◉キャラクター紹介(※ネタバレあり!)

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■レイブン


 魔族サイドで召喚された、救国の戦士。

 年齢とは不釣り合いな、丁寧かつ紳士的な口調を用いる。その淡々な口ぶりから、一部の魔族からは『いけ好かないガキだ』という評価を受けている。


 召喚されて間もないにも関わらず、魔族や周囲の国々の内情を網羅している。それはなぜか? その真相は、死ねば召喚された瞬間へ戻される、煉獄のループに堕とされたからだった。


 もはや元の世界よりも、この異世界での生活のほうが遥かに長い。


 とある経緯で、様々な世界を垣間見る観測者と、協力関係を築く。彼等の力を借り、見事、呪縛から解き放たれることになる。


――しかしその代償は、自らの記憶を喪失させる 実質的な、死である。


 魔族を救い、英雄となったレイブン。


 彼が再び目を覚ました時、魔族の味方になるか、それとも人間の側になるのか、それはまだ……分からない。


『保有スキル』=============

 射撃スキル     【 EX 】

 銃火器練度     【 EX 】

 騎乗スキル     【 A+ 】

 ガンスミス能力   【 A+ 】

 魔族との信頼関係  【 D- 】

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◉主なメインウェポン

 コルト社製 シングル・アクションアーミー(ハンドガン)

 ヘッケラーコック社製 HK51B(小型軽機関銃)

 バレッド社製 M82A1M(アンチ・マテリアルライフル)

 レイジングウルフ (ディフィートライフル)

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■エレナ


 魔剣使いの異名を持ち、魔族の騎士団長である彼女。実は自警団上がりで、国民からの信頼も厚い。とにかく真面目で、現実主義者。


 恋愛小説が大好きで、夜な夜な目頭を熱くさせるロマンチストな面を持つ。いずれは小説家として密かにデビューしようと画策していたりもする。


 使用する武器や防具は、機能性よりもデザイン性を優先させた、カッコイイものが好き(現実主義者とはなんだったのか……)。自分が着用する鎧のデザインにも、独自のこだわりを見せており、しばしば装飾人を困らせたりもする(厨二病乙)。


 戦闘において類まれな直感センスを持ち合わせており、その戦い方はあまりに鮮麗されている。まるで剣舞を舞っているかのような殺陣は、そこが戦場であることを忘れさせるほどの美しさがある。


『保有スキル』=============

 近接戦闘能力    【 A  】

 魔剣との相性    【 A+ 】

 騎乗スキル     【 B  】

 サバイバル能力   【 B+ 】

 執筆能力      【 絶望的 】

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◉主なメインウェポン

 魔剣 カインフェルノ

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■グレイフィア


 本人曰く智将であり淫将。四天王を束ねる頭脳であり、リーダーである。外見は妖麗な姿で、かつて魔王の愛人でもあった。

 実はバイセクシャルでロリコン(というよりもアリスコンプレックスに近い)。メイド長よりもメイドたちから慕われており、夜な夜な、彼女たちをつまみ食いしていたりもする。


 召喚魔法にも長けており、巨大な召喚獣を魔素化して格納――そして現実世界に顕現させるだけの魔力も保持している。また、竜騎兵としての腕も一品で、熟練の兵士と比べても、その技量は引けをとらない。空戦においては、持ち前の魔力を最大限に活かし、砲撃魔法で敵を撃ち落とす。


 かつては現実主義者であり、非好戦派だった。しかし、エストバキアの策略によって王女エリスを失ってしまう。あの事件以降、人間たちに復讐心を覚え、彼女の信頼を裏切った人類に、報復を誓う。

――しかしそれは純粋な憎悪からくるものではない。エリスとイレーヌの会談を止められなかった、自分への苛立ちと後悔からだった。


 どの分野においても、既存の概念に囚われない主眼を持ち、独創性豊かな着眼点を持つ。そのため、しばしば彼女のポツリと呟いた感想や愚痴が、貴重な意見で、状況を打開する切り札になったりもする。


『保有スキル』=============

 近接戦闘能力    【 B+ 】

 召喚魔法      【 A  】

 騎乗スキル     【 A  】

 メイドの好感度   【 S  】

 床上手?      【うまい 】

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◉主なメインウェポン 及び 魔法

 ロングロッド


 ドンナ―シュトラール雷光烈破 直線上の敵を薙ぎ払う“線”による攻撃

 ブリッツェンナーデル雷光輝針 散弾による“面”の攻撃


 召喚獣 攻城戦用複合魔獣戦車 シュトラフェ・ハーミットクラブ

――――――――――――――――――――


■アーシア


 四天王の一人。グレイフィアの良き友人であり彼女の補佐役。そしてゼノヴィアのいじり役担当でもある。


アーシアはクリーチャーに寄生する魔族 パラサイトキャリアー種 スリヴァーである。その種族は魔族の中でもかなり特殊で、寄生した魔獣や大型生物を内部から操作――まるで自分の体のように、自在に動かすことができる。

