第27話 サイドディプテラ

 地上からおよそ5m程のところを飛行し移動している彼は、探していた彼女を見つける。


「母様!」

「あら?」

「やっと見つけましたよ。」

 ディプテラは探していた母様を見つけると速度を上げ、即座に念話の影響圏に母様を入れ声を掛ける。

「私を探していたのですか?」

「はい!母様の近くにこの私を置いて下さい。」

「う~ん、良いでしょう。」

 このディプテラは空中という視点の高さと、飛行できるという強みを使い、無事母様と合流できたことに安堵しつつ、幸福感に包まれていった。


 あー、母様これからずっとずっと一緒に居られます。

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