第2話人が嫌い


《次の日の夜》

自分はなるべくヒトと会いたくないため、出かけるのはほぼ夜である。ほとんどは用がない散歩だが、今回は人と会う約束していたためいつもとは違うルートで歩いている新しくコンビニが出来ていたため、そのコンビニで会う人の為にお菓子を買って出ると、あの不良3人組がいた。向こうはこちらのことを覚えていなかったのでそのまま立ち去ろうとしたが、立ち去れなかった不良達の前にあの遠坂がいたからである。

彼女はいつものように笑みを口の端に浮かべながら不良の方へ歩いていった……鉄バットを持って。


「こんばんはおにーさん」

「なんだお前」

「またまた〜先日お世話になった人ですよ〜まさか忘れちゃったんですか?」


と、そこで思い出したようで


「あの時の女じゃんまた殴られに来たのかな?」

「いえいえその節は、とてもお世話になりました〜そのおかげでとても良い友達を得ることが出来たのですから〜」


と、バットを不良達に見せながら言った一度こっちを見たのは、気のせいだろう


「なんだなんだ女1人が男3人に勝て……」


ベキッ


彼女がバットのフルスイングで1人の腕を折った音だ

いきなりすぎるだろと思っていると


「アァァァァァァ!!」


男の悲鳴が上がる彼女は終始笑みを浮かべながら言った


「確かに友達になるためにとはいえ殴られるのは痛いのは、痛いのですから〜とりあえずお返ししますね〜」


と言いバットをフルスイングする うずくまっていた男の後頭部に当たる 頭が割れたのだろうバットには血が付いていた またフルスイングする今度は血が彼女の顔に付く笑みは止まらない深まるばかりだ


「フフフフフ🖤」

「テメエ何しやがんだ!」


と、言おうとしたのだろうが実際には「テ ガフッ…」までしか言えてなかった二人目は言葉を発したと、途端に顔にバットが当たったため手が痛いのかと少し思ってしまつた

そこで事態のヤバさに気づいた3人目が逃げたそうとしたが、彼女の足に引っかかり転ぶ

まぁ彼女が引っ掛けたのだが

もちろん3人目の上にバットが降り降ろされ三人目も倒れた血は出ていないようだから気絶しただけだろう

三人目の気持ちがよくわかるもし自分があの彼女じゃない『ヒト』が目の前にいたら怖いしの人が自分に話しかけて来そうで怖い。彼女は笑顔だとても笑顔だその時やっと自分は気づいたなぜ彼女と話せるのかなぜ彼女と話していて気分が悪くならないのか彼女はおかしい話せる理由はわかったが、あの笑顔が何かがわからない…何だろうか『破壊』か『妄想』か『狂気』かまぁ狂気だろうな名前がそうだし結構これが当たるんだよなー理由が出来たから帰ろうとっとと帰ろうもうここにはいる必要が無い帰って現実逃避をしよう今まさに彼女が今、こちらに気づいたフリをして近づいて来ていることから逃げようきっと自分の後ろに誰かいるのだろうそう信じたい信じたい


「おーいショーちゃん」


違う別人だと思う多分「庄助」とかそうな名前で「ショーちゃん」だと思う


「おーいなんで後ろを向いて誰かいるのを確認しようとしているのかな?君だよ君巻害翔太郎くん」

「…違う翔太だ」

「そうだったねー」

「それじゃ自分はここらで」

「何そのまま帰ろうとしてるの私もついて行くよ」

「なんで」

「君が立ち去ったら警察に連絡するかもしれないからねー」

「しない それよりもあの不良はどうするの?」

「流石にコンビニの店員に聞かれただろうから見に来た時に救急車を呼んでくれるでしょ」

だと思ったよ

「ここで話していると私が捕まりそうだから場所を変えようかそろそろ店員も来そうだしね〜」


自分はこの後の展開であたまがいっぱだったその為人と会う約束を忘れてしまった

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