 この性質を元に開発された兵器もあり、攻城戦用複合魔獣戦車 シュトラフェ・ハーミットクラブや、 人造ドラゴンのフォルクス・イェーガーが該当する。


 よくゼノヴィアと口論しているが、なんやかんやで二人は仲良しである。


 グレイフィアと性癖が真逆で、重度のショタコン。よく人間の里まで降り、若い旅人や農村の子をつまみ食いしている(物理的な意味ではない)。


 趣味はここまで真逆なのに、様々な面で息が合う。とくに、戦闘におけるコンビネーションが絶妙で、阿吽の呼吸で互いをフォローし合う。そして己の長所を駆使し、劣勢下の窮地を覆す。空戦においてもそれは健在で、初陣にも関わらず、そのコンビネーションは遺憾なく発揮された。


『保有スキル』=============

 近接戦闘能力    【 D-】

 ゼノヴィアとの親密度【 B+】

 騎乗スキル     【 A 】 

 お姉さまへの想い  【 S 】

 少年への愛     【 ∞ 】

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◉主なメインウェポン(というより外部兵装)


 サンドウォーム

 地中を突き進む巨大なワーム。地面下から奇襲攻撃を得意とする。

 しばしば大規模工事や治水作業にも徴用されたりもする。


 人造ドラゴン フォルクスイェーガー

 武装

 ・ソードフィッシュ 対象を追尾し、名を冠する頭部の刃で斬り裂く。

 ・災厄を齎す者カラミティブリンガー

  オーブズヴァイゴアの邪眼。その幼体を移植した収束型導光学兵器。       低コストで遠距離魔力光レーザー攻撃を可能とする恩恵がある。

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■ゼノヴィア


 四天王の良心。獣魔族種 ストームタイガーに属している長身の女性。

 接近戦による肉弾戦を得意とし、圧倒的なパワーで敵を捻じ伏せる。

 彼女の爪はサーベルのように伸び、敵を串刺しにしたり、状況によっては斬り裂くことも可能。


 性格はタフで明るい性格。落ち込んでいる仲間を見ると、不器用なりに、必死に勇気づけようとする。リコリス飴が大好物で、レイブンは賄賂として利用していた。


 見かけ通り頭脳戦が大の苦手。識字能力にも問題を抱えており、文字が読めない。それらが彼女の悩みの種で、口には出さないが、内心かなりのコンプレックスになってしまっている。


 グレイフィアとアーシアとは真逆に、性の知識が微塵もない。そのため、キスで子供ができると本気で思っていた。結婚や恋愛に対して、夢見る乙女のような言動がちらほら見受けられるが、それは性の知識がないからである。


 斥候のセンスも持ち合わせており、匂いによる追跡を得意とする。また、戦士として観察能力と直感に優れており、意外にも狙撃の才能を有していた。


 人も魔族も見かけによらず。見かけとは相反し、優しさと多才な面も持ち合わせている、四天王のムードメイカー ――それがゼノヴィアだ。


『保有スキル』=============

 近接戦闘能力    【 A  】

 筋力        【 A  】

 脳         【 D- 】

 狙撃能力      【 B+ 】

 リコリス飴好き?  【しゅき 】

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◉主なメインウェポン

 鉤爪

 バレッド社製 M82A1M(アンチ・マテリアルライフル)

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■エリス&イレーヌ


 魔族の王女と、エストバキアの聖女。

 二人は運命づけられていたかのように、ある場所で偶然に出逢い、互いの友情を深めていく。


 人目を盗み、出会いを重ねる日々。


 魔族と人間という隔たり。最初こそぎこちないものだったが、互いに言葉を交わし、文化を教え合い、笑い合う中で払拭し、いつしか消えていた。


 そして二人は『魔族と人間の違いは外見だけ。互いを心から理解しあえば、必ず分かり合うことができる』ということに気付く。そして、それを世に広めるべきと、使命感を抱くようになる。



