十三 時計都市の騒乱
デッケンベルターは巧みにリーズを操って、巨大な中央時計塔の外壁すれすれを飛ぶ。
中央時計塔は、長針塔と短針塔から成り、その土台部分は二つの塔を繋ぐように建てられている。塔と塔の間にガラス張りの天井が渡され、上から覗けば大ホールの床が見えた。
一度上昇し、高度を十分に取ったあと、リーズは真っ逆さまに急降下する。
リーズの尾には、即席ながら金属による覆いがされていた。また手足にも分厚い布と革で作られた防具がつけられている。
ガラス天井にぶつかる寸前、リーズは首を上げ空へと急上昇した。しかし尾だけはそのまま天井に激突し、ガラスと金属枠の破片を巻き散らす。かつて旧北方帝国の騎士たちが、東方の騎馬兵の軍団を蹴散らすために編み出した、強襲戦法であった。
大穴の開いた天井に飛竜が着地する。かろうじて残っていた天井は竜の重みに耐えきれず崩壊し、大ホールに瓦礫となって降り注ぐ。その危険な雨が止んだあとに、リーズが降り立つ。
大ホールに足を踏み入れたデッケンベルターは、槍を構え、大音声で呼ばわった。
「やあやあ、我こそは北のかたターラントはバンデンタール領主シャペオン様にお仕えする騎士、ハザル・マルクト・デッケンベルターである!」
彼は手ごたえを確かめるように槍を振り回し、馴染んだ手にしっかりと握った。
「我は先ぶれ、我は槍。正統なる末裔の帰還に先駆け、義によって助太刀するものなり!」
〇
中央広場は混乱の極みにあった。
「ここに、我々パスリム商工会は、ちゅ、中央時計塔の、ギア、ギアソン代表の、弾劾をせ、せんげ、やめんか! 宣言を、するもので、ある!」
ベルランフィエを中心とする商工会と、中央時計塔の人間たちがもみくちゃとなり、お互いに相手を掴んだり引っ張ったり押さえつけたりくすぐったりの大騒乱に発展していた。
「い、以上で、ある」商工会代表は発言を終えると、彼の頬を引っ張って妨害しようとしていた中央の技師を殴った。「よくもやってくれたな貴様ぁ! そのヒゲむしり取ってやる!」
貴賓席と、壇上に立つハーダー男爵だけは、そうした取っ組み合いとは無縁だった。さすがに貴族を相手にするほど頭に血が上った者はいなかった。今のところは。
「えー、それでは宣言が出ましたので、皆さまお静かに」
静かになった者はいなかった。
「さて続いては、お隣ターラント国からの客人を紹介しましょう」
ほとんどの貴族が逃げ出した貴賓席から、年を召した夫人が立ち上がり、壇上へ向かう。
「こちらはターラントのバンデンタール領を治めておられる、シャペオン夫人であられます。シャペオン殿、それではどうぞ」
「ご紹介にあずかりました、シャペオンともうします。皆さん、以後お見知りおきを」
外国の、それも領地もちの貴族、ということを理解した人々の多くが、声を荒げるのをやめた。礼を失すれば首が飛びかねない。
「本来であれば、こうした場では、まず長々とご挨拶させていただくのだけれど。これから皆さんに、聞いていただきたいものがあります。それでは、お静かに」
〇
大ホールは無数の人形で埋め尽くされていた。
四方の扉から、わらわらと人形たちが現れ、不届きな侵入者に向かっていく。
だが今日は以前とは違った。北方の騎士の手には槍が握られ、彼が戦っている間にもう一人を守る愛騎もいる。
デッケンベルターは当たるを幸い、群がる人形どもを蹴散らし、吹っ飛ばし、前回のような無様な戦いの鬱憤を晴らすがごとく、次々と黙らせていく。
リーズもまた果敢に戦った。近づく者あらば尻尾で一掃し、噛みついては壁や他の人形へ放り投げ、叩きつける。
向かうところ敵なしの主従であったが、大きな問題が立ちはだかっていた。
「次から、次へと」言う間に人形を叩き伏せる。「どれだけ出てくるのであるか!」
無尽蔵に湧いて出てくると錯覚しそうになる数を相手に、デッケンベルターたちは大ホールから先へ進むことができなかった。一体また一体と倒せど、その倍の数が続々と出てくる。
「これでは埒があかぬ!」
槍の石突で人形の頭部を粉砕しながら叫ぶ。
すると返事があった。
「同感だ」
デッケンベルターは声がした方向を見、瞬時に後ろへ飛び退った。
守るべきものを背にし、現れた男に槍を向ける。
「ギアソン……っ」
「今どき銃もなしとは古い」
ギアソンは拳銃を手にし、デッケンベルターの槍など意に介さぬように佇んでいた。
「これ以上、騎士ごっこに付き合うのも面倒です。娘を渡して去りなさい」
