「もう一人の自分への手紙」

こんにちは、もう一人の私です。

私が知りたいであろうことを今から羅列します。


私は、太陽という高熱の星(中心温度15,000,000度、表面温度6,000度。温度は、水と呼ばれる普遍的な液体が固体になる時を0度、気体になる時の温度を100度として考えている。)を中心に、13の星が周囲を周る太陽系という銀河、その中の内側から数えて3番目の星「地球」に住んでいます。13の星の中では唯一生物が生きていける星で、地表の七割は先述した水と呼ばれる物で覆われています。大気構成は約8割が窒素、残りが殆ど酸素で、その他の気体は0.1%未満です。

この内、酸素と呼ばれるものは我々人間が生きる上で必要な要素になります。

水は高い熱容量を持ち、これが熱を保有することによって、少なくとも私の生活圏では、気温が0度から35度、地球の自転一周分であれば大きくても±5度程度という比較的安定した温度変化しか起こりません。

このため、この世界に住む生物は、特別な体温管理を行う種は極端に少ないです。

生物は現在のところ、炭素生命体しか存在しません。他の生命体を捕食することによってエネルギーを賄うことが多いです。

種の全滅を防ぐために多様性、というモノを持ち、同じ生き物でも大別して二種に分かれ、その二種の生体情報を組み合わせることによって次の世代を生成することで変化を持たせ、環境に適応しようとします。

地球は太陽の周りを約365回転しながら一周します。この一周を一年。一回転を一日という単位で、時間の流れを計測しています。

また、一日を24等分したものを1時間、1時間を60等分したものを1分、1分を60等分したものを1秒という単位で数えます。日常的に使われる時間の最小単位は秒です。

一年を約12等分したものを月と呼びます。

月は栽培や収穫、神事や行事を行う際の目安として用います。

また生活のサイクルを決めるために7日を纏めて週と呼びます。

人間は基本的に1週間の行動を繰り返すことで生活しています。

地球に住む生命体は大きく6つに分類できます。

1つ目は植物です。食物連鎖の最も下層を占める生命体で、移動せず、その場で日光と水を用いてエネルギーを生成し、種子を蒔くことで繁殖します。繁殖力が高く、物凄いスピードで増えますが、移動できないので捕食されやすく、また環境の変化に弱いです。特に土壌の変化に弱く、毒や病気によって死滅しやすいです。

殆どの生命体が植物に依存しており、植物を必要としない生物も、植物がもたらす栄養素を間接的に摂取しているため、植物が絶滅すれば地球の生態系は滅びます。

2つ目は魚類です。地球表面積の七割を占める水を生活圏とし、回遊することで餌を探しながら成長します。卵生で、雌型が安全な場所に産み付けた卵に雄型が遺伝子情報を与えることで繁殖します。魚類は水質汚染に弱く、人間がもたらす水溶性の有害物質によって死ぬことがあります。私の地方ではこの魚を加熱処理せずに摂取する風習があり、他国から不気味がられています。

3つ目は両生類です。幼体と成体で大きく形態が異なり、幼体の内は水中で活動し、成体になると陸上で活動する生命体です。

私が知る限りでは種は多くなく、一部にしか見られません。恐らく生活圏が水中から陸上へと変わっていく進化の途中の形態なのだと思われます。

4つめは爬虫類です。四脚で這うように移動する種が多く、堅固な外皮に覆われていることが多いです。私は詳しく知りませんが、男性が好む見た目をしているらしいです。

5つ目は哺乳類です。四脚で跳ねるように移動する種が多く、爬虫類と比べて機動力で勝ります。卵生より胎生が多く、ある程度成長するまで母体の体内にて保護されます。また、体高が高く、視界が大きく確保されたため、視覚に頼って生活するものが多いです。私が知る限り種類が多く、その多様性から、簡単には説明できません。我々人間も、この哺乳類に属しますが、四脚ではなく二脚で行動します。前肢を自由に使えるため、多くの場合他の哺乳類より有利です。特に道具の獲得は他の哺乳類と比べてかなり優れており、自分よりも大きな生命体を倒すことも可能です。

6つ目は鳥類です。前肢が翼となり、飛行能力を獲得しています。重力と空気抵抗の関係から、鳥類は小さくて軽いものが多いです。

飛行能力を持つため、高い場所を生活圏にし、地上に比べ比較的安全な生活を獲得しています。人間のほとんどが「鳥のように飛べたら」と夢想する程に憧れを持っています。

確かに霊長は我々人間ですが、より優れた肉体という意味であれば、鳥の方が上なのかもしれません。

の種類も居ますが、細かくなるので割愛します。

バックグラウンドを軽く説明したところで、私の話をします。

身体に二本の腕と二本の脚を持ち、基本的には脚で直立します。脚と腕は関節を持ち、曲げることが可能です。腕の先には手という器官を持ち、五本の多関節を器用に用いることで、掴む、挟む、振る、投げる等の複雑な動作を行います。脚の先には地面を蹴る為のいたのような部位を持ち、手と同じように五本の多関節を持ちますが、こちらは退化しており、複雑な動作はできません。

胴の上部分に頭を持ち、様々な感覚器官がここに集中しています。我々が持つ感覚器官は五種類あり、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚です。この内、触覚を除く四種は頭にあります。触覚はほぼ全身に持ちます。

身体は柔らかな外皮で覆われていて、頭の上部は長い毛で覆われています。これは思考を司る脳を保護するためだと言われています。脳もまた頭にあります。このため人間は頭部にダメージを受けると大抵の場合死に至り、助かっても重度の後遺症が残るという場合がほとんどです。

身体を支える頑丈な骨を持ち、それらを繋ぎ合わせ動かす筋肉を持ちます。これらには個人差はありますが、自分の重量以上のモノを持ち上げられるほど頑丈で強靭なモノです。私はできませんが。

身体には臓器を内蔵しており、消化器官やと栄養を送るための器官、解毒器官等も持ちます。

私は一日に大体6時間から7時間睡眠します。

睡眠とは、初期化と休息を兼ね備えたもので、これを怠ると身体に不調をきたします。

普通の人間であれば、平均8時間だそうなので、私は短い方になります。

食事は一日に二回、睡眠の前と後におこなっています。

これは文化によって変わり、私の地方では一日に三回が普通ですが、七回取る場所もあるようです。


他にも説明したいことは山ほどあるのですが、ちょっと書ききれそうにないのでここらへんで。貴方の想像の一片に出来たのなら幸いです。

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