第5話
さて、レベル上げをするためにまずはかわいいかわいい畑ちゃんを作らないとね~。
―――
細胞分裂が行われました。
レベル7ダウンします。
細胞分裂が終了しました。
―――
じゃ、頑張ってね~。
―――
スキル畑創造が解放されました。
―――
え?畑創造って・・・。もしかしてこの目の前の存在ですか?
あ~、自分で畑ちゃんとか言っておいてなんですが、このスキル名は何とかならんかったのでしょうか?
「いやいや、自分で言ったことには責任を持ちましょうよ。」
少しニヤニヤしたような感じを受ける物言いをしつつ、創造者は久しぶりに声を掛けた。
そうなんでしょうけどね~。それそのまま名前にするあなたの感性もそれはそれでどうなんでしょう。
あ、あれ?
もう反応なしですか、そうですか。
※※※
―――
レベル40
取得種族
アメーバレベル27
取得称号
原初生命体・創造者のお気に入り・自分殺し・自分喰い・同族殺し・同族喰い
スキル
捕食レベル27・細胞分裂レベル27
畑創造スキルレベル27
経験値を取得できるナニかをレベルを消費して生み出すスキル。
生み出すモノは生み出す存在によって左右される。
ステータス
生命力26
魔力26
―――
とりあえずここまで上げたが特に変化はないな~。
しっかし、畑創造スキルの説明雑すぎるだろうよ。ナニかってなんだよ・・・。
まあ気にせずに行こう。
―――
畑を創造しました。
レベル13ダウンします。
―――
※※※
―――
レベル50
残りLP3
取得種族
アメーバレベル38
取得称号
原初生命体・創造者のお気に入り・自分殺し・自分喰い・同族殺し・同族喰い
スキル
捕食レベル38・細胞分裂レベル38・畑創造スキルレベル38
ステータス
生命力38
魔力38
―――
ふむ、まだ変化はなしかー。
今目の前には、レベル7と13の畑があるわけだな。この畑のレベルは上げられるのかな?今までは何かしら分ける形でしかレベルを消費していなかったが、なんとなくだがレベルが抜ける感覚は掴めている。
よし、やってみよう。
彼は目の前にあるレベル7の畑に意識を向け、自分の中にあるレベルが抜き出される感覚を思い出した。そして、その抜き出されていくレベルを畑に注入していく。
―――
レベル12をレベル7畑に注ぎ込みました。
レベル7畑はレベル19畑にレベルアップしました。
スキルレベル注入が解放されました。
―――
よし、うまくいった。今までの繰り返しが無ければこんなには簡単にはいかなかったろうな。
しかし、こうなってくると畑を管理する存在が欲しくなってくるな~。
今はレベルと種族レベルに差がないから、とりあえずこれはレベル50に戻してから試してみよう。
※※※
―――
レベル50
残りLP3
取得種族
アメーバレベル40
取得称号
原初生命体・創造者のお気に入り・自分殺し・自分喰い・同族殺し・同族喰い
スキル
捕食レベル40・細胞分裂レベル40・畑創造スキルレベル40
レベル注入レベル40
指定した対象に自身のレベルを注入することが出来るスキル。
ステータス
生命力40
魔力40
―――
では、畑を管理する存在を作るわけだが。レベルを使用するのは当たり前だとしてだ、畑の管理を任せるのだから畑創造スキルも使用しよう。後は畑を創造するにあたってレベルアップをさせたいから捕食スキルも必要っと。さらにレベル注入も与えるっと。
これで、畑を創造し自分で管理に必要な経験値を取得し、それで上げたレベルを畑に注入できるようになる存在を作れるはずだ。後はこれを私が制御下におけるかどうかだが。これに関しては多分問題ないだろう。畑創造も元は細胞分裂スキルから生まれたスキルだからね。作り出すときの私の意志でコントロールできるはずだ。
では、始めよう。
―――
レベル10ダウンします。
捕食レベル1ダウンします。
細胞分裂レベル1ダウンします。
畑創造レベル1ダウンします。
レベル注入レベル1ダウンします。
スキルファーマー創造が解放されました。
―――
よし、無事作り上げることに成功した。
では、残ったLPを消費してファーマー創造を獲得しよう。
―――
レベル40
取得種族
アメーバレベル40
取得称号
原初生命体・創造者のお気に入り・自分殺し・自分喰い・同族殺し・同族喰い
スキル
捕食レベル39・細胞分裂レベル39・畑創造スキルレベル39・レベル注入レベル39
ファーマー創造レベル3
レベルを消費して畑を管理する眷属を創造する。
ステータス
生命力40
魔力40
―――
ふむ、眷属か・・・。意思疎通できるかな。
「やあ、はじめましてこれから君には目の前にある畑の管理を任せようと思う。」
「はい、解りましたマスター」
―――
スキル念話が解放されました。
―――
お?新しいスキルも獲得できたな。いいね~、今回は二つもスキル解放出来たよ。
生み出したファーマーも意思を通い合わせてみた感じ問題はないと思えたし。良かった良かった。
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