第6話
森の中に戻ってみると、スケッチブックに描いたキノコの家と、大きな木が出来ていて、大きな木には、上の方に家らしき物が見え、屋根もついていた。少女は、ドキドキしながら、はしごを登って行った。
すると、そこは、床が木で出来ていて、屋根もしっかりあり、雨が降っても大丈夫そうだった。
木の中の家には、住んでいるけど、キノコや木の上の家は、初めてで、少女は、歓喜した。
そして、キノコの家に、戻ると、こびとになった気分になり、のんびり過ごした。
そして、家に帰ると、夜でも道がわかるように、木々を描き、そこにランプに似ている花をいっぱい描いた。
描き終わると、色を塗り、ピンクや水色やカラフルな花になった。
その夜、少女は、家を抜け出し、森へ行った。森は、彼女の描いたように、木々に、花が咲き、きれいに光っていた。ピンクの花は、とても可愛かった。大きな木や、キノコの家まで、導くように、花は、咲いていた。
大きな木のところまで、辿り着くと、木の上に登り、森を見渡した。
森は、静かだった。でも、全然怖くなかった。少女は、眠くなり、木の上で、うとうと眠り出した。
肌寒くなると、目が覚め、自分が寝てしまったことに気付き、木から降りると、急いで、花の道を通って家まで、帰った。
寒くなっても、寝ていたからか、少女は、風邪を引いた。
しばらく、森に行けなくなったので、少女は、ベッドの上で、スケッチブックに、色々な絵を描いた。
お菓子を、いっぱい使った家や、変わった花を想像して、描いた花や、優しい熊さんや、懐っこい兎や、思いつくまま、描いていった。
風邪が治り、森へ行くと、花は、まだ、光っていなかったけど、あった。奥へと進むと、なんか、甘い美味しそうな匂いがした。少女は、匂いを辿り、歩いて行くと、そこには、お菓子で出来た家があった。
少女は、喜んで、その家の中に入った。中は、いっそう甘い匂いで充満していた。お腹がすいた少女は、壁になっている、一部のチョコレートを、外して食べた。とても美味しかった。
だから、お腹いっぱいになるまで食、、さべると、お菓子の家を、出て、風船で出来ている家を、見つけた。いっぱい風船を付けた家の中も風船らしく、少女は、飛び乗った。
すると、ポンっと音がして、彼女の重みで、地にいったんついたんだとわかった。すると、森の木々を避けながら、風船の家は、宙に浮き、空へと登り出した。森を無事に抜けると、緑色の森が、一通り見れた。
風船の家は、また、元の位置に戻ると、木々をよけながら、地についた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます