異能力は突然に
大樹海
第1話 手紙は突然に
現在、小学校の頃の影響を受け、どこで間違ったのか中二病になってしまったのだ。
「少年よ大志を抱け」昔、小学校低学年ぐらいだったかある神社で遊んでいる時に、知らないおじさんに言われた記憶がある。ただ、そのおじさんはその言葉を言った時キラキラと輝いてカッコよく見えた。
まあ、小学生だったからそれだけで十分に影響を受けやすかったんだと思う。
俺の名前は高橋 輝(タカハシ テル)、高校2年生だが只の高校生ではない。俺は異能力が使えるんだ!使えたい、使えると信じたい、そう思っていたい。。。ただ、中二病を患っているが表には出してないし、自覚はしている分まだマシだと自分で思っている。
いつも授業中に窓際の席で外を眺め、外に向かって手を銃に見立てて「バーン」と呟いてみる。そして、遠くの山が爆発するイメージをいつも想像し、満足する。
だがしかし、最近になってやたらとこっちを見てくる女がいる。その女は髪の長さがミディアムでストレート、少し可愛い顔をしている。俺はそんな可愛い女に見られて、外見では気づいてない感じを装ってるが、内心では「やめてくれ〜、こっちを見ないでくれ〜。ただでさえ人見知りが激しいのに。あの女は確か鳴海 圭子(ナルミ ケイコ)って言ったっけか。なんなんだ一体俺が何か悪いことしたか?」と服の中で変な汗が出て思考が停止している状態なのだ。
全ての授業とHRが終わり、俺は下校生徒の波が収まるまで待ち家に帰る。
下校途中空を見上げると夕方にも関わらず流れ星が見えた。これはラッキーと思ったがその流れ星は違和感を感じた。その流れ星は5つ流れて、その5つとも違う色をしていた様に見えた。俺は疲れているのかと思いサッサと家に帰って寝た。
次の日の朝学校に登校すると、下駄箱に手紙が入ってた。恐る恐る中身を見ると「放課後屋上に来てください」とだけ綴られていた。俺はこれを見て「やっほーい!とうとう俺にも春が来たのか〜。テンプレっぽい気もするけどまぁいいや!けど、どうしよう、人見知りなんだけど。。ま、まぁせっかくの告白だし行ってみるか。」
なんと驚いた、恋というのは人見知りの思春期男子をも動かしてしまうのかと。
そして、待ちに待った放課後が来た。それと同時に輝を大きく変える事件が待っていたのだ。
異能力は突然に 大樹海 @dai1123
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