています。
ただ引き伸ばすのだと、流石によくないので……と思ってかなり書き直しているんですけど、もしかしたら「蛇足」になっちゃうかもしれません(笑)。
前回のコメント欄で書いた事。コメディだったら、そっちの方が良いと思います。
ただ、今回のHan Lu先生のコメントを読むと、これはこれで良いのではないかと思えてきました。
カタチだけ整っている中身の無い小説よりも、読者に伝えたいテーマがある本作の方が価値が高いのかな☆
でも、時間軸だけでも、足並みを揃えてた方が良かったように思います。
あるいは、兄→父→妹→母で、少しずつ時間が進んでいく、とか。
作者からの返信
これを書いたちょっと前に(こんな体裁ではないですが)色々な人の視点で話が進む、いわゆる「グランドホテル形式」みたいな小説を読んだんですよね。
その小説は時間軸が前後しながら話が進み、それが絡み合うことで「あ、あのときのってこういうことだったのか?」という驚きがあったりして、それを真似たかった模様(笑)。
まぁもう少し力をつけてからやれよ、って話です。