第3話


昼ご飯の時間がきて、おじいちゃんは、牛の乳を絞っていた。少女は、畑に行き、人参とトマトと赤かぶをカゴに入れて帰った。畑は、少女の足では、家から少し離れていたので、危なく思っていたおじいちゃんは、少女が嬉しそうに、たくさん野菜の入ったカゴを抱えている姿を見て安心した。


二人は、仲良く料理をして、出来上がると、一緒に食べた。食べ終わると、後片付けをしている少女に、おじいちゃんが、「これから、街に下りるから、あまり遠くには行かず、家で留守番する様に」と言うと,支度をして、出掛けた。




少女は,急いで洗濯物を取り込むと、森へ入ろうと思ったが、おじいちゃんの言うことを聞いて、部屋の中に戻ると、スケッチブックを出して、絵具で色を塗り始めた。終わると、スケッチブックを出窓にひろげて乾かした。


そして、うとうと眠り始めた。

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