ヒトが嫌いで人が嫌い

@Raim

第1話ヒトを嫌う人

自分こと|巻害 翔太(マキガイショウタ)はヒトが嫌いだ。

意思疎通出来るヒトが嫌いだ

てゆうか、意思疎通自体が嫌いだ。


自分は高校2年生でありクラスは2–Bである。この高校は成績が良い順にABCDEFと並べられているため、自分はある程度は勉強が出来ていた。

「このクラスは良い」と、名前も知らない先生が言っているようにこのBクラスは、成績が1番良いAクラスよりはピリピリしてなくて、ある程度は勉強が出来るヒト達なので勉強と遊びを両立させている人たちも多いから、その先生は良いと言ったのだろうか。

まぁ実際表だった騒動も無いからであろう



上に書いてある通り翔太は意思疎通が嫌いだか、その翔太がヒトと会話をしている状況が2–Bの教室で起こっていた。



その人は、遠坂 狂味(トオザカ キョウミ)である。

なぜ彼女が翔太と話せているのかは、彼女が名前の通り狂っているからである。


「ショーちゃん 」

「………」

「ショーちゃん〜」

「………」

「ね〜ね〜」

「何だよ」

「ショーちゃんって友達居ないの?」

「…居ないしいらない」

「じゃあ一緒に帰ろうよ!」

「嫌だ」

「え〜一緒に帰ろうよ〜」

「帰ろう〜」

「お前とは、ほとんど話したこと無いしそれに自分は某作家の主人公の「友達はいらない人間強度が下がるから」に賛同しているからだ。」

「友達になろうとは言ってないよ〜」

「……」

「じゃあ一緒に帰ろう」

「何故そうなる」




こんな感じのやりとりをしたが結局は一緒に帰る事になった。

もう一度言おう巻害 翔太は意思疎通が嫌いだ。


彼女、遠坂 狂味は控えめに見て美人である成績も優秀でAクラスに入れるくらくらいの成績を持っている。そのため嫉妬などの感情を他人が起こしているため、色々な噂が飛び交っているらしい。自分は彼女のことをほとんど知らないので、どれが真実でどれが嘘なのかはわからないのである。

「ね〜ね〜どこかより道しようよ〜」

「………」

「お〜い聴いてますか〜」

「……」

「ぶ〜」

「自分はお前と帰るのを了承したつもりも無いし会話はそれ以上にゴメンだ」

「じゃああそこのマ⚪︎クによろう!」

「………」



彼女はひたすらに笑顔ただひたすらに笑顔だ。

自分は彼女となぜ話せるのかなぜ気持ち悪くならないのかが知りたい。

彼女はあの笑顔の中に何かを隠している「悪意」か「不快」かそれとも「狂気」かその笑顔の中にあるのが知りたいからか、その中にあるのが自分と似たものなのかが知りたいから話しが出来るのか。


そんなことを考えながら歩いていると


「おいそこの女を置いていけ」


不良3人組が現れた。


「………」


フカイダ


「オイ」


ハナシカケルナ


「おい聴いてんのか」


ハナシカケルナ!


「話しかけるな!喋るな!自分はこいつの他人だ!自分は知らない!勝手にしろ!だから話しかけるな!」


と、自分は不良達に怒鳴りそのまま立ち去った。

フカイダ フカイダ フカイダ!


不良達はあっけにとられていたが自分が立ち去ったことで彼女と話しが出来ることを理解すると彼女と話し始めた。

それを聴きながら立ち去ろうとしだが冷静になってくると先程のなぜ彼女との会話は不快にならないのか知れるチャンスだと思ったので引き返ししてみると彼女は殴られていた。


「なめてんじゃねーぞ!」


助けようとは思わない冷静であっても助けなかっただろうが、それよりも自分は彼女を見ていたいや、正確には彼女の口だその殴られて血が出ている口は、笑っていた幸いにもうずくまっているおかげで不良達には見えなかったが、殴るのをやめて不良のひとりが


「金を取れ」


と言い、バックから財布ごと取り出してどこかへ行って

しまった自分は不良が財布取るのを見ていない殴るのをやめたところから帰ったからだ彼女をその日もう見ていない。

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