第20話

                人類の進化

 ホモ・サピエンスなるものが種として確立していく過程でホルモン・バランスの関係で攻撃性がより薄れていくといった事象があったらしい。それではその攻撃性の希薄化という波に乗れなかった別系統の、より原始的なホモ・サピエンスの末裔がドナルド・トランプ大統領やキム・ジョンウン書記長ということになるのだろうか。




            最近気になっていることども

 ちょっと前の朝日新聞に「日本は何十年か遅れている」と主張するヨーロッパからやって来た女性の話が載っていた。別に何十年遅れていようが知ったことではないが、もし日本が彼女の望むような国になったら、その時は彼女をわざわざ日本まで引き寄せたその日本の良さというものも同時になくなってしまう、ということを彼女は理解しているのだろうか(日本に旅行するということはヨーロッパのどこかの国を旅行することと全く同じになってしまう)。もっともそれが理解できないのがヨーロッパ人らしさで、それにも敬意を表さねばならないのだが。


 同じく日本人らしさということで、最近色々な団体のトップが親分化して起こしている様々な問題に関して。今これらの出来事を「こいつらアホじゃないの」といって見ている若い人たち。いつかあなたたちのうちの誰かが親分化して同じことをやる。間違いない。何故なら日本人だから。




               『雨ニモ負ケズ』

「雨にも負けず

 夏の暑さにも負けず

 ・・・・・・

 そういう人に私はなりたい」

 はずだった、

 が、

「雨に負け

 夏の暑さにも負け

 部屋の中でウダウダしている

 こんな人になる気はなかったんだが」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る