知識と経験の共有

第28話 サイド彼

　彼は移動しながら周囲にいるアメーバ達を物色していた。

　どうも、先に食べたやつらとそんなに変わらないんだよな・・・。これじゃ、うまいやつに出会うのは当分先になりそうだ。

　・・・闇雲に動き回るのは止めて、レベルを上げて何か探索に有用なスキルの獲得をした方がいいか。

　彼は１日ほど移動をし続けた結果、周囲にいる者たちへの失望と共に、新たな展開を求めて力をつけていく。

　そしていつもの自分を喰らうレベル上げが始まった。

―――

種族魔子アメーバレベル２を獲得しました。

スキル魔子探知が獲得しました。

スキル魔子操作が獲得しました。

スキル魔子生成が獲得しました。

種族聖子アメーバレベル２を獲得しました。

スキル聖子探知が獲得しました。

スキル聖子操作が獲得しました。

スキル聖子生成が獲得しました。

―――

　彼が新たに取得した種族魔子と聖子アメーバは、彼女によって生み出された、魔子と聖子を自らのHPを使用して生成する種族である。

うーっし、とりあえずステータスは後回しだ、一気にマナアメーバまで行くぞ。