第3話 お馬鹿な魔王 前編
とりあえず、登校中だが 治す方法を思案している。何故こんなことになったのか...うーん、わからん
聞くか、うん それしかない
「なあ、昨日何か特別なこと したか?
普段やらないこととか...」
とりあえず、無難なところを攻めよう
「昨日はねー、何か部屋がいきなり魔法陣で囲まれて、爆発したんだけど、
何も起きてなかったから、いいやって
寝ちゃった♪てへっ」
てへっ じゃねえぇよ絶対原因それだわ
はあ...
────ドシン
「あっ、すいません...」
あー、今日は厄日だな...そんなことを思いつつ、手を差しのべると────
かわいい、女の子だった
撤回 今日は吉日 誰がなんと言おうが吉日 そう思うことにした。
「大丈夫?怪我してない?」
「うわっ...紳士みたいな言葉遣いになってる。明日は地震かな?」
それと匹敵するくらい、凄いことが
お前の身に起こっていることを、自覚してくれ...
とりあえず、早く起こさないと嫌わちゃう。
そう思ったのだが────
パシッ────
え?弾かれた?もう嫌われた?そんなことを考えていると
「気安く触るな」
「我は、魔王の子だぞ」
「は、はあ...」痛い子なのかな?まあ、角生えてて、以下にも感出してるけど
「大丈夫?」
その時、何故か 嫌な予感がした
「ふん、そんなことより お主!」
「え?あ?はい、何でしょう?」
お主、最近...何か女体化した奴おらんか?」
「え?いや、別に... それが、どうかしたんですか?」
「いや、何 そいつが次の勇者候補...
らしくてな お父様がそ奴の性別反転させてやるから、狩ってこいと」
「ああ、じゃあ頑張って下さい」
ガシッ え? 嘘 これ以上めんどくさいことが増える?嫌過ぎる
「えーっと、どうかなされました?」
「いや、心当たりはないか?もし、あるなら 案内して欲しいのだが...」
「いや、ないですね!すいません」
スタスタ スタスタ
「ちょっと待ってよ」
「あー、ごめん」
「どうして、そんなに急ぐの?」
え?お前、本気で言ってる?多分命の危機なんだけどなあー
「いや、さっきの子 女体化がどうのこうのいってたから、お前の可能性あるなあーって思って」
「まあ、確かに。これはさっさと実力上げないとねー」
って、こんなこといってるけど こいつ魔法だけなら、先生達のお墨付きだからなあーといやーすげーわ
んで、どうしようかこれ
逃げるが勝ちなんだろうけど
あの自称魔王をどうすればいいんだ
そして隣にいるこいつは、勇者候補ねえ...
突っ込みが間に合わないだと...
幼馴染が女体化したので、取り戻す旅に... 水無月未奈 @Teriyaki765
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