第9話
彼・・・、いや彼女だね・・・は大分成長してきましたね~。今後どのような成長をしてくれるのか楽しみなところです。
が、彼女以外の生命が一向に生まれないのがね~。現状のシステムではまだまだ自然発生する確率が低いのでしょう。何かしらテコ入れをした方が、良いかもしれませんな。
※※※
さて、私たちも大所帯になってきました。今現在各所で作られた「作物」達は、私自身移動して回収しているのですが、どうして時間がかかっていけませんね。
なので、新しい役割を持つ子を創造しましょうか。
彼らには運搬を担ってもらいます。各所で作られた「作物」達を全体で偏りが生じないように調整する役割と、私のところに経験値とするために運んでくる役割。主なお仕事はこの二つですね。
では、この役割を任せるにあたって必要なスキルを先に考えないといけませんね。生憎と私は運搬に関係するようなスキルはまだ取得できていないですから。
まず、必要になるのは保持しその状態を維持できる機能、それからそれらを持ちつつ円滑に移動できるようになる機能ですかね。
う~ん、なんかこれ今あるスキルで何とかなりそうではありますね。各所で「作物」を食べレベルに変換して、スキルレベル注入で渡す。
うん、後は移動に関するスキルだけどうにかして用意すれば良さそうです。
そうなると、それに関する能力を獲得するにはどうしたらいいでしょうか。現状私たちは全身を使って移動しています。
現在彼女達アメーバは仮足を用いて移動をしている。
この仮足は細胞膜の一部を突起させ、その部分に体の内容物を移動させながら、さらに伸長させていき移動する方法である。この方法であれば、移動できるだけの空間が確保できていれば大抵の場所で移動が可能であるが、全身を使っての運動である為どうしてもスピードで出にくいのである。
なので、ここはそれ専用の部位を用意してしまいましょう。現在私たちは多細胞生物として、細胞数を増やしています。この細胞の一つを移動することに特化した形状に変化させればいけると思います。
私たちは、今水中にいるとので・・・水を掻く事が出来る形が望ましいですね。こう~、膜の表面を伸ばして・・・、
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種族水棲アメーバが解放されました。
―――
あら、スキルで獲得するものと思っていたのですが、種族解放ですか。まあ、予想と違いましたがいいでしょう。レベルを上げて取得しましょう。
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レベル60
取得種族
アメーバレベル42
マザーアメーバレベル42
水棲アメーバレベル10
水中で自由に活動できるように進化したアメーバ。
鞭毛や繊毛を駆使し縦横無尽に移動する。
取得職業
ファーマーレベル2
取得称号
原初生命体・創造者のお気に入り・自分殺し・自分喰い・同族殺し・同族喰い
スキル
捕食レベル44・細胞分裂レベル43・畑創造スキルレベル41・レベル注入レベル41・ファーマー創造レベル41・念話レベル41
ステータス
生命力44
魔力44
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不定形の体から一本長い鞭毛を生やし、全身の所々に繊毛を生やした1㎤程のアメーバがそこにいた。
これは、なかなか快適に移動できますね。今までとは段違いの機動性です。
これで運搬に必要と思われるものは用意できました。
では、早速始めましょう。
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細胞分裂が行われました。
レベル10ダウンします。
種族アメーバレベル1ダウンします。
種族水棲アメーバレベル1ダウンします。
スキル捕食レベル1ダウンします。
スキル細胞分裂レベル1ダウンします。
スキルレベル注入レベル1ダウンします。
スキル念話レベル1ダウンします。
細胞分裂が終了しました。
キャリアー創造が解放されました。
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ふ~、無事終えることが出来ましたね。さて、これでグータラ生活が謳歌できますね~。その為にはまず、レベルを上げてキャリアー創造のレベルを上げて効率の向上をして、数を増やしていなないとね。
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レベル49
取得種族
アメーバレベル41
マザーアメーバレベル42
水棲アメーバレベル16
取得職業
ファーマーレベル2
取得称号
原初生命体・創造者のお気に入り・自分殺し・自分喰い・同族殺し・同族喰い
称号アメーバコロニー中枢を獲得しました。
コロニーに所属するアメーバの各行動に上昇補正:微少
スキル
捕食レベル43・細胞分裂レベル42・畑創造スキルレベル41・レベル注入レベル40・ファーマー創造レベル41・念話レベル40
キャリアー創造レベル15
レベルを消費して運搬をする眷属を創造する。
生命力を消費しての細胞分裂も可能。
ステータス
生命力44
魔力44
―――
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