騎士団入団1
俺はあることに気がついてしまった。
(これ俺最強なんじゃね)
「すみません、これってイメージが出来ればどんなことでも出来るってことですよね」
これってつまり妄想が力になってしまうという事である。
「あぁ、そういうことみたいだな。
でもなこの世界で本はとても高価なもので、平民にはとてもじゃないが買うことは出来ない。ましてや学校に行くなんてことはもってのほかだ、だからこの世界では魔法はあるが使える者は少ないんだよ」
ということらしい、いまいち日本人にはわからないことである。なんせ生まれたときからテレビでアニメなどを見ることが出来たのだから、それに竜次は元中二病患者である妄想はお手のものであるのだからおそらく魔法も問題なく使えるだろう。
試しに竜次は人差し指から魔法が出るイメージをする
「ボッ」
ついてしまった。まぁわかってたけどね
「お、おいおめぇそれどうやった!」
とても驚いている、まぁそれもそうだろ。なんせこの世界でも魔法を使える人は少ないらしいのだから
「そりゃ、指に火がつくイメージをしただけですよ」
実際そうである。そんなに難しくなかった
「おめぇイメージってゆうけどな、そう簡単に出来るもんじゃないでしょ」
今気がついたがこれって相当にヤバイ力な気がする、なぜならもしそこにいた人をもともといなかったとイメージするだけで、その人を消せてしまうのだから。
「おめぇ金ないんだよな騎士団に入る気はねぇか?
給料はいいし、平民よりも少し上の階級になれるぞ、
てゆうか入ってくれ‼頼む!」
この人にはたくさん世話になった、それに誰を助ける仕事はカッコイイと思う。実際子供の頃は警察や、消防士に憧れたものだ。
しかし自分の命が惜しいのも事実で、年をとるごとに死という未知えの恐怖が出て来た。
俺が悩んでいると見透かしたようにランベルトが言っていた。
「もし命が惜しいなら問題はないと思う。
障壁魔法を使えばある程度の魔法を防げるようになる。これは入団するときに全員が必須で覚えるものになる、試しに俺を切ってみろよ」
そういうと彼は懐からナイフを取り出して俺に手渡してきた。
俺は躊躇いがちに腕を少し切ろうとした、するとガキィンといって見えないなにかに防がれた。これが障壁魔法というものなのだろう。
でもこれで安全については安心できた。
「よし!わかった入ろうと思うただ訓練風景を見せて欲しい」
「よっしゃ任せとけ、じゃぁ早速行こうや」
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そういわれて店を後にした俺たちは詰め所に戻ってきた。
どうやらこの裏に訓練所はあるらしい、
訓練所では騎士達な訓練に励んでいた。
剣と剣を打ち合う者、素振りをする者、的に剥けて炎の玉を撃っている者等様々だった。しかし銃を使っている者はいなかった。おそらくこの世界にはその様な幾つものパーツを組み合わせて作る技術を持ったものが少ないのだと思う。またその様な技術者は武器などは作らず王宮などの装飾品を作っているのだと思う。
町を歩いたときも思ったが、この国だけかはわからないが習字率がとても低いのである。というよりもこの世界には字という概念はあるが、その国ごとや世界で統一された文字がなくどれも固有の物となっているのではないかと思う。またペンダントがあるおかげ(せい?)でその問題に気がついてすらないと思った。しかしペンダントは高価な物らしく、とても平民では買えないらしい、そこでお店には文字と一緒にイラストも書いてある場所がほとんどだったのだ。
なので本を作ったとしても、読めるのはペンダントを持った貴族や大商家等の裕福層の者だけで、実際にその技術を使う職人達には読めないので意味が無いさそうだ。
そんなことを思いながら俺は騎士達の訓練を眺めていた。
「どうだい、いつもではないが大抵の日は各々が訓練をしている。週に二回、太陽の日と月の日にのみ集団訓練、又は演習を行う。
更に半年に一回昇級テストがあり自分の階級よりも上の階級の人を倒し、筆記で合格することで昇級となる。
お前なら実力は直ぐに中尉位にはなると思うぞ、どうだ?」
「休みってのはあるのか」
ここが重要である、なんせ俺は人間なのである。いくら日本人が働き者でもしっかりと休日は欲しい、なくては倒れてしまうそれだけは嫌だ。
「あぁそれなら心配ない、週二回の集団訓練以外は自主練ってことになっているから、いくら休んでも問題ない。ただ週に数回町の見回りがあるからそれをやることになるけど、確実に3日は自由に出来るさ」
ということである、サラリーマンが1日くらいなのだから週3休みとは、とても大きいきと思う。
「よし!わかった騎士団に入ろう!」
「そうこなくっちゃ、そしたらまずは入団試験を受けて貰うことになる。手続きをしてくるから少しここで待っててくれ、あと今日は俺の部屋に泊まってきな」
そういうとランベルトは鍵を奥の部屋に要ってしまった、彼に言われた通りの部屋へ行くと中はとても広かった。
リビングにキッチン、トイレに客室がありなかなかに綺麗で広い家だった。
俺は彼が来るまでリビングて待っていた。10分位たつと彼が帰って来て、夕食についた
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