「デッケンベルター……」
「ウィゼア嬢はリーズの陰に! ここは自分が」
己の身体を盾にしつつ、デッケンベルターは内心で冷たい汗を流す。いかに彼が優れた戦士であろうと、生身で銃弾を弾くことはできない。
ここが正念場と、覚悟を決める。だが、すぐに慄然とした。
ギアソンの背後、長針塔側へ続く通路の暗がりから、見間違えようもない、あの女吸血鬼までもが姿を現したのである。
「遅かったですねケートリィ」ギアソンは銃口の狙いをつけたまま語り掛ける。「彼女は任せます。太陽の下でも、あなたは大丈夫なのでしょう」
吸血鬼ケートリィは手に白く長い骨を生やし、投擲に備える。
「ねえ」赤い眼がデッケンベルターを見、赤い唇がギアソンに問う。「取引の確認をするわ。私はあのお嬢さんを捕まえる。あなたは見返りに大宝玉を返してくれる。そうよね」
「正しくは仕事をしてくれたら、ですよケートリィ。ですが、これが最後の仕事です」
「それじゃ、いよいよ」
「ええ。あとは大宝玉の力を移し替えるだけ。それでお役御免です」
二人が商談する間に、新たに現れた人形たちが、侵入者を囲み、ギアソンたちの前にも盾となるかのように立つ。堅実な布陣だった。
隣に立つ吸血鬼への配慮を怠った以外は。
「それで。その移し替えは、いつごろ終わるのかしら」
「今日の夜にでも」
「私ね。面白い話を聞いたわ」
唐突な言葉に、ギアソンの眉が上がった。
「なんのことです?」
ケートリィは微笑んだ。
「あなたが嘘つきってことをよ!」
黒い腕が突風よりも早くひるがえり、白閃がギアソンの左目に突き刺さった。あまりの速度に頭部はねじれ、首はあらぬ方向に曲がり、引きずられた身体がよろめいた。
「取引はこれでおしまい。契約を違えることがどれほど重いか知りなさい」
目の前で起きた突然のことに、デッケンベルターは言葉を失った。
だが本当の驚愕はここからだった。
「ふむ」
ケートリィの目が見開かれる。確実に脳髄へ達したはずの凶弾。それを左目から生やしたまま、平然とした言葉が出せるなどと、誰に想像できようか。
「なるほど」ねじれた首をもとに戻しながら、ギアソンは言う。「契約を破られる側は、こういう気分になるのか」
「なに、それは……」
得体の知れない事態にケートリィが思わず後ずさる。
「総動員しておいて正解だった」
パチリと、ギアソンは指を鳴らした。
それを合図に動いた人形は四体。いずれも壁際にいたため、ケートリィは気づくのが遅れた。各々の人形は吸血鬼を囲むように移動し、胸部の外装を左右に開く。
人形の胸にあった機械が輝きだし、大ホールにまばゆい光が満ちた。強くはない。目が開けられないほどではないし、太陽のような熱を帯びた白熱光でもなかった。
しかしそれは吸血鬼には致命的なものだった。光の中心に閉じ込められたケートリィは苦悶を叫び、身をよじり、身体の端々が影となってバラバラになりかけていた。
「これは……なに……っ、あ……ああ……っ!」
「百年前の遺物だ」
ギアソンは調子を確かめるように首に手をあてる。
「苦しいだろう。私はよく知っている。百年経とうと忘れられなかった屈辱だ。何度これらを粉々に打ち砕こうと思ったか。だが、念のためにと我慢したかいがあった」
「あなたは、いっ、たい……っ」
ケートリィの叫びを、ギアソンは一旦は無視した。だが左目に手をあて、そこがどうしようもなく破壊されているのを確認すると、諦めたかのように溜め息を吐いた。
「君と同じだよ」
白い骨を引き抜き、ケートリィに見せるよう向けられた左の眼窩。そこには、女吸血鬼のものと似た、黒い影が渦巻いていた。
「吸血鬼……!」一部始終を見ていたデッケンベルターが叫んだ。「ギアソン、おぬし、やはり吸血鬼であったか!」
「知られたからには、死んでもらわねば」
ギアソンが手をあげると同時に、四方から人形がデッケンベルターめがけて襲い掛かる。
だがそれより先に騎士は動いた。床を蹴り、槍を突き出し、一直線に飛ぶ。
盾となった人形を槍の一薙ぎではじき飛ばしたデッケンベルターは、今日一番の力を全身にみなぎらせ、全てをギアソンにぶつけた。
猛牛のような突進を、ギアソンはかわしきれなかった。彼はデッケンベルターに突き飛ばされ、自らがしかけた光の罠の中へ投げ出される。
しかし。
「惜しいな」
光の中で、男は悠然と立ち上がった。
「ただの吸血鬼であれば」彼は横で苦しむケートリィの顎をなでた。「こうなっていただろう。考えは悪くなかった」