 魔族と人間。忌々しいと呪い合う、因縁の関係――その怨嗟を絶ち、憎悪を過去のものとする。



――しかし甘かった。両陣営の政治的策略により、その想いは利用され、踏み躙られてしまう。魔王ガレオンを国外に誘き出す、格好の材料となった。

 ギルバルドと内通者によって計画された、平和会談と見せかけた奇襲作戦。それが、二国間の水面下で画策されていたのだ。



 魔族と人類にとって、その日は記念すべき小さな一歩になるはずだった。



 しかし二人が目にしたのは、人と魔族の軋轢。理想とは程遠い、残酷なる現実……――。

 卑劣な罠によって、エリスは最愛の父――魔王ガレオンを失い。イレーヌもまた、信頼していたギルバルドに裏切られ、祖国に帰れぬ身となってしまう。


 彼女たちに、自分の甘さを嘆く暇も、悲しむ間すら与えられなかった。なぜなら、魔族の象徴である魔王ガレオンが崩御したのだ。これを好機と判断し、周辺諸国が侵攻を企てるかもしれない。


 それを危惧した二人は、自らを亡き者として闇に埋葬する。そして現実とは相反し、『魔王ガレオンは、娘を庇いつつ死闘を繰り広げ、辛うじて生き延びた』というカバーストーリーを作り上げる。

 そして世を欺くため、エリスとイレーヌが亡き父――魔王を演じたのだった。


 魔王を演じるのは、人間の目を欺くためだけではない。

 エストバキアに内通していた、裏切り者がいるのだ。


 魔族の政治情勢に詳しい裏切り者。その内通者は、必ず自分の近くにいる――そう判断した彼女たちは、信頼する仲間にして、切り札を模索する。


 そして二人が導き出した結論が、世界を一変させる力を持つ存在。――勇者の召喚だった。




 二人が着用していた鎧や魔剣、それら装備一式は、オリジナルではない。召喚されたレイブンによって、寸分たがわぬ寸法で作成されたものだ。


 とくに、ガレオンの甲冑外見こそ差異はないが、内部はオリジナルとまったく異なる。少女でも成人男性以上の力が出せるよう、パワーアシスト能力が加えられた。また、緊急時に装甲部をパージ――キャストオフできる機能も追加された。これは、溶解液などが付着した際、着用者を護るために使用されるものだ。


 このパワーアシスト性能によって、非力なイレーヌでも、騎士として問題なく振る舞うことができる。また、利点はそれだけでなく、陛下の動きがモーションとしてトレースされているため、魔王ガレオンとして自然な動きが可能となった。側近や重臣、そして騎士団長のエレナでさえも、魔王の正体を見抜くことができなかった。


『保有スキル』=============

 近接戦闘能力    【 D→A 】

 政治・国内統治能力 【 B  】

 人への想いやり   【 A  】

 国民からの信頼度  【 A+ 】

 二人は百合?    【 極 秘 】

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◉主なメインウェポン

 ガレオンの甲冑(複製品イミテーション

 魔剣ヴァルゼオン(複製品イミテーション

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■ユーミル


 竜に捧げられた生贄の巫女……というのは真っ赤なウソで、その正体は、神々と等しい存在――エンシェントドラゴンである。


 レイブンが、エレナに置き去りにされたにも関わらず、彼女よりも先に帰還できたのは、ユーミルに運んでもらったため。


 古えの戦争において、神々に敗北してしまったエンシェントドラゴン。『平和に対する大罪』という勝者の報復によって、一人の女性が贖罪人として、生贄に捧げられる。それがユーミルだった。彼女は手足を切り離され、人柱ならぬ神柱として、ユグドラシルの一部として組み込まれたのだ。


 その悠久の時から救い出したのが、魔王に召喚された勇者――レイブンである。


 彼は別の世界線で、幾度もユーミルに助けられた過去(もはや存在しない未来)があった。その恩をなんとしても返すべく、レイブンは神々からユーミルの手脚を奪還――そして第一話において、ユーミル本体をユグドラシルから切除。彼女に手足を戻したのだった。


 神出鬼没で、気がつくと後ろに立っていたりする。


 また口調が外見と不釣合いで、「うふふ……」「あらあら……」などと、無駄に妖麗で、お姉さん味に溢れた抑揚がある。彼女の声を長時間聴くと、脳がとろける感覚に襲われる……かもしれない。


 エンシェントドラゴンであるユーミルは、存在そのものが勇者以上に抑止力効果が強い。なにせ、神に等しい力を持つ存在だ。世界に散らばる勇者を総動員しても、敗北は濃厚。それほどまでに、エンシェントドラゴンは絶対的な力を持つ存在だ。


『保有スキル』=============

 近接戦闘能力    【 EX+】

 超遠距離砲撃魔法能力【 EX+】

 レイブンとの信頼度 【 A  】

 お姉さん成分    【 A+ 】

 駄目人間製造機   【SSS 】

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◉主なメインウェポン

 不明

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