第4話《遠坂狂味の狂気2》
私は先程知った「巻害翔太」という名前の彼と話す事にした。
「ねーねー君はなんていう名前なの?」
彼のことを知っているクラスメイトが私が彼に話しかけたのに気がついて私を止めようとしたが、私は気にしない1回目は無視されたが私ははもう一度聞く
「だーかーらー君はなんていう名前なの?」
すると彼は驚いた顔をしてこっちを見た
嬉しいニヤケてしまう彼を驚かすことはできたが、怒ってはくれなさそうなので少し残念だ
「君は巻害翔太君だよね?」
彼は「知ってんじゃん」という顔をしたが、私は気にしない
「翔太くんだとショタぽく聞こえるからショーちゃんと呼ばせてもらうね?」
「………」
……怒らないみたい人が多くいるところでは怒らないのかな?いや、それだとなんでさっき私が彼に話しかけた時クラスメイト止めたのかな?彼のことを知っているみたいだし何か条件でもあるのかな?
「まぁいいやこれからよろしくねショーちゃん!」
と言い私は自分の席に戻ったどういうことか聞こうとしたクラスメイトもいたがちょうど授業の始まる予鈴が鳴った為何が怒ったのかわからない顔をしながらクラスメイト達は席へと戻って行った
《放課後》
「ショーちゃん一緒に帰ろう!」
「………」
「ね〜ね〜帰ろう〜」
「………」
「お〜い」
「………うるさい自分はお前のことは知らないし自分とお前は初対面なんだよそれと自分はここでは一人がいいんだよ」
そんな会話をしていたらクラスメイトに呼ばれたのでそっちの方に行っていたらとっとと帰ってしまったらしく私は慌てて帰る支度をしてバックを掴んで教室を出て行った
「ね〜ね〜あそこのマ⚪︎クに寄ろうよ〜」
私は彼の後ろを歩いている隣を歩こうとしたが彼が許さなかったからだ
「………」
「ね〜ね〜」
「……だから自分はお前のことは全然知らないし、そもそもなんでついてくる」
「お話がしたいと思ったからです!」
「………」
「じゃあマ⚪︎クに寄ろう!」
「なぜそうなる」
そんなこんなで私は彼を強引にマ⚪︎クに連れ込み、ハンバーガーを食べたちなみに私はチーズバーガー彼はフィレオフィッシュだった終始私が話しかけるだけで彼はほとんど話すことはなかった。
マ⚪︎クを出て少し歩くと不良三人組に出会った
「おいそこの女を置いていけ」
……………oh
テンプレかと私は思ったがこの不良達を使えば彼を怒らせることができるかもしれないとも思いどうしようかなと彼の方を見ると彼はすでにキレかかっていた
…………oh
いや早いのは良いとして、私はやっと彼の怒っているところを見ることができるのだが私もキレかかっているフカイダ彼との時間を潰されたのも理由だが、やはりこういうやつを見ると私は無性にコイツらを殴りたくなってくる壊したくなってくる
「おい聞いているのかお前に行ってんだよお前」
と不良が言ったことで彼が完全にキレた
「うるせえ!自分はこいつのことは何も知らないし!関係ないしこいつがどうなろうとも知ったことではない!だから話しかけるな!自分ではなくこいつに話しかけろよ!なんで自分なんだよ!話しかけるな!喋るな!語りかけるな!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレ!!!!」
と一方的に彼は叫び何処かへ行ってしまった子供の癇癪にも思えるがそれは彼の本心を言っているようだった。
彼が子どもの様ということよりも私はさっきの言葉を頭の中で反芻していたやはり彼、巻害翔太はあの時の彼だそのことで私の頭の中は嬉しさでいっぱいだった顔に出さなかったのは不良達に見られるのが嫌だったからであろうだが少し漏れてしまったらしく変な顔をしていたと思うその為それを見た不良達が私が怯えていると勘違いし、
「あのよくわからない男はどこかへ行ったし俺たちと遊ぼうよ〜」
私は嬉しさに浸っていた為不良達が何を言ってもいたのか分からずとりあえず
「良いですよ」
と言ったら
不良達が嬉しそうに
「それじゃあ行こうか」
と言ったためそこでやっと不良達が私を誘っていたことに気づき
「私良いところ知っているんですよ楽しい所だし、ここから近いのでそこで遊びましょう」
不良は少し考え
「いいぜ」
と楽しそうに言った
私は先頭を歩いて『近く』の路地裏に向けて歩き出した
五分ほど歩き
「到着です」
「はぁ?何ねぇじゃねえか」
不良達は馬鹿にされたのかと思いイラついている
「いえいえ到着ですよしかし貴方達みたいな人がについて行くアホはなかなかいないと思いますよ〜それと勘違いしている所を直させてもらうと貴方達は楽しめませんよ?私だけが楽しむのですから」
不良達の沸点は低かったらしくすぐに顔を真っ赤にして襲いかかってきた私はスタンガンを取り出そうとしたが取り出せなかったからだがすくんで動けないということはなかったが、何故か「今」こいつらを倒さなくてもいいのではと思い動かなかった私は殴られる殴られるのは慣れていたがやはり顔を傷つけられるのは嫌だったため私はうずくまった何故か笑みが止まらない殴られているのに止まらない親に殴られているときは出てこないのに何故か出てくるこの不良達に見せないために抑えるのが大変だ………Mじゃないですよどちらかと言ったらSですよこいつらに殴られても何も嬉しくありませんよでもあの人ならいいかもしはませんね…
「フフッ」
おっと少し漏れていましたね
「何が私だけが楽しむだぁ?お前が楽しむんじゃなかったのか?アァ?」
そんなことを言っているのが聞こえたが私はそれどころじゃなかった私は見つけてしまった
彼が私を見ている事にそれを見た私は更に笑みが深まる笑いそうになるのを必死に抑える
彼が見にきてくれたのだスタンガンを使わなくて良かった使っていたら彼がくる前に終わっていただろう私は殴られながら横目で彼を見ていたというか彼しか見えなかった彼は納得した様な顔をしていた彼と目が会うそれだけでもう私はこの不良達を許せそうになってしまったこの不良達に殴られて不快にならないヒトなんかいないだろう私はこの不良に話しかけられた時から既にヤリたいと思っていたそして殴られたにもかかわらずそれを許してあげられるくらいのことを彼らはしてくれた
「おい金を取り上げろ」
あぁ彼と遊ぶお金が取られてしまったまぁいいか後で取りに行けばいいお礼も含めて。
お金を取ったら満足したのか不良達はどこかに行ってしまった彼も私がお金を取られてしまったところからいなくなってしまった残念だが私も準備があったためちょうどよかった痛くは無い。慣れている。
家に帰った私は一応応急処置をしてにやけたほおを抑えるそのポーズは恋する乙女のものだが乙女とは程遠い笑顔がそこにはあった
明日は土曜日だ。
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