再びパチリと指が鳴る。
その瞬間、いくつもの乾いた音が、デッケンベルターの背後から鳴り響いた。
狙われたのは彼ではなかった。背後を振り向けば、金の髪が、床に倒れゆこうとしていた。
「ウィゼア嬢!」
咄嗟にデッケンベルターは踵をかえし、そのまま守るべきはずだったものの場所へ戻った。リーズのほうは、厚い鱗がいくらか銃弾を防いだらしい。だがもう一方は……。
「ウィゼア嬢、しっかりするのである!」
「やはり、銃を持たせただけでも、だいぶ違うな」
乱れた服を整えながら、ギアソンが歩み寄る。もはやデッケンベルターの槍など恐れていないかのように。事実、正体を隠す必要がなくなった今となっては、避ける必要がない。
デッケンベルターは倒れ伏す身体をかき抱き、近づくギアソンから守るように隠す。
「今ので死、いや壊れはしまい。こちらに返してもらおう」
「ギア……ソン……」
かぼそい声が、かすかに聞こえた。
「なぜ……殺さない……」
「殺すとも。だがまだだ。君にはまだやってもらうことがある。そのためにこの一年、わざわざ生かしておいたのだ。それが終われば、特等席でこの街が滅びるさまを見てもらわねば」
「外道!」デッケンベルターは叫んだ。「なにゆえこの子にそこまでの仕打ちを!」
「復讐だからだ」
ギアソンは自身の右手を見た。拳銃は先の衝突でどこかに弾き飛ばされていた。
「私はバーネンマイゼンから受けた屈辱を晴らす。そう、これは単なる私怨だ。だが百年にわたる隷属の惨めさ、それを忘れるためには、やつの全てを滅ぼさねば気がすまぬ」
「何を……されたと……」
「君が百年前のことを知らぬのが残念でならない」
はじめてギアソンの顔に表情らしきものが浮かんだ。嘲笑うような歪んだ表情が。
「時計王などと笑わせる。卑劣な手で私を隷属させ、宝玉をくだらぬ機械部品に使い、あげく私にそれを守るよう強いた。あれほどの不届き者、いかなる蛮地にもおりはすまい」
「それは……本当……」
「まあいい。自分の知らぬ罪で苦しむことほど理不尽なものはない。怒りと痛みの中で怨嗟をあげるがいい。それがあの忌むべき男への最高の贈り物だ」
ギアソンは自分の拳銃を探すのを諦めた。
かわりに手を掲げ、銃を持つ人形に構えさせる。
「ではさらばだ騎士よ。君のこの最期の戦いも、ターラントを巻き込む口実にするとしよう」
「ギアソンさん……あなたは……」
そして手を振り下ろそうとして、ピタリと、その手が止まった。
「……『さん』……?」
ギアソンは眉をひそめ、目を細めた。
「……君は誰だ」
返答はなかった。ただ行動が返ってきた。
ギアソンの問いに応えるように、デッケンベルターは立ち上がる。胸に抱いていた、金の髪に青い服のものを床にうち捨てながら。
「これは」
それを見たギアソンの目に驚愕の色が浮かんだ。
床に転がったもの。それは服と、金属の削り屑で作られた髪をつけられた、人形だった。
「どういうことだ」問いただす声に、わずかな困惑が混じった。「今の声は」
対するデッケンベルターは誇らしく胸をはった。
そして朗々と語りだす。
「目のある者はご覧あれ! これなるは我が家が代々守りし魔法のボタン、その最後の三つである。上は竜と心をかよわせ、下は風の守りをさずける。しかして真ん中にあるは……」
〇
中央広場は静まり返っていた。
唯一、拡声時計から聞こえる声だけが、遠くまで響き渡る。
『しかして真ん中にあるは、遠く離れた者と言葉をかわすことができるもの。おぬしがウィゼア嬢と思い込んでいたのは、我が主、バンデンタール領主シャペオン様のお言葉なり!』
壇上に立つシャペオン夫人は、拡声時計の前にかかげた小さなボタンに語りかけた。
「ギアソンさん。あなたの言葉は、全て、パスリムの人々に届けられました。あなたが吸血鬼であること、この街を陥れようとしていること。全てです」
夫人は微笑みを浮かべ、広場を見渡す。
誰もが真実に驚き、言葉を失くしていた。じきに喧騒が戻ってくるだろう。それでも、もはやギアソンを信じる者はいまい。
先ほどまで商工会と殴る蹴るの取っ組み合いを演じていた中央時計塔の技師たちも、魔法が解けたかのように茫然としている。いや、実際に魔法が解けたのかもしれない。吸血鬼であるギアソンが、彼らをどのように操っていたか。方法はいくらでも考えられた。
「さあデッケンベルター、主の名において命じます」シャペオン夫人は忠臣に報いるべく、最後の枷を外す。「その痴れ者を討ち果たし、騎士の誉れとしなさい」
