第9話
僕の部屋に入った。
「話しなよ。
少しは、スッキリするだろうし。」
そう言うと、俯向きポツポツと話し出した。
まるで、小さな子供が寂しいと縋るように。
「俺のさ。
母親・・・。
死んじまった・・・。」
それは、あまりにも衝撃が大きかった。
思わず「えっ・・・。」と言う声が漏れた。
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