第三章 Absolute Beginners②
「ふあああああ。あったまいてぇ……」
あきらかに二日
(あれ? あのおっさんは……昨日の?)
「おっ、来たな。兄ちゃん。いや、もう兄ちゃんじゃねーな」
社長はあくびを
「昨日自己
そういうとヴィンセントは
「
ニカッと顔を
「……社長ここは
背の高い女性は一応という感じで敬語を使っている様な
「まぁまぁ。ティーちゃん、固いこと言うなって。昨日の酒はスカウトっつー仕事だったんだからよ。今日の遅刻は
「誰がティーちゃんだ! この不良中年が」
「おーコワイコワイ。そんなんだから
そこにいたもの全て、
「えー、社長は体調が
誰も何も言う事はできなかった。その女性の目は何か言おうものなら確実に仕留めにくるという事を
「ドハーティ。お前はフラワーズの
「えっ!?」
「なっ!?」
ホールデンとメグは同時に
「何か文句でもあるのか?」
「「い、いえ……」」
鋭い
「ドハーティ! 何をしている早く席に着け!」
「はいっ!!」
ホールデンは秒で直立不動になり新兵の行進よろしく、席に向かった。メグの後ろにはサリーがおり、苦笑いの部類に入る笑みを浮かべていた。
すちゃっと席に着くと、
ホールデンはその雰囲気と戦うので必死であった。この
「や、やあ……
「ごきげんよう。今は入社説明の途中ですから話しかけないでくれますか」
話す内容はもっともなのだが、隠しきれない
「……
「ですから話しかけないで頂けますか?」
無感情な笑顔を向ける。
「すみませんでした……全面的に俺が悪かったです……」
小声だがしっかりと
後で謝ってもよかったが、謝罪は早いに
「あんな事をしたんだから
ホールデンの
「えっと……。君はわからないけど、俺はああいった事をするの初めてだったんだ。それで気が舞い上がっちまってあんな失言を……」
すると、メグはプルプルと身を
「ウ、ウチも初めてやったのに!!!!!」
会議室中に
メグはすぐに我にかえり、顔を
「静かにしろ。何が初めてかは知らないが、今は貴様の発言する時間ではない」
「っっっ」
メグは先程よりも
ホールデンは
「
仕切り直しだと言わんばかりに先程から場を仕切っている社長をぶちのめした麗人は、社長よりも
「私がラロケット・インク専務
ここにいた全ての新入社員は社長の
「毎年の慣例でな。お前らには自己紹介をしてもらう。
「はい!」
サリーは静かに立つと、常時の
「
優等生の
続々と自己紹介が続いて行き、ホールデンの番が回ってきた。
ホールデンが前に立つと、新入社員達から私語が聞こえてくる。
「──ほら、例のホールデン・ドハーティよ」
「──あんな事しておいて、
「──俺だったら生きていけねーよ」
色々言われているがそのほとんどが
「
自分の【遊び人】という
「おー全然聞こえねーよ。昨日の男らしいお前はどこにいったんだぁ?」
復活したヴィンセントが茶々を入れる。それを
「
まばらな
「おいおい。お前には
新しい煙草に火を付けると、ヴィンセントは
余計な事を、と思いながら力強くホールデンは言う。
「……俺の目標は世界一の金持ちになる事です」
その言葉は静かに響き
「お前やっぱりおもしれぇな。この人数を前に
ヴィンセントは煙草を
「男ならそれぐらいでけー目標があった方が成長できるってもんだ。自分の身の
いつの間にかヴィンセントの話をその場にいた全員が
「まっ、俺にはできなかった事だけどよ……」
ヴィンセントは
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