御意、と短く力強い返事を最後に、ボタンの魔法は途切れた。
「それでは」ドレスのすそを掴み、夫人は聴衆に向かって一礼する。「私のお話は、これでおしまいです」
同じ頃、広場の一角でロンビオン人たちが一つの決着をつけようとしていた。
「ゴドシン将軍。本国からあなたの逮捕命令がきております」
船長は通信文書をこれみよがしに広げて、粛々と要件を伝えた。
「逮捕命令?」
ふん、と将軍は鼻をならした。
「罪状は」
「武器の密輸、隊の私兵化、ならびに軍用費の横領、といったところですかな」
将軍はせせら笑った。
「なにを根拠に。私は陸軍の命令に忠実に従っているだけだ。第一、貴様ら海軍が私を捕まえるなど越権行為も甚だしいではないか」
「いやいや、それがそうでもないのですよ」
ポービズリーがわって入る。彼は通信文の最後を示した。
「これは軍事命令ではありません。女王陛下の署名入りの勅命です」
「なんだと」
ゴドシン将軍は鼻白み、通信文を引っ手繰ると穴があくほど見、そして青ざめた。
「馬鹿な、なぜ、こんな」
「実を言いますとね。あなた方の目論見が他国に漏れたんですよ。もし新兵器なんてものを船に積み込んだら、周辺諸国が連名で我が国に抗議すると、そういう警告がありまして」
ちらりと、ポービズリーは異国の女領主のほうを見、そして将軍に向き直った。
「本国は大騒ぎです。なにしろ陸軍が勝手にやったことですからね。責任追及でしばらく荒れるでしょう。そうなると誰が主導していたか、ということになるのですが……」
芝居がかった仕草で肩をすくめると、ポービズリーは宣告をつきつけた。
「つまりあなたは体の良い犠牲というわけです。まあ知らなかったとはいえ吸血鬼を相手に取引を行おうとしていたのですから、どのみち逮捕と追及は免れないかと」
船長が手をあげ、海軍所属のロンビオン兵たちが将軍を取り囲む。陸軍の兵士たちはうろたえ、何もできなかった。女王陛下の君命とあらば、下手な手出しはできない。
「おまえたち、何をやっている! こいつらを退けんか! ええい放せ!」
拘束しようとした兵士の手をはらい、将軍は腰の拳銃に手をのばす。
鈍い音がした。
ゴドシン将軍は白目をむいて膝を折り、気絶したまま石畳に倒れ伏す。
その後ろで銃床を軽く叩き、持ち主の兵士にそれを返したあと、副長が船長に報告した。
「銃を手にしようとしましたので、危険と判断し、制圧しました」
「君がやる必要はあったのかね」
「合法的に憂さを晴らす機会ですよ、他人に譲るわけないでしょう」
「お見事ですな」
壇上から降りたシャペオン夫人に、ハーダー男爵が語りかける。
「ありがとう。男爵様にも、ご協力を感謝いたしますわ」
「いえいえ、本来、全て我々がすべき仕事だったのです。お手をわずらわせて申し訳ない」
「そんなことはありません。それに、ちゃんと見返りはいただきますわ」
男爵は頭をなでた。
「さて、いかなるものをお望みですかな」
「私、この街へは自分の国で使う時計を求めに来ましたの。ベルランフィエの工房は面白いところだったわ。あそこで作られた時計なら、きっと素敵な仕上がりなんでしょうね」
「これはお目が高い」
夫人と男爵は互いに笑いあった。
二人の貴族の姿を見ていたベルランフィエの技師の一人が、同僚から肘をくらった。
「おいぼさっとするな。運ぶぞ」
「おう、すまん。それにしても上手くいったな」
「ランゼルが知ったら泣いて喜んだだろう。自分が携わった時計が役に立ったんだから」
彼らがどさくさに紛れて運び出そうとしているのは、白い布をかぶせられ、壇上に置かれていたものである。
その正体は、二日前に展示会場の商工会館から工房へ戻された大時計だった。
ランゼルが苦心して調節した、水と音と光で楽しむ時計魔法陣。それはあらかじめ記録した姿を霧に映し、同時に声を流すことで、あたかも本物の人間がいるかのように見せるもの。彼らはそれを用いてウィゼアの幻を作り上げたのである。
彼らの立てた作戦はこうであった。
まず幻のウィゼアを人々に見せる。
次にデッケンベルターが、ウィゼアに似せた、地下水道から回収した人形と共に飛竜に乗って現れ、まるで壇上から彼女をかっさらったように見せかける。
こうして中央の注意を偽のウィゼアに向けさせることで、隙を作る。
そして本物のウィゼアは……。
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