第7話
建物に戻り、しつこい島川を無視してると水咲が皆がいる部屋で待っていた。
「あ、水咲ちゃんだぁ~何してるのぉ~?」
「緑こそ何してんの。」
「んぁ?航平とデートしてたのぉ。ねぇ~航平♡」
「僕そんなことした覚えはない。」
「緑。嘘つくな。航平も迷惑がっている。すぐにどこかへ行け。」
「うぅ~。水咲ちゃんがいぢめるぅ~」
泣いたふりをして島川はどこかへと行った。
「ありがと、水咲。助かったよ。」
「航平いっつも緑に付きまとわれてるね。明日いっしょにいようか?」
「うん。そうしてくれると助かる。多分明日も付きまとわれる。」
「了解。一応樹希や、紅音といっしょに行こうね」
「うん。頼んだ。」
保育園のころから一緒で仲のいい水咲と紅音。小学校2年のころに家の近くに引っ越してきて仲良くなった樹希。いつも一緒にいて気づかなかったけど、僕は水咲たちにずっと助けられていたんだ。
「水咲。いつも助けてくれてありがとうね。」
「何言ってんの。航平も私のこと助けてくれたじゃない。」
「そうだっけ?」
「そうだよ!ま、いつか思い出すよ。」
僕らは助け合って生きているのか。あとで、樹希や紅音にもお礼を言おうと思った。
<これから、追放者会議をするので、大部屋に、集まってください>
あ、もうそんな時間か。意外と時間たったんだ。
そしてみんなが大部屋に集まると、会議が始まった。
最初に話し始めたのは島川だった。
「はぁ~い!緑から話してもぉいい?話すねっ!緑はぁ、水咲ちゃんがぁ怪しいと思う~」
それを聞いた紅音がにらみながら言った。
「理由は?証拠は?」
「理由ぅ~?女のカンだよぉ。でもぉ、女子力のなぃ紅音ちゃんにはぁわからないっか♡」
「はぁ?何言ってるの。水咲に恨みがあるからってそんなこと言わないでくれる?」
「ねぇねぇ。真優君。ずっと何言っているの?」と、水咲が言う。
「な、なんにもいってねえよ!」
「本当?亮君?」
「真優さ、ずっと『俺は食われない』とか『最後まで生き延びれば勝てる』とか行ってて気味が悪いんだ。」
「え・・・人狼に食べられないのって妖狐だけだよね・・・?」
「違う・・・!俺は・・・俺は・・・!」
<時間です。投票用紙に追放したい人の名前を書いてください。終わりましたら食堂で夕食です